皆さんこんにちは。いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。手稲渓仁会病院卒後3年目医師の増田です。本日は超音波検査室での研修について紹介させていただきます。
研修医になると、夜間の救急外来や救急車対応の業務をすることが多いです。救急外来では、エコーが必要な場面が多くあります。例えば、外傷でのFAST(focused assessment with sonography for trauma)や、胆嚢炎の診断などです。また、最近では臨床医がベッドサイドで診療の一環として行う超音波検査は、POCUS (point-of-care ultrasound)と呼ばれています。当直帯は超音波検査士さんが不在のため、医師が直接検査を行い、評価しなければなりません。エコー診断に自信が持てない研修医も多いと思います。
このような弱点を補強できる環境が当院にあります。私は初期研修医2年目の選択科で1ヶ月消化器内科を選択し研修しました。指導医数も多く、フレキシブルな研修ができる診療科であり、私の場合は空き時間がある度に超音波検査室に足を運び、超音波検査士さんにエコーの見方を教えてもらいました。胆管・胆嚢の評価の仕方や下肢静脈エコーなど、自分の苦手分野を中心にマンツーマンで御指導いただきました。優しくて指導熱心な検査士さんが多く、非常に恵まれた環境です。
COVID-19が落ち着いてからになってしまいますが、もし体験してみたい学生さんがいたら是非見学にお越しください。北海道でお待ちしています!