2021-09-16

渓仁会におけるコメディカルの方々との関わり

はじめまして! 手稲渓仁会病院PGY2の近藤です。今日は当院の研修の魅力のひとつであるコメディカルの方々との関わりを紹介したいと思います。

このブログの読者のみなさんは医学生の方が大半だと思いますが、医師国家試験ではコミュニケーションを直接問われることは少ないかと思います。しかし、実際に働き始めると、他職種とのコミュニケーションなくして僕たちの仕事は成り立ちません。当院ではコメディカルの方々との距離が非常に近く、一緒に働く中でとてもたくさんのことを教えていただいていると常に感じます。その一部を紹介します。

職種ごとに例を挙げると、管理栄養士の方は患者さんにとってより良い栄養や食事がないかを考え、多くのアドバイスをしてくれます。薬剤師さんは患者さんにとって良い薬剤の選択や、当院で採用がない薬の処方の仕方などを細かく丁寧に教えてくれます。リハビリのPT、OT、STさんは患者さんのリハビリを行ってADLを維持するだけでなく、患者さんと長い時間接することで、些細な変化にも気づき、その変化を教えてくれます。事務の方は迅速にさまざまな書類仕事をこなし、診療が円滑に進むようにサポートしてくれます。また、検査技師さんは検査のモダリティに関してのアドバイスや、検査結果に関しても解釈の仕方などを教えてくれます。そして、看護師さんは僕たち研修医以上に長い時間患者さんに寄り添い、患者さん一人ひとりの状況を把握し、逐一必要なことを教えてくれます。

また、何より思うことは、当院で働く人たちはとても友好的に接してくださる方が多く、どの職種の方とも非常に働きやすい環境であることです。何を聞いても、嫌な顔ひとつせず(内心忙しいときには嫌がっているのかもしれませんが)教えてくださいます。ここ1年ほどで得た知識の多くは、コメディカルの方から教えていただいたことだと思うくらい、当院のコメディカルの方は知識も豊富で、人間性もすばらしい方が多いと感じます。他院で研修をした先生も、当院が一番働きやすい病院だと言っていましたが、実際に働いていて人間関係で困ることはないと言っても過言ではないと思います。

また、当院の特徴のひとつとしてNight floatというローテーションがありますが、そのNight floatの昼の時間を生かして昼間に各部門(例:細菌検査室、栄養部、薬剤部など)を見て回ることができます。そうすると、各部門の方がどのようなことを研修医に求めているのか、直接肌で感じることができます。非常に魅力的な時間です。

以上、当院におけるコメディカルの方との関わりとご紹介しました。COVID-19の流行が続いていますが、ぜひとも一度当院へ遊びに来てください!