レジナビFair仙台へ参加します!
医学生のみなさま、こんにちは。臨床研修支援室 事務局です。
10月2日(日)に開催されるレジナビFair仙台に参加予定です。ブースはC−09です。
指導医(総合内科)、PGY2研修医1名、PGY1研修医1名、事務局1名の計4名で、みなさまをお待ちしております。
レジナビFair仙台の詳細、参加申し込みは
こちらhttps://www.residentnavi.com/rnfair/133から
医学生のみなさま、こんにちは。臨床研修支援室 事務局です。
10月2日(日)に開催されるレジナビFair仙台に参加予定です。ブースはC−09です。
指導医(総合内科)、PGY2研修医1名、PGY1研修医1名、事務局1名の計4名で、みなさまをお待ちしております。
レジナビFair仙台の詳細、参加申し込みは
こちらhttps://www.residentnavi.com/rnfair/133から
こんにちは。研修医2年目の福長です。
今回、由仁町立診療所で1ヶ月間外来研修をさせていただきましたので、ご紹介します。
由仁町に来てまず感じたのは、人の温かさと皆で支え合っているという雰囲気です。前日にはすでに宿舎に入るため、事務長さんと顔を合わさせていただいていたのですが、思いがけなく地域のお祭りに連れて行っていただきました。その時には、『○○さん、元気?』と挨拶や声かけが目の前を飛び交い、とても印象的でした。事務長の桐越さんが、地域に愛を持って、長年働かれてきたことを感じる場面でもありました。
次の日から病院に出勤した際にも、たくさんのスタッフの方が私のことを名前で呼んでくださり、興味を持って親切に接してくださいました。大規模病院で研修をする環境に慣れていたこともあり、警備の方、薬剤師の方、技師さん、看護師、清掃員の方、スタッフ一人ひとりがお互いに名前や、どのような人かを知っていて、個を大切にしている環境を知り、ある種責任を感じることもありましたが、人に接する際の優しさを勉強することができました。
一般外来研修という名目でこちらに来たわけですが、由仁町という地域、そしてここで由仁町立診療所がどのような歴史で地域を支えてきたかにも興味が湧きました。
由仁町は南空知地域のひとつで、冒頭に写真でお示しした由仁ガーデンが観光名所として有名です。医療的視点でいうと、人口減少・高齢化や在宅医療のマンパワー不足に悩まされるという側面を持った地域でもあります。由仁町立診療所は近年、在宅医療の特に都市部への偏りを社会的問題と考え、その解決に対して、さまざまな取り組みを行ってきました。けあれんという在宅医療医師、多職種の集うオンライン勉強会や、看取りに関してコメディカルと共に学べる勉強会など皆で協力する場所作りもありますし、またこれら勉強会が持続可能であるために由仁が中心となるだけでなく講師を依頼することで、個々の学習意欲を高めるなどの工夫なども行っています。病院としては2020年より24時間の訪問診療を開始しており、マクロな視点から言うと、中核病院への在宅医療集約化という意味合いでまさに変革の真っ最中といったところです。
詳しくは、由仁町立診療所 島田医師の紹介にある地域包括ケアをテーマにしたパワーポイントにその説明を譲ろうかとは思いますが、【家庭医療とは】【地域との連携とは】こういったことに関して体系的に言葉で講義までしていただける環境はあまりないのではないかと思います。
診療上でも「土地柄」を実感することは多々ありました。高齢者や農家の方が多いので、農作業ができない冬期間ならではの体調管理があり、夏期間は日差しが強い中での作業も多く、またなかなか職場を離れることができない酪農家の方にもお会いしました。そういった知らないことを学びながらの診療は、難しいながら「まちのお医者さん」になれたような感覚があり貴重な経験でした。余談ですが、時折患者さんからお野菜をもらうこともあり、日々の生活の大変助けになっていました。
長くなりましたが、さまざまな場面での交流を通じて、心豊かに日々の生活を楽しめる研修先でした。医療とは何かを考える上で、由仁での研修は事あるごとに思い出す場所になるだろうと感じます。いつかこの場所の支えにもなれる存在になれるよう努力したいと思います。