初期研修医デスク 照沼先生の場合
こんにちは。当院では、この春18名の新一年生をお迎えしました。
今回は研修医のデスクを紹介します。
紹介してくださるのは照沼先生です。2年目のデスクに引っ越す前にインタビューしました。
−今日はよろしくお願いします。
照沼 よろしくお願いします!
−早速ですが、先生のデスクはどのような感じですか?
照沼 私のデスクは端っこなので、入職した当時は同期の席との距離が遠いし、席の周りは暗いしで、すごく寂しかったです。でも、最近はここにいると自分の空間という感じでアットホームにやっています。席の反対側には3年目のお兄様(※)たちもいて、何でも聞けます。
(※)当院では専門研修に進まず、初期研修3年目を選択することができます。初期研修3年目を海外留学の準備などに充てられる先生もいます。
−デスクに何冊か本が並んでいますが、買う、買わないはどういう基準で決めていますか?
照沼 本の内容はすぐ古くなってしまうし、お金もかかるので、あまりたくさん買わないようにしていて、UpToDateを使うようにしています。購入するか迷った時は、先輩や周りの人に聞いたりしています。例えばこの『初期研修医・総合診療医のための小児ファーストタッチ』は、情報がたくさん載っていて、出典もしっかり載っているところがいいと思い買いました。
−出典などもしっかりみて決めるということですね。
照沼 そうです。あと、私は小児科志望というわけではないので、あまり専門的すぎても…と思っていて、初期研修医が知っていればいいことに絞って載っているところがいいと思いました。この本のように、特に救急外来で役に立つ情報、例えば入院・帰宅の判断基準や、再診のタイミングなどは、患者さんへの説明によく使うので、そういう情報が載っている本を選ぶといいと思います。
−症例プレゼンの本もありますが、プレゼンはうまくなりましたか?
照沼 プレゼンはまあグダグダですね(泣)。
−本はあまり役に立たなかったですか?
照沼 最近は他に勉強したいことも多く、買っても結局あまり読めていないんです。でも、救急外来のローテでは2年目の先輩がプレゼンの型を教えてくれて、たくさん練習もさせてくれたので、そのおかげで何となく型を掴めてきた感じですかね。あとはこんまり先生(※)が英語でのプレゼンを教えてくれるので、それも勉強になりました。
(※)こんまり先生は、英語でも日本語でも何でも初期研修医の相談に乗ってくれる、臨床研修部所属の優しい女性の先生です。
−よければ、引き出しの中を見せてもらえますか?
照沼 下の引き出しは…食料品です。
−大量のレーズンは何に使うんですか?
照沼 シリアルに混ぜて食べます。今月はお菓子がちょっと少なめですね。
−カップ麺は購入したものですか?
照沼 カップ麺はコロナが流行した際に支援物資としていただいたものです。あっ、クッキー余ってるけど食べる?
−ありがとうございます。
照沼 3ヶ月以上前のだけど。
−ブフォッ!
照沼 (笑)
−ほ、本日はありがとうございました…。
照沼 また何か聞きたいことあったら聞いてね〜。
ということで、照沼先生から興味深いお話をうかがうことが出来ました。
それでは、また次回をお楽しみに。