2023-08-18

TKHモーニングレポート

こんにちは!研修医2年目の照沼と申します。

2年目の研修医には、本ブログを担当するSNS係をはじめいろいろな係があり、それぞれが重要な役割を担っています。私は3人いるモーニングレポート係のうちの子分②ですが、代表して当院初期研修の特徴の一つである「モーニングレポート」(以下モーレポ)についてご紹介します!

○モーレポとは?

モーレポとは、ほぼ毎朝行われる1時間の研修医の教育のための時間です。内容は多様であり、当院指導医によるレクチャーの日もあれば、研修医による症例発表(日本語も英語も!)、エコーなどのハンズオンセッションなど、さまざまな形式で朝の学びの時間が確保されています。不定期で当院初期研修の卒業生による講演も行われ、海外で活躍されている先生や研究などアカデミアに専念されている先生の話も聞くことができ、キャリア形成の参考にもなります。

開催時間は7:30-8:30と早いですが、意欲的な研修医仲間とともに、学びの多い時間となっております!

○日本語モーレポの内容は?

救急対応、よく診る疾患の診断や初期治療、よく使われる薬について、感染症診療の基本、小児科の診察方法など、初期研修医としてマスターしたい基礎的な内容が中心となっております。レクチャーを担当してくださる指導医の先生方は皆とても教育熱心であり、モーレポは日々の臨床で浮かぶ疑問を解消する場としても重要と感じます。

また、レクチャーを受けるだけではなく、研修医が積極的に発表する機会も多くあります。症例を提示してディスカッションを行う症例検討会や、ローテートした科で勉強したことを共有する研修医発表などを通して、発表する研修医にとっても発表を聞く研修医にとってもアクティブに学ぶ機会となっています。

○英語モーレポとは?

当院の英語教育の一環としてモーレポは大きな役割を果たしています。英語モーレポは毎月のモーレポの半分弱を占めており、米国人医師によるレクチャーと当院研修医による症例発表が主な形式です。米国人医師はどなたもとても優しく、教育熱心であり、内科的な考え方をわかりやすく説明してくださいます。当院と提携しているテキサス大学 (UTMB) からは週1回レクチャーがあり、日本でもよく臨床の場面で遭遇する急性疾患の管理から、宇宙医学などの珍しい分野について話を聞くことができます。また、米国人神経内科医師により、月に1回神経内科のレクチャーをお願いしており、神経診察や神経学的異常の解釈について教えていただいています。

○英語に自信がないけど、ついていけるかな?

見学生でこれについて悩まれる方は多いです。実際のところ研修医の英語レベルはさまざまなので一人ひとりに合わせるのは難しいですが、継続的に英語に曝露されることで段々慣れて上達することを、私は同期を見てきて実感しました。米国人医師も研修医全員がネイティブでないことも理解しており、なるべくゆっくり、わかりやすく話すように配慮してくださいます。初めは全部聞き取れなくても、モーレポ内で発言して質問したり、モーレポ後に同期に確認したり、聞ける人にどんどん質問していくことで自信がつくと思います。

○モーレポのテーマは誰が決めるの?

モーレポの予定を組むのはモーレポ係ですが、随時研修医からレクチャー内容を募集しております。そのため、モーレポは研修医全員で作り上げるものと言っても過言ではありません!

○最後に

このブログを通して、モーレポの魅力は伝わりましたでしょうか?言葉だけではなかなかイメージが湧かないと思いますので、少しでも興味あればぜひ見学に来て、実際に雰囲気を味わってください!お待ちしてます!!