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全国8病院が集まって内科専門研修(専攻医)プログラム合同説明会を開催します!

みなさま、こんにちは。臨床研修部事務局です。
内科に興味のある方、将来内科を志望されている方必見のイベントをご案内させていただきます。

【合同卒業式!内科専門研修プログラム8病院合同Web説明会】
 〜専門研修の駆け抜け方〜
日時:2022年1月22日(土)13:00〜14:30
参加病院:亀田総合病院、水戸協同病院、湘南鎌倉総合病院、湘南藤沢徳洲会病院、飯塚病院、熊本赤十字病院、沖縄県立中部病院、手稲渓仁会病院
対象:初期研修医、医学生

合同説明会の参加登録は こちら から

また、終了後の14:30 より当院の個別説明会を開催いたします。専攻医、指導医がご質問に詳しくお答えします。途中の入退室もOKです。ぜひ併せてご参加ください。

手稲渓仁会病院 内科専門研修プログラム WEB説明会
日時:2022年1月22日(土)14:30〜15:30
開催形式:Zoom
事前参加登録締め切り:1月21日(金)AM9:00とさせていただきます

当院の個別説明会参加登録は こちら から

TKHマンの美幌外来研修

医学生A「初期研修で外来研修が必須になったって聞いたんだけど、ぶっちゃけよく分かんなくない?」
医学生B「てか、どこで研修しても同じじゃない?」
医学生C「それな」

皆さん、こんにちは。TKHマンの中の人ことPGY2の千田です。今回は、2020年度採用の初期研修医から必修になった外来研修について、当院の研修先からご紹介します。

当院に興味を持たれている方の中には、同じ渓仁会グループに属し、総合診療専門医を目指す後期(専門)研修先として人気の手稲家庭医療クリニック(通称かりんぱ)をご存知の方もいらっしゃるかと思います。

今まで外来研修は任意だったため、希望者のみがかりんぱをローテしたり、週1コマの定期外来を持たせてもらったりしていました。全員がローテする今年からは、かりんぱに加え協力施設に加わってくださった美幌町立国民健康保険病院や、あさひ町南大通クリニックなどから選択する形になりました。今回私は当院のトップバッターとして秋の美幌に行ってきましたので、その魅力を余すところなくお伝えできればと思います。

美幌町は手稲から車で6時間、北海道の反対側に位置する人口2万人の小さな町です。国保病院はそんな美幌町内で99床を擁する唯一の総合病院で、隣の大空町、津別町からも患者さんを受け入れています。

研修では内科系4名、小児科1名の先生方から指導を受けながら、一般外来、救急外来、訪問診療を経験することができました。緊急疾患の除外に重きが置かれる普段の救急外来とは違い、一般外来では困っている患者さんに向き合い、寄り添った診療を行うことが必要です。心身機能の加齢性変化に伴い感情面が不安定だったり、治療の希望を吐露される高齢患者さんも多くいらっしゃり、一般外来・地域医療の難しさやコミュニケーションの大切さを改めて知ることができました。

周囲に病院がない状況では、良い意味でも悪い意味でも「たらい回し」が起こらず、患者さんは説明に納得がいかなかった場合や薬が効かなかった場合など、何回でも再診されます。風邪や胃腸炎のようなありふれた疾患でも、患者さんに正しく説明し、理解してもらうことは意外と難しいのだと身に沁みて感じました。逆に適切な治療をした患者さんがフォローアップの診察に笑顔で帰ってくる瞬間からは、これまでの研修ではなかった達成感や満足感も味わえました。

国保病院では、初めて患者さんの高次医療機関への転院搬送も経験することができました。最寄りの高次医療機関まで車で30分という環境の中で、手に余る症例の見極めを適切に行う難しさを痛感しました。自分自身は手稲渓仁会病院を含め、今後もしばらくはいわゆる「頼られる病院」で勤務を続けると思いますが、「お願いする側」を知ることができたことは、今後のためにも非常に良かったと思います。

真面目な話はさておき、美幌研修では北海道の自然の豊かさ、人間の温かさを感じることも多くありました。
津別峠から美しい屈斜路湖の日の出と雲海を見たり、

車で1時間ちょっとの知床を見に出かけたり、

写真はありませんが、副院長先生宅で自家製野菜をふんだんに使った鍋パーティーに参加させてもらったり。

短い期間でしたが、美幌での経験は初期研修の思い出として自分の心の中に強く残り続けると思います。

手稲に戻り、原稿執筆時点で私の北海道生活も残り3ヶ月となりました。いよいよ本格的に雪の季節。研修もオフのウィンタースポーツも目一杯楽しんで、充実した2年間だったと胸を張って東京に帰りたいと思います。皆さんも是非、充実した研修や人との出会い、豊かな自然に恵まれた当院の見学にお越しください。

PGY2 千田

TKHマンの動画をご覧になりたい方は こちら から(事務局)

当院の動画が放映されます!「レジナビFairオンライン2021 3次救急指定市中病院特集」

みなさま、こんにちは。臨床研修部事務局です。
医学生のみなさまにお馴染みの「レジナビFairオンライン 」におきまして、このたび「3次救急指定市中病院特集」という企画で当院の動画が放映されます。
当院の動画が一人でも多くの医学生の方の目に触れ、興味を持っていただければ幸いです。

レジナビFairオンライン2021 3次救急指定市中病院特集 ~臨床研修プログラム~
日 時:11月30日(火) 18:15〜 

お申し込みは こちら から
  当日15時までお申し込み可能です

動画に登場する謎の「TKHマン」は、現在本ブログの原稿を執筆中。
記事は近日公開予定ですので、あわせてどうぞお楽しみに!

手稲渓仁会病院 Presents 「研修医と話そう!居残りトーク」開催のご案内

みなさま、こんにちは。
先日、本ブログでご案内しておりました、10/16(土)10:00からの6病院合同説明会では、たくさんの参加申し込みをいただいております。ありがとうございます!
そこで、当院の研修やみなさまの疑問な点等について、研修医の生の声でよりリアルに知っていただく機会として、同日「研修医と話そう!居残りトーク」を開催する運びとなりました。途中の入退室もOKですので、合同説明会後お気軽に是非お立ち寄りください。もちろん、服装もカジュアルで結構です。たくさんのご参加をお待ちしています。

日  時:10月16日(土)11:30~12:30
対  象:医学生
当院参加:指導医、研修医(PGY2,1)
開催形式:Zoom

研修医と話そう!居残りトークの参加申し込みは こちら から

6病院合同説明会の申し込みは こちら から

当院のスタートは10:00からです。
どうぞ宜しくお願いいたします!

渓仁会におけるコメディカルの方々との関わり

はじめまして! 手稲渓仁会病院PGY2の近藤です。今日は当院の研修の魅力のひとつであるコメディカルの方々との関わりを紹介したいと思います。

このブログの読者のみなさんは医学生の方が大半だと思いますが、医師国家試験ではコミュニケーションを直接問われることは少ないかと思います。しかし、実際に働き始めると、他職種とのコミュニケーションなくして僕たちの仕事は成り立ちません。当院ではコメディカルの方々との距離が非常に近く、一緒に働く中でとてもたくさんのことを教えていただいていると常に感じます。その一部を紹介します。

職種ごとに例を挙げると、管理栄養士の方は患者さんにとってより良い栄養や食事がないかを考え、多くのアドバイスをしてくれます。薬剤師さんは患者さんにとって良い薬剤の選択や、当院で採用がない薬の処方の仕方などを細かく丁寧に教えてくれます。リハビリのPT、OT、STさんは患者さんのリハビリを行ってADLを維持するだけでなく、患者さんと長い時間接することで、些細な変化にも気づき、その変化を教えてくれます。事務の方は迅速にさまざまな書類仕事をこなし、診療が円滑に進むようにサポートしてくれます。また、検査技師さんは検査のモダリティに関してのアドバイスや、検査結果に関しても解釈の仕方などを教えてくれます。そして、看護師さんは僕たち研修医以上に長い時間患者さんに寄り添い、患者さん一人ひとりの状況を把握し、逐一必要なことを教えてくれます。

また、何より思うことは、当院で働く人たちはとても友好的に接してくださる方が多く、どの職種の方とも非常に働きやすい環境であることです。何を聞いても、嫌な顔ひとつせず(内心忙しいときには嫌がっているのかもしれませんが)教えてくださいます。ここ1年ほどで得た知識の多くは、コメディカルの方から教えていただいたことだと思うくらい、当院のコメディカルの方は知識も豊富で、人間性もすばらしい方が多いと感じます。他院で研修をした先生も、当院が一番働きやすい病院だと言っていましたが、実際に働いていて人間関係で困ることはないと言っても過言ではないと思います。

また、当院の特徴のひとつとしてNight floatというローテーションがありますが、そのNight floatの昼の時間を生かして昼間に各部門(例:細菌検査室、栄養部、薬剤部など)を見て回ることができます。そうすると、各部門の方がどのようなことを研修医に求めているのか、直接肌で感じることができます。非常に魅力的な時間です。

以上、当院におけるコメディカルの方との関わりとご紹介しました。COVID-19の流行が続いていますが、ぜひとも一度当院へ遊びに来てください!

【医学生向けイベント情報】10月16日(土)6病院合同説明会のご案内

みなさま、こんにちは。
緊急事態宣言もさらに延長が決まり、病院見学の受け入れが叶わない状況が続いています。そこで、これから臨床研修病院選びをはじめる医学生の方々へ、WEB病院説明会のご案内です。

<参加病院>
手稲渓仁会病院、水戸協同病院、湘南鎌倉総合病院
湘南藤沢徳洲会病院、飯塚病院、沖縄県立中部病院
(1施設15分間、北から順に説明実施)

開催日時 : 2021年10月16日(土)10時スタート
対  象 : 医学生
形  式 : Zoom

当院の問い合わせ先 : tkh-junior-resi@keijinkai.or.jp

お申し込みは こちら から

たくさんのご参加をお待ちしています。

レジナビFairオンライン 2021秋 ~専門研修プログラム~に参加します!②

みなさま、こんにちは。
このたび、レジナビFairオンライン 2021秋 ~専門研修プログラム~に、前回の内科プログラムに続き、救急科プログラムが参加いたします。

救急科に興味のある方、初期研修終了後の進路として救急科を志望されている方、ぜひご参加いただければ幸いです。

日 時:2021年9月13日(月) 19:00~19:20

お申し込みは こちら から

当院の救急科については こちら から

救急科初期研修に関する指導医ブログは こちら から

たくさんのご参加をお待ちしています。

(写真は内科プログラム説明会の様子)

当院での救急科研修について

手稲渓仁会病院救急科の小野寺俊幸と申します。

当院の救急科の特徴を簡単にお話します。
札幌市の3次救急医療体制を担う救命救急センターは5つあり、そのうちの1つが当院となります。札幌を中心とした道央圏のドクターヘリ基地病院でもあり、令和2年救命救急センターの評価において、北海道で唯一のS評価を得た救命センターです。

対外的な評価はさておき、救急科研修の実際はどのようなものでしょうか。

当院の救急科研修は救急車で搬送されてくる患者さんの外来診療がメインになります。救急外来Walk inについてはNight floatが主に担当しますので、今回は割愛させていただきます。

統計的には、2020年1-12月で約5900件の救急搬送数、その中で三次救急は415件、当院へ搬送されたドクターヘリは227件、平均して1日24時間で約16.2件の救急搬送、約1.1件の三次救急、約0.6件のドクターヘリ搬送を経験することになります。その中の全てを担当するわけではありませんが、軽症〜重症まで幅広く経験し診療を実践することが救急科研修の目的です。

多発外傷症例や、他の病院では経験することができない重症症例や他の病院では対応できず転院搬送となる症例を経験する機会がたくさんあり、重症対応ではチーム診療の一端を担うことになります。やる気と診療経験のある研修医であれば、重症症例マネジメントを任されることもあります。軽症〜中等症症例のほとんどは研修医主導で初療にあたります。症例ごとに必ず救急科スタッフと確認・ディスカッションして、方針を決めながら診療を行います。

救急外来の混雑具合にもよりますが、空き時間をみて症例ごとのフィードバックを行うようにしています。正直なところ外来診療で手一杯になっていることが多く、なかなか教育まで手が回る時間がないこともありますが、研修医からの疑問・質問が積極的にある場合は、我々も積極的に時間を作って教育を行うように努めています。

また、研修医を対象としたMorning reportでも、救急科からは「ERでの外傷診療」や「中毒」、「熱傷」、「凍傷」、「低体温」などの講義を行ったりしています。

その他には、以前の研修医ブログでもあったOff the job training(実際はOn the jobとなることが多いですが)としてドクターヘリやラピッドレスポンスカー同乗による病院前診療を行う機会があります。

PGY2以上で積極的に病院前診療を希望する研修医が対象になります。
救急科研修に限らず、色んな分野での積極性を持って研修を行うことでたくさんのことを学んでほしいと思います。

以上、当院での救急科研修のご紹介でした。

レジナビFairオンライン 2021秋 ~専門研修プログラム~に参加します!①

みなさま、こんにちは。

このたび、レジナビFairオンライン 2021秋 ~専門研修プログラム~に、当院の内科専門研修プログラムが参加いたします。

初期研修終了後の進路として内科を志望されている方、内科に興味のある方、ぜひご参加いただければ幸いです。

日 時:2021年9月2日(木) 19:30~19:50
当院参加:内科プログラム責任者 山田玄(副院長・呼吸器内科)、波多野涼介(内科専攻医1年次、2021.3手稲渓仁会病院初期研修修了)

お申し込みは こちら から

モーニングレポート以外の医学教育

初めまして、手稲渓仁会病院初期研修医2年目の齋藤です。当院の研修プログラムの特徴といえば、先日浅井先生が紹介してくれた平日朝のモーニングレポートですが、それ以外にも平日夕方や週末などにさまざまな形でレクチャーやワークショップが開催されています。今回はそれらについていくつか紹介していきたいと思います。

1.感染症コンサルタント青木眞先生による感染症レクチャー
当院では年間を通して、米国感染症内科専門医であり、「レジデントのための感染症診療マニュアル」の著者である青木眞先生による感染症のレクチャーを受けることができます。過去には当院にお招きして症例検討会等も行っておりましたが、コロナの影響から昨年度からはZoom形式での感染症レクチャーをしていただいています。感染症診療の原則から始まり、各種抗菌薬・抗真菌薬などの内容を米国感染症内科研修時代の経験も交えながら、明快かつユーモアあふれるレクチャーを受けることができ、研修医だけではなく、専攻医や指導医、薬剤師の方なども多く参加する大人気の講演となっています。

2.Lonny Ashworth先生の人工呼吸器ワークショップ
Lonny Ashworth先生は米国Boise State University Department of Respiratory Careの教授で、毎年日本各地で人工呼吸器ワークショップを行っている先生です。こちらもコロナの影響で昨年度からZoom開催となりましたが、研修医1年目向けのBasicと2年目向けのIntermediateのワークショップが各2日ずつ行われました。人工呼吸器のモードや設定方法など、人工呼吸器にまだ触れたことのない研修医にも分かりやすい内容で、今年も秋以降の開催が予定されています。

3.臨床研究の教育講演会
外部から講師の方をお招きして①医療統計の基礎、②EZRを使った統計解析演習、③伝わる抄録の書き方をテーマに講演会・グループワークを行っています。教科書を読んでも解決しない疑問がある、自身の診療を振り返って明日からの診療のエビデンスにしたい、科学的な手法を身につけて学会発表や論文掲載を目指したい、そんな研修医に対して当院では臨床研究を経験することで学ぶ機会が提供されています。

その他、過去にはカルフォルニア大学サンフランシスコ校内科学教授のローレンス・ティアニー先生をお招きして症例検討会も行っており、このコロナ禍の中ではありますが医学教育の機会が減ってしまわないようにさまざまな企画を開催しています。誠に残念ながら先日見学生の受け入れを一旦中止することとなりましたが、少しでも興味を持ってくださった学生の皆様、見学の受け入れが再開となった際にぜひ一度当院にいらしてください。

臨床研修部
齋藤 匠