★全て

北海道合同プレゼンテーション参加報告とご参加のお礼

医学生のみなさま、こんにちは。臨床研修部事務局です。

本日は、ブログでもご案内していた道内臨床研修病院のオンラインによる合同説明会が開催されました。道内外からたくさんの医学生の方にブースを訪れていただきまして、大変ありがとうございました。


当院に興味を持っていただけた方は、ぜひ見学にお越しいただければ幸いです。臨床研修部一同、心よりお待ちしています。

見学のお申し込みは こちら から

北海道合同プレゼンテーションでの当院ブースのご案内(M12)

医学生のみなさま、こんにちは。

今週29日()に開催される、北海道内の臨床研修病院が集まった合同イベント(通称:道プレ)まで、あとわずかとなりました。訪れてくださった医学生の方に、少しでも当院の魅力を知っていただけるよう、参加スタッフ一同鋭意準備中です。

先日リハーサルが行われましたが、広い会場で1・2Fと分かれており、はじめてのoVice(バーチャル会場)の操作に、ブースを探すのも一苦労の様子が。当院のブースは、1Fよりエレベーターで上がっていただき、2Fの「M12」となっていますので、ぜひお気軽にお越しください。

当日は、PGY2研修医2名、専攻医1名(当院卒業生)、指導医(総合内科)の4名と事務局で、みなさまをお待ちしています。

お申し込みは こちら から

 

家庭医療外来研修の魅力

みなさま、こんにちは。研修医2年目(PGY2)の奥山由梨佳と申します。今回は、手稲渓仁会病院との連携施設である「手稲家庭医療クリニック」での外来研修についてご紹介します。

手稲家庭医療クリニック(通称・かりんぱ、アイヌ語で桜のこと)は、春になるとこんなにも美しい風景が広がる軽川(がるがわ)のすぐそばの診療所です。


写真① 軽川の風景

そもそも家庭医療とは、「病気を抱える人を、その臓器だけでなく、その人全体や家族背景まで巻き込んでみる」医療です。言わば、臓器ではなく「人間そのもの」を専門とする医療です。そのため、かりんぱでは0歳児から高齢者まで「よくある疾患」を幅広く診ます。

かりんぱは、全国でも屈指の家庭医療の教育施設のひとつです。外来研修では、研修医は輪番外来担当として、予約のない患者さんの診察を担当します。私がローテした4月期は、コロナの流行真っ只中。そのため、圧倒的大多数の主訴が咽頭痛、診断はCOVID-19が大半を占めていました。しかし、その中に5 killer sore throatが紛れ込んでいることがあるので、注意が必要でした。

また、かりんぱでは高血圧症の方の初診から関わることができます。まずはじめに取るべき問診、身体診察、そして検査を経て、その人に何の治療が適切かを判断します。そして、降圧薬の開始やコントロールも経験します。

このように、よくある疾患について経験を重ねることができるのはもちろんのこと、ベテラン指導医から直接フィードバックを受けることができるのが、かりんぱローテの最たる魅力です。マネジメントのコツや、患者さんのご家族や社会背景にまで注目したアセスメントを学ぶ機会は貴重です。そして、業務終了後には外来担当医が集い、その日の症例の振り返りを行います。


写真② 外来での振り返り風景

教育を重視した外来研修ができる、それがかりんぱローテです。学生さんでも見学できるので、かりんぱの教育に少しでも興味がある方は、ぜひ見学にお越しください!

PGY2 奥山由梨佳

「北海道の臨床研修病院合同プレゼンテーション 2022 オンライン」に当院が参加します!

医学生の皆さま、こんにちは。臨床研修部事務局です。毎年恒例の「北海道の臨床研修病院合同プレゼンテーション」は、今年もオンラインでの開催となりました。当院からも研修医、専攻医、指導医が参加します。開場時間内は出入り自由、参加費は無料です。興味のある医学生の方は、ぜひお気軽にご参加いただければ幸いです。

(1)日 2022 年5 29 日(日)10:0015:00
(2)会 オンライン(oViceを利用したバーチャルオンライン説明会

(3) 参加申込み
応募フォーム こちら からお申し込みください。
26 日(12 時まで
お申し込み受付は先着順のため、定員になり次第締りとなります。

2021年度臨床研修修了式

こんにちは。研修医2年目の外山です。新しく入ってきた1年目の先生方への指導や学会発表の準備などで忙しく、少し遅いタイミングとなってしまいましたが、昨年度の臨床研修修了式について振り返ってみたいと思います。

例年3月に札幌市内のホテルで開催されていた修了式は、新型コロナウイルス流行の煽りを受け、今回も院内での開催となりました。

はじめに、前院長の成田先生よりお言葉をいただき、その後修了証書授与式が行われました。卒業生を代表して受けとられたのは、病歴要約55症例を一番の速さで完了された伊藤先生。

続いて、指導医より卒業生一人ひとりにエピソードを交えたあたたかい紹介と、卒業生のスピーチがありました。

その後は表彰式が行われ、2年目から選ばれる「Best Teaching Resident」としては近藤先生・篠原先生、1年目から選ばれる「Outstanding Intern」には波多野先生が選ばれました。

笑いあり感動ありの式が終わり、みんなで記念撮影を行いました。

今年度、専攻医やPGY3(当院独自のプログラム)として当院に残ってくださる先生は多いのですが、道外に行かれる先生もいらっしゃるため、終わったあとはどこか物悲しい雰囲気が漂っていました。

修了式も終わり、現在初期研修2年目となった私たちですが、気持ちや探求心の上では1年目の時と変わらないものの、やはり前年度よりコメディカルや上級医から頼りにされることが多くなったと感じています。まだまだ学ぶことが多く、1年目には間違ったことは教えられないというプレッシャーを感じる日々ですが、手稲渓仁会の教育的な環境を途絶えさせないよう、先輩方から教わったことに自分で調べた知識も加えて指導を行っていこうと思います。

「最優秀若手奨励賞」「指導医賞」の受賞報告

みなさま、こんにちは。臨床研修部事務局です。今年は例年の2倍近い降雪量でしたが、ようやく雪解けの季節となりました。まだまだコートが離せない日が続く北海道札幌から、hotな話題をお届けします。

2021年11月に開催された第293回日本内科学会 北海道地方会で、PGY2篠原陸斗先生が、「初期研修医の部」において、最優秀若手奨励賞を受賞しました!
タイトルは、「耐性獲得により致命的な経過をたどったマルトフィリア肺炎,菌血症の1例」。同時に、指導に当たった臨床研修部長の総合内科 星哲哉先生も、指導医賞として表彰されました!

今回、ようやくお二人揃っての写真撮影が叶いましたので、ご報告させていただきます。

小児科専門研修プログラムWeb説明会のご案内

みなさま、こんにちは。当院では、小児科専門研修プログラム 2023年度専攻医募集開始にともない、第1回のWeb説明会を開催いたします。当院は、一般外来から集中治療まで小児の急性期診療を極めることができる、北海道で唯一無二の研修病院です。興味のある方のご参加をお待ちしています。

 日時:2022年3月11日(金)19:00〜
 開催形式:Zoomを用いてWEB上で開催
 対象:初期研修医・医学生
 申し込み締め切り:3月4日(金)
 参加を希望される方は こちら よりお申し込みください。

担当:小児科 和田

JMECC(内科救急・ICLS講習会)を受講しました。

みなさん、こんにちは。PGY2の松本です。今回は、2021年11月21日にJMECCを受講いたしましたのでご紹介いたします。

JMECCとは、Japanese Medical Emergency Course(日本内科学会認定内科救急・ICLS講習会)のことです。これは、内科医が心肺停止時のみならず緊急処置を要する急病患者に対応できるように、日本救急医学会のICLSと日本内科学会独自の内科救急プログラムを合わせた講習会です。内科専門研修プログラムの基幹施設で実施される救急講習会でもあることから、今回は札幌医科大学よりJMECCディレクターとインストラクターの先生方をお招きして、下記のプログラムで行われました。

ご覧のとおり、朝から夕方まで実技を中心とした講習をみっちりと受けてきました。午前中はBLSの復習からはじまり、救急対応に必要な基本的なスキル(気道確保や心電図診断、除細動器の使用)の確認を行います。

そして、そ,れらのスキルを基本として心筋梗塞や敗血症性ショックなどの複数のシナリオを用い、心停止時や急変時の対応を学んでいきます。

講習会の最後には筆記試験が行われ、一定の点数を上回れば合格となり、合格証書が授与されます。

JMECCのシナリオでは、急病患者に対応する際、リーダー役の人が周囲のスタッフに細かく指示を出し、それに基づいて周りの人たちが行動するというパターンを繰り返します。逆に言うと、的確な指示がなければ周りの人たちは自発的には動いてくれません。すべての指示を出すことの難しさを痛感するとともに、当院での日常診療においては多くの人たちに支えられながら医療を提供しているということを改めて実感し、「チーム医療」の重要性を再認識することができました。

私は来年度から循環器内科医を目指し、当院の内科専門研修プログラムで後期研修を行う予定です。そのため急病患者に対応する機会は多く、まだまだ学ばなければならないことはたくさんあります。その中で今回このような内科救急を学ぶ機会をいただき、大変感謝しております。

ICLSやACLSなど、医学生でも受講可能なプログラムが複数あります。自分自身を振り返ると、研修医になる前に受講していれば(特に救急科ローテーション中に)、もっとスムーズな診療ができたのではないかと多少後悔しております。コロナ禍で規制が厳しくなっておりますが、みなさん機会があれば受講してみてはいかがでしょうか。

PGY2 松本

全国8病院が集まって内科専門研修(専攻医)プログラム合同説明会を開催します!

みなさま、こんにちは。臨床研修部事務局です。
内科に興味のある方、将来内科を志望されている方必見のイベントをご案内させていただきます。

【合同卒業式!内科専門研修プログラム8病院合同Web説明会】
 〜専門研修の駆け抜け方〜
日時:2022年1月22日(土)13:00〜14:30
参加病院:亀田総合病院、水戸協同病院、湘南鎌倉総合病院、湘南藤沢徳洲会病院、飯塚病院、熊本赤十字病院、沖縄県立中部病院、手稲渓仁会病院
対象:初期研修医、医学生

合同説明会の参加登録は こちら から

また、終了後の14:30 より当院の個別説明会を開催いたします。専攻医、指導医がご質問に詳しくお答えします。途中の入退室もOKです。ぜひ併せてご参加ください。

手稲渓仁会病院 内科専門研修プログラム WEB説明会
日時:2022年1月22日(土)14:30〜15:30
開催形式:Zoom
事前参加登録締め切り:1月21日(金)AM9:00とさせていただきます

当院の個別説明会参加登録は こちら から

TKHマンの美幌外来研修

医学生A「初期研修で外来研修が必須になったって聞いたんだけど、ぶっちゃけよく分かんなくない?」
医学生B「てか、どこで研修しても同じじゃない?」
医学生C「それな」

皆さん、こんにちは。TKHマンの中の人ことPGY2の千田です。今回は、2020年度採用の初期研修医から必修になった外来研修について、当院の研修先からご紹介します。

当院に興味を持たれている方の中には、同じ渓仁会グループに属し、総合診療専門医を目指す後期(専門)研修先として人気の手稲家庭医療クリニック(通称かりんぱ)をご存知の方もいらっしゃるかと思います。

今まで外来研修は任意だったため、希望者のみがかりんぱをローテしたり、週1コマの定期外来を持たせてもらったりしていました。全員がローテする今年からは、かりんぱに加え協力施設に加わってくださった美幌町立国民健康保険病院や、あさひ町南大通クリニックなどから選択する形になりました。今回私は当院のトップバッターとして秋の美幌に行ってきましたので、その魅力を余すところなくお伝えできればと思います。

美幌町は手稲から車で6時間、北海道の反対側に位置する人口2万人の小さな町です。国保病院はそんな美幌町内で99床を擁する唯一の総合病院で、隣の大空町、津別町からも患者さんを受け入れています。

研修では内科系4名、小児科1名の先生方から指導を受けながら、一般外来、救急外来、訪問診療を経験することができました。緊急疾患の除外に重きが置かれる普段の救急外来とは違い、一般外来では困っている患者さんに向き合い、寄り添った診療を行うことが必要です。心身機能の加齢性変化に伴い感情面が不安定だったり、治療の希望を吐露される高齢患者さんも多くいらっしゃり、一般外来・地域医療の難しさやコミュニケーションの大切さを改めて知ることができました。

周囲に病院がない状況では、良い意味でも悪い意味でも「たらい回し」が起こらず、患者さんは説明に納得がいかなかった場合や薬が効かなかった場合など、何回でも再診されます。風邪や胃腸炎のようなありふれた疾患でも、患者さんに正しく説明し、理解してもらうことは意外と難しいのだと身に沁みて感じました。逆に適切な治療をした患者さんがフォローアップの診察に笑顔で帰ってくる瞬間からは、これまでの研修ではなかった達成感や満足感も味わえました。

国保病院では、初めて患者さんの高次医療機関への転院搬送も経験することができました。最寄りの高次医療機関まで車で30分という環境の中で、手に余る症例の見極めを適切に行う難しさを痛感しました。自分自身は手稲渓仁会病院を含め、今後もしばらくはいわゆる「頼られる病院」で勤務を続けると思いますが、「お願いする側」を知ることができたことは、今後のためにも非常に良かったと思います。

真面目な話はさておき、美幌研修では北海道の自然の豊かさ、人間の温かさを感じることも多くありました。
津別峠から美しい屈斜路湖の日の出と雲海を見たり、

車で1時間ちょっとの知床を見に出かけたり、

写真はありませんが、副院長先生宅で自家製野菜をふんだんに使った鍋パーティーに参加させてもらったり。

短い期間でしたが、美幌での経験は初期研修の思い出として自分の心の中に強く残り続けると思います。

手稲に戻り、原稿執筆時点で私の北海道生活も残り3ヶ月となりました。いよいよ本格的に雪の季節。研修もオフのウィンタースポーツも目一杯楽しんで、充実した2年間だったと胸を張って東京に帰りたいと思います。皆さんも是非、充実した研修や人との出会い、豊かな自然に恵まれた当院の見学にお越しください。

PGY2 千田

TKHマンの動画をご覧になりたい方は こちら から(事務局)