学会

\Antaa Slide Award 2024 審査員特別賞受賞のご報告/

みなさま、こんにちは。臨床研修部事務局です。
まだまだ寒さが続く北海道札幌から、hotな話題をお届けします。

Antaa Slide Award 2024」におきまして、当院卒業生であり総合内科スタッフの奥山先生が、審査員特別賞を受賞しました!
※「Antaa Slide」とは、医師・医学生のためのスライド共有サービスで、
年に一度日々の臨床の力になるという期待を込めて、「Antaa Slide Award」が開催されています。

審査員特別賞
審査員特別賞(内田先生選考):DNAR 正しく知ってますか?動けますか?
(手稲渓仁会病院 総合内科 奥山 由梨佳 先生)

Antaa Slide Award 2024 授賞式 2月5日(水)20:00~21:00
授賞式の様子が録画配信されますので、ぜひご視聴ください!
視聴申込みはこちら

このたびは本当におめでとうございます!
先生の今後ますますのご活躍を心よりお祈りいたします。

\日本内科学会第302回北海道地方会 若手奨励賞受賞のご報告/

みなさま、こんにちは。臨床研修部事務局です。

2024年11月9日(土)、札幌市にて開催された日本内科学会第302回北海道地方会におきまして、当院から内科専攻医1名、PGY1初期研修医1名の計2名が若手奨励賞を受賞しました!

初期研修医の部
優秀若手奨励賞
手稲渓仁会病院臨床研修部
演者:栗山 大樹 / 指導医:菊池 航紀
演題名:基礎疾患のない若年男性に生じたHaemophilus influenzae化膿性多関節炎の1例


左:感染症科 菊池航紀先生  右:PGY1 栗山大樹先生

後期研修医の部
◆最優秀若手奨励賞◆

手稲渓仁会病院血液内科
演者: 松田 光右司 / 指導医:清水 拓
演題名:後天性血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)と全身性エリテマトーデス(SLE)が同時に診断された1例

左:血液内科 清水 拓先生 右:内科専攻医 松田 光右司先生

このたびは本当におめでとうございます!
先生方の今後ますますのご活躍を心よりお祈りいたします。

ACP (アメリカ内科学会)日本支部年次総会・講演会で発表しました

こんにちは。手稲渓仁会病院 初期研修医2年目の戸山 修と申します。先月、国際医療福祉大学 赤坂キャンパスで開催されたACP日本支部年次総会・講演会2024に参加させていただきました。

これまで学会発表の経験がなく、初期研修期間中のどこかのタイミングで発表したいと入職当初から思っていました。そんな中、初期研修医1年目の2月に母校で国際学会が開催されると知り、是非参加してみたいと思っていました。

同月にローテートしていた感染症科でカンジダ脊椎炎という珍しい疾患を経験することができ、指導医の菊池先生に背中を押されて発表を決意しました。初めての学会発表ということで、右も左も分からない状態でしたが、抄録の作成から発表に至るまで指導医の先生が手厚く面倒を見てくださり、大変お世話になりました。

準備をしていく中で、その疾患についての理解を深めることができることができました。また、今回は英語での発表であったため入念な準備が必要でしたが、島津先生(臨床研修部教育担当医師)や毎月来られるアメリカ人医師からの指導、語学堪能な後輩や同期からの助言をもとに制作を進めることができました。改めて、国際学会などの発表に関して当院は大変恵まれた環境にあると実感させられました。

発表当日。
国内外の施設から選出されたポスターが50演題ほど展示された会場で、7〜8演題が1グループとなって一題ずつ発表をしていきました。

どの発表も大変興味深い内容で、お互いの症例について質問や議論を重ねることができました。
自分の番になるとやはり緊張はしましたが、練習の成果もあり満足いく発表を行えたと思っています。また、発表を終えて母校の先生方とも再会することができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

当院ではこのような学術活動を積極的にサポートする体制が整っており、英語教育の指導も大変充実しております。
是非、ご興味ある方は見学にお越し下さい!

『2023年度 手稲渓仁会病院 Young Investigator Award』臨床研修部より優秀賞受賞!

みなさま、こんにちは。臨床研修部事務局です。いつも本ブログをお読みいただきありがとうございます。今回は嬉しい話題をご提供させていただきます。

当院では、院内の各部署に在籍する若手職員のモチベーションの向上、スキルアップならびに学術活動の普及を目的として、2021年度より表記のAwardが新設されました。1年間の間に公的な学会(集会)で発表した演題にて応募し、その中から優秀賞が選出され、その労に対して表彰を行うものです。

そして、PGY2森下皓旭(こうき)先生(現在当院内科専攻医)が第87回日本循環器学会学術集会(開催地:福岡)にて発表された「Right Ventricular Infarction Mimicking Anterior ST Segment Elevation Myocardial Infarction on Electrocardiogram」が2023年度の優秀賞に見事選ばれました!表彰式では、病院長より賞状と副賞が手渡されました。

最優秀賞を受賞された心臓血管外科 佐々木啓太先生(左)と森下皓旭先生(右)

ご指導いただいた共同演者の循環器内科 岩野弘幸先生(右)

森下先生は循環器内科医を志望し、初期研修修了後、当院の内科専攻医として日々研鑽を積まれています。森下先生のますますのご活躍をお祈りいたします。

事務局

日本内科学会地方会で発表しました

手稲渓仁会病院では、各科ローテーション中に経験した希少な症例などを学会で発表する機会があります。発表準備は各科の指導医が手厚く面倒を見て下さるので、学会発表の経験が全くない方も安心です。

僕は今年の6月に日本小児科学会北海道地方会で発表をしたことがありますが、今回、初期研修中2回目の学会発表を日本内科学会北海道地方会で行いました。

会場は旭川でした。手稲から電車で約2時間ほどです。

ちなみに、学会の会場までの交通費・宿泊費や学会参加費はもちろん病院が補助してくれます(上限あり)。東京や大阪など遠方の学会で発表することもありますが、交通費・宿泊費の心配は要りません。

今回は、片側の腎動脈狭窄により低ナトリウム血症、血圧上昇が引き起こされるHyponatremic Hypertensive Syndromeという国内での報告が希少な疾患を経験しましたので、疾患について調べたことも交えて発表しました。発表の練習は何度も繰り返し行ったので自信がありましたが、本番はやはりゆっくり話しがちになるため、発表の長さは持ち時間の5分を少し超えてしまいました。そんな反省点もありましたが、結果として最優秀若手奨励賞をいただくことが出来ました!

そして、発表後の観光も学会の楽しみの一つです。

学会発表は多くの科で専門医取得の要件にもなっているので、初期研修中に指導医に面倒を見てもらいながら感覚を掴むのがいいと思います!それではまた!

レジデントの学術活動

こんにちは。手稲渓仁会病院学術・図書委員の中村@総合内科です。今回はレジデントの学術活動とそのサポート体制について紹介します。

当院はレジデントの学術活動が盛んであり、国内外の学会で積極的に発表しています。抄録やスライドの作成、プレゼンテーション、文献的考察といったスキルは独学で身につけるのは難しく、一方でなかなか教わる機会のないものです。当院では上級医の手厚いサポートのもと自分自身で一連のステップを経験することで、それらのスキルを習得することができます。文献閲覧についてはClinical KeyやSpringerLink、NEJM(New England Journal of Medicine)、JAMAなどの英文誌へのアクセスや、医中誌、医書.jp、メディカルオンラインなどを通じての国内誌へのアクセスが確保されています。更に、学会発表や論文投稿に際して金銭面でのサポート制度もあり、学術活動を行うのに適した環境が用意されています。

そして、海外学会への参加についても積極的であり、ほぼ毎年米国や欧州の海外学会でレジデントが発表しています。本年も3名の初期研修医が米国総合内科学会で演題が採択され、現地で発表しました(参考記事はこちら)。グローバルな臨床教育の実践を掲げ、医学英語教育に力を入れている当院ならではといえるでしょう。

話は変わりますが、当院には「手稲渓仁会病院医学雑誌」という院内学術誌があります。渓仁会病院設立10周年の1997年に創刊され、それ以来20年以上にわたり数多くの論文を掲載し、当院の診療技術・技能の向上に貢献してきました。

そしてこのたび、手稲渓仁会病院医学雑誌が電子ジャーナルとしてメディカルオンラインで公開されました!

直近3巻分が公開されておりますので、ぜひこちらよりご覧下さい(本文閲覧にはメディカルオンラインへの登録が必要です)。

院内誌でありながら医学界に還元すべき貴重な知見を含んだ論文を収載しており、電子ジャーナルとして公開するに値すると確信したことから、今回の電子ジャーナル化・公開の運びとなりました。今回の電子ジャーナル化を機に、レジデントをはじめ院内の医療従事者による学術活動が更に活性化されることが期待されます。

当院は地域の中核病院であり、貴重な症例が集積しています。あなたもぜひ、当院での診療を通じて学び、見出した知見を、医学界に還元してみませんか?

SGIM(米国総合内科学会)参加報告

初めまして、当院の元初期研修医、現麻酔科専攻医1年目の青山です。

最近はコロナが5類に移行し、国内学会も現地開催のものが増えてきているのではないでしょうか。

そんな中、私たちはアメリカで開催されたSGIM(米国総合内科学会 2023年5月10日~13日)に参加させていただきました。当院の歴代研修医が国際学会に参加し、楽しく良い経験になったとお話されていたのを聞いていたため、いつか参加してみたいと思っていました。

研修医2年目の総合内科ローテーション中に、血管内リンパ腫という珍しいリンパ腫を疑う症例を経験し、指導医の先生方からの応援もあり抄録を提出しました。演題が通ったとメールをいただいた時から参加を待ち望んでいました。また、同期と後輩研修医も演題が採択され、手稲渓仁会病院からは計3人の研修医が参加しました。

場所はロッキー山脈のあるコロラド州、デンバーです。あいにくの天気で曇りや雨も多かったですが、学会会場内からもきれいな景色を見ることができました。

学会はポスター発表と口頭発表の2種類があり、私たち3人ともポスター発表でした。

200枚以上のポスターが展示されるスペースの中で90分間展示して、興味を持って下さる先生とディスカッションする形式です。少しでもポスターを読んでいただける先生を引き留めたり、話しかけてみたり、さまざまな先生と交流し日本とアメリカの医療事情の違いをはじめ、興味深い議論をすることができました。

学会最終日はホールで朝食も提供され、以前当院にも来院されていたDr. Gehaの講演を聴くこともできました。講演前にもDr. Gehaや当院のモーニングレポートに出て頂いている米国内科医の先生方からも直接声をかけていただいて、渓仁会がいかに英語教育に恵まれた環境なのか改めて気づかされました。

また、日本人の先生にも数人お会いすることができ、中には今年度のマッチに応募するため興味のある施設の先生に声をかけたり、将来へ向けてのコネクション作りをしている先生もいました。

留学に興味のある先生も、そうでない先生もさまざまな楽しみ方ができる学会でした。将来的に国際学会への参加に興味のある学生さんも、是非当院に見学にいらして学会発表した先輩のお話を聞きに来て下さい。

学会の後に有給を利用してロサンゼルスで観光を楽しんだのはここだけの秘密です。

※ブログ編集部補足

今回の米国総合内科学会(2023 Society of General Internal Medicine Annual Meeting)では、3名の当院研修医が発表しました。発表演題は以下のとおりです。

AbstractはJ GEN INTERN MED 38 (Suppl 2), 81–799 (2023).  こちら よりご覧下さい。

Mariko Aoyama, Tetsuya Hoshi, Kaito Nakamura, Kaihei Masuda, Keita Hibako, Megumi Sano, Yoshimoto Serizawa, Taku Shimizu, Satoshi Oota. A Lymphoma With no Mass; a 75 Year old Female Diagnosed With Diffuse Large B Cell Lymphoma.

Satoki Hatano, Kaihei Masuda, Keita Hibako, Mariko Shimazu, Megumi Sano, Koki Kikuchi, Kaito Nakamura, Kimi Kase, Tetsuya Hoshi. Drug Eruption of Acetaminophen With Undiagnosed Sjogren’s Syndrome.

Sumire Isomura, Kaihei Masuda, Keita Hibako, Mariko Shimazu, Megumi Sano, Tetsuya Hoshi. A Case of Dementia Patient With Malnutrition Secondary to Possible Institutional Neglect.

欧州内科学会議2022参加報告

みなさま、はじめまして。2020年〜2022年まで手稲渓仁会病院の初期研修プログラムに在籍しておりました篠原陸斗と申します。この度、2022年6月8日〜10日にスペインのマラガで開催されました欧州内科学会議に参加して参りましたのでご報告させていただきます。

今回が私にとって初めての国際学会への参加となったのですが、きっかけは私がPGY1であった当時、PGY3だった増田先生に海外渡航して学会発表することの楽しさを熱弁していただいたことでした。増田先生は、2020年にポルトガルにて開催された同学会に同期研修医数名と参加され、初期研修生活の集大成として随分と楽しい思いをされたようでした。その後、総合内科ローテーション中に、極めて珍しい機序で発症に至ったと考えられるニューモシスチス肺炎の症例に出会い、星哲哉先生、中村海人先生をはじめとした指導医の後押しもあり学会参加に至りました。

マラガは、地中海岸のリゾート地であるコスタ・デル・ソルの中心として栄えており、同地域はアンダルシア地方という名でも日本人に知られております。今回は2年ぶりの現地開催とのことで、学会自体はCOVID-19終息を祝うヨーロッパの内科医のお祭りといったような様相を呈していました。メインホールとサブホールでシンポジウムやレクチャーが開催されており、休憩所兼ポスター展示場でポスターセッションが開催されていました。

ポスターについてはヨーロッパ全土から合計1400題ほど演題が集まっておりました。私は遥々スペインまで来たので、やはり個対個の泥臭いdiscussionをしたいと思い、3日間ずっとポスターブースに張り込んでいました。最初の頃は、モニターに写っているポスターをひとまずすべて自分の症例に変えて、足を止めた先生に話かけてdiscussionをするという作戦でしたが、今一つ効率がなくなかなか足を止めてもらえませんでした。そこで、休憩所近くのモニターを使って一人で無料のケーキを嗜んでいる先生に声をかけてdiscussionに持ち込むようにしました。結果的には3日間で30名近くの先生と交流し、さまざまなコメントをいただくことが出来ました。

学会発表の準備に関しては、抄録提出後も、研修医Morning Reportを利用した外国人医師との症例検討会で、十分に時間をかけて推敲したという点が非常に有意義であったと感じております。今考えても、珍しい症例に出会い、さらに外国人医師を含めた多くの優れた臨床医との検討を経て、発表に至ることができる手稲渓仁会病院の環境は非常に恵まれていると感じます。

最後になりますが、このような貴重な機会をいただけた指導医のみなさま、共同演者のみなさまに感謝いたします。また、当院での研修に興味を持っていただいている医学生の方々には、当院ではこのような楽しく刺激的な経験をするチャンスが転がっておりますので、ぜひ見学にいらしていただければと思います。

篠原陸斗

「最優秀若手奨励賞」「指導医賞」の受賞報告

みなさま、こんにちは。臨床研修部事務局です。今年は例年の2倍近い降雪量でしたが、ようやく雪解けの季節となりました。まだまだコートが離せない日が続く北海道札幌から、hotな話題をお届けします。

2021年11月に開催された第293回日本内科学会 北海道地方会で、PGY2篠原陸斗先生が、「初期研修医の部」において、最優秀若手奨励賞を受賞しました!
タイトルは、「耐性獲得により致命的な経過をたどったマルトフィリア肺炎,菌血症の1例」。同時に、指導に当たった臨床研修部長の総合内科 星哲哉先生も、指導医賞として表彰されました!

今回、ようやくお二人揃っての写真撮影が叶いましたので、ご報告させていただきます。

全国学会での優秀演題受賞者のご紹介

みなさま、こんにちは。臨床研修部です。新たな変異株の脅威や、緊急事態宣言の延長によってオリンピックもついに無観客開催が決定するなど、コロナに関連した暗いニュースばかりが連日続いている中、少しでも当院の明るい話題をお届けしたいと思います。
見学やWEB説明会に来てくださる学生さんからお聞きする当院のイメージには、「研修医の先生が熱心」「教育熱心な指導医が多い」などなどがあります。今回、そんなイメージにぴったりなニュースです。当院の研修医の2名が、外科系、内科系のそれぞれの学会で優秀演題を受賞しましたので、紹介させていただきます。

まず一人目、PGY2伊藤大貴先生(北海道大学卒)
2020年10月に開催された第73回日本胸部外科学会定期学術集会
JATS Case Presentation Awards
 カテゴリー「心臓」
受賞タイトル「両肺動脈の高度狭窄・閉塞を呈した内膜肉腫の一切除例」

伊藤先生は、PGY1での受賞です。

二人目、PGY2千田晋太郎先生(慶應義塾大学卒)
2021年4月に開催された第118回日本内科学会総会・講演会
「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ 2021東京」

受賞タイトル「抗NMDA受容体脳炎との鑑別を要した Libman-Sacks心内膜炎を伴う 抗リン脂質抗体症候群の1例」

先日、賞状と副賞が届きました。

学生さんにとっても、どんな先輩がいるのか、気になるポイントかと思います。
伊藤先生は6/15に開催した飯塚病院さんとの合同説明会に参加、千田先生は7/15開催予定のイブニングセミナーに参加予定です。こちらのセミナーは明日12日(月)が申し込み締め切りとなっています。まだ間に合いますので、ぜひご参加ください。