研修

ドクターヘリ

10月にも「米国人講師の長期来日」のブログを書きました、研修医2年目の波多野です。

皆さん、ドクターヘリというとどんなイメージでしょうか?
僕はドラマ「コードブルー」のイメージが強くて、「いつか山Pみたいに空飛んで患者さんを救ってみたいな」なんて思ったときもありました。
今回は、幸運にも山Pになった気分で空飛んで患者さんを移送するという経験ができたので、ブログにしました!

当院では、2年目になると希望者はドクターヘリに同乗することができます。実際のヘリ要請現場に上級医と向かって、患者さんを診察、必要な処置が可能な医療機関に送り届けます。
今回は、当院から近い小樽市からの要請でした。飛行中、めちゃくちゃきれいな海と山の雪景色が見えましたが、緊張もあって写真は撮れず。

現場で患者さんの状態は比較的安定していましたが、治療が必要なため当院に搬送、診断をつけ、専門治療のためにまたヘリで送り届けるという流れでした。送り届けた帰りは、少し慣れて写真を撮ることができました。

今回は、ドラマのようなバタバタした現場ではありませんでしたが、貴重な経験ができました。もっと緊迫した現場で診察や処置を行う上級医や看護師さんってすごいな、と感じます。

救急科志望でなくてもヘリ同乗は経験できます。当院の魅力をまたひとつ経験できて充実した1日になりました!

エコー練習

こんにちは。研修医1年太田です。

今日は、研修の合間にエコー技師さんにご指導をいただきながら、腹部エコーの練習を行いました。

胸部X線検査やCT検査と違って、エコー検査は自分で機械を操作しながらリアルタイムで評価をする必要があるので、難しいんですよね。でも、被曝などのリスクはないので気軽に素早く検査することが出来て、事前情報の少ない患者さんを診る必要のある救急の場などでとっても心強いんです。

ということで私も日々練習しています。

今日は、自分を被験者として他の初期研修医にエコーを当ててもらいました。

「太田さん、胆嚢に何か見えるんですけど。」

「?。ノイズじゃない?」

「いや、これは…ちょっと見て下さい。」

「!?」

「これは胆石ですね〜。」

「!?」

「痛みがないなら経過観察で大丈夫だと思います。」

「!?」

ということで

胆石発作には気をつけたいと思います。

由仁町立診療所での外来研修

こんにちは。研修医2年目の福長です。
今回、由仁町立診療所で1ヶ月間外来研修をさせていただきましたので、ご紹介します。

由仁町に来てまず感じたのは、人の温かさと皆で支え合っているという雰囲気です。前日にはすでに宿舎に入るため、事務長さんと顔を合わさせていただいていたのですが、思いがけなく地域のお祭りに連れて行っていただきました。その時には、『○○さん、元気?』と挨拶や声かけが目の前を飛び交い、とても印象的でした。事務長の桐越さんが、地域に愛を持って、長年働かれてきたことを感じる場面でもありました。

次の日から病院に出勤した際にも、たくさんのスタッフの方が私のことを名前で呼んでくださり、興味を持って親切に接してくださいました。大規模病院で研修をする環境に慣れていたこともあり、警備の方、薬剤師の方、技師さん、看護師、清掃員の方、スタッフ一人ひとりがお互いに名前や、どのような人かを知っていて、個を大切にしている環境を知り、ある種責任を感じることもありましたが、人に接する際の優しさを勉強することができました。

一般外来研修という名目でこちらに来たわけですが、由仁町という地域、そしてここで由仁町立診療所がどのような歴史で地域を支えてきたかにも興味が湧きました。

由仁町は南空知地域のひとつで、冒頭に写真でお示しした由仁ガーデンが観光名所として有名です。医療的視点でいうと、人口減少・高齢化や在宅医療のマンパワー不足に悩まされるという側面を持った地域でもあります。由仁町立診療所は近年、在宅医療の特に都市部への偏りを社会的問題と考え、その解決に対して、さまざまな取り組みを行ってきました。けあれんという在宅医療医師、多職種の集うオンライン勉強会や、看取りに関してコメディカルと共に学べる勉強会など皆で協力する場所作りもありますし、またこれら勉強会が持続可能であるために由仁が中心となるだけでなく講師を依頼することで、個々の学習意欲を高めるなどの工夫なども行っています。病院としては2020年より24時間の訪問診療を開始しており、マクロな視点から言うと、中核病院への在宅医療集約化という意味合いでまさに変革の真っ最中といったところです。

詳しくは、由仁町立診療所 島田医師の紹介にある地域包括ケアをテーマにしたパワーポイントにその説明を譲ろうかとは思いますが、【家庭医療とは】【地域との連携とは】こういったことに関して体系的に言葉で講義までしていただける環境はあまりないのではないかと思います。

診療上でも「土地柄」を実感することは多々ありました。高齢者や農家の方が多いので、農作業ができない冬期間ならではの体調管理があり、夏期間は日差しが強い中での作業も多く、またなかなか職場を離れることができない酪農家の方にもお会いしました。そういった知らないことを学びながらの診療は、難しいながら「まちのお医者さん」になれたような感覚があり貴重な経験でした。余談ですが、時折患者さんからお野菜をもらうこともあり、日々の生活の大変助けになっていました。

長くなりましたが、さまざまな場面での交流を通じて、心豊かに日々の生活を楽しめる研修先でした。医療とは何かを考える上で、由仁での研修は事あるごとに思い出す場所になるだろうと感じます。いつかこの場所の支えにもなれる存在になれるよう努力したいと思います。

倶知安厚生病院での地域医療研修

みなさま、こんにちは。研修医2年目(PGY2)の平野と申します。

国の制度では、1ヶ月の地域医療研修が必修となっています。今回は、当院の協力病院である倶知安厚生病院での地域医療研修についてご紹介します。

倶知安厚生病院は、234床の病床を持つ倶知安・ニセコエリアにある唯一の急性期病院です。総合診療科では病棟管理、一般外来、訪問診療、健康診断業務など幅広い研修を行うことができます。病院総合医としての求められる技術だけではなく、家庭医として必要なスキルも研修で学ぶことができます。

倶知安町の隣にあるニセコ町には世界的にも有名なスキーリゾートがあり、多くの海外旅行客や外国籍の住民の方がいらっしゃいます。そのため、研修中に英語を用いて診療を行う機会も多くあります。外来研修中に、英語を用いてワクチン接種の説明を行う機会があり、日頃学んでいる臨床英語を生かすことができました。羊蹄山の麓にある自然豊かな環境の中で、充実した研修を行うことができるのは非常に魅力的です。ぜひ、当院の方にも見学にお越しいただければ幸いです。

倶知安厚生病院から見える羊蹄山

カンファレンスの様子

PGY2 平野

家庭医療外来研修の魅力

みなさま、こんにちは。研修医2年目(PGY2)の奥山由梨佳と申します。今回は、手稲渓仁会病院との連携施設である「手稲家庭医療クリニック」での外来研修についてご紹介します。

手稲家庭医療クリニック(通称・かりんぱ、アイヌ語で桜のこと)は、春になるとこんなにも美しい風景が広がる軽川(がるがわ)のすぐそばの診療所です。


写真① 軽川の風景

そもそも家庭医療とは、「病気を抱える人を、その臓器だけでなく、その人全体や家族背景まで巻き込んでみる」医療です。言わば、臓器ではなく「人間そのもの」を専門とする医療です。そのため、かりんぱでは0歳児から高齢者まで「よくある疾患」を幅広く診ます。

かりんぱは、全国でも屈指の家庭医療の教育施設のひとつです。外来研修では、研修医は輪番外来担当として、予約のない患者さんの診察を担当します。私がローテした4月期は、コロナの流行真っ只中。そのため、圧倒的大多数の主訴が咽頭痛、診断はCOVID-19が大半を占めていました。しかし、その中に5 killer sore throatが紛れ込んでいることがあるので、注意が必要でした。

また、かりんぱでは高血圧症の方の初診から関わることができます。まずはじめに取るべき問診、身体診察、そして検査を経て、その人に何の治療が適切かを判断します。そして、降圧薬の開始やコントロールも経験します。

このように、よくある疾患について経験を重ねることができるのはもちろんのこと、ベテラン指導医から直接フィードバックを受けることができるのが、かりんぱローテの最たる魅力です。マネジメントのコツや、患者さんのご家族や社会背景にまで注目したアセスメントを学ぶ機会は貴重です。そして、業務終了後には外来担当医が集い、その日の症例の振り返りを行います。


写真② 外来での振り返り風景

教育を重視した外来研修ができる、それがかりんぱローテです。学生さんでも見学できるので、かりんぱの教育に少しでも興味がある方は、ぜひ見学にお越しください!

PGY2 奥山由梨佳

TKHマンの美幌外来研修

医学生A「初期研修で外来研修が必須になったって聞いたんだけど、ぶっちゃけよく分かんなくない?」
医学生B「てか、どこで研修しても同じじゃない?」
医学生C「それな」

皆さん、こんにちは。TKHマンの中の人ことPGY2の千田です。今回は、2020年度採用の初期研修医から必修になった外来研修について、当院の研修先からご紹介します。

当院に興味を持たれている方の中には、同じ渓仁会グループに属し、総合診療専門医を目指す後期(専門)研修先として人気の手稲家庭医療クリニック(通称かりんぱ)をご存知の方もいらっしゃるかと思います。

今まで外来研修は任意だったため、希望者のみがかりんぱをローテしたり、週1コマの定期外来を持たせてもらったりしていました。全員がローテする今年からは、かりんぱに加え協力施設に加わってくださった美幌町立国民健康保険病院や、あさひ町南大通クリニックなどから選択する形になりました。今回私は当院のトップバッターとして秋の美幌に行ってきましたので、その魅力を余すところなくお伝えできればと思います。

美幌町は手稲から車で6時間、北海道の反対側に位置する人口2万人の小さな町です。国保病院はそんな美幌町内で99床を擁する唯一の総合病院で、隣の大空町、津別町からも患者さんを受け入れています。

研修では内科系4名、小児科1名の先生方から指導を受けながら、一般外来、救急外来、訪問診療を経験することができました。緊急疾患の除外に重きが置かれる普段の救急外来とは違い、一般外来では困っている患者さんに向き合い、寄り添った診療を行うことが必要です。心身機能の加齢性変化に伴い感情面が不安定だったり、治療の希望を吐露される高齢患者さんも多くいらっしゃり、一般外来・地域医療の難しさやコミュニケーションの大切さを改めて知ることができました。

周囲に病院がない状況では、良い意味でも悪い意味でも「たらい回し」が起こらず、患者さんは説明に納得がいかなかった場合や薬が効かなかった場合など、何回でも再診されます。風邪や胃腸炎のようなありふれた疾患でも、患者さんに正しく説明し、理解してもらうことは意外と難しいのだと身に沁みて感じました。逆に適切な治療をした患者さんがフォローアップの診察に笑顔で帰ってくる瞬間からは、これまでの研修ではなかった達成感や満足感も味わえました。

国保病院では、初めて患者さんの高次医療機関への転院搬送も経験することができました。最寄りの高次医療機関まで車で30分という環境の中で、手に余る症例の見極めを適切に行う難しさを痛感しました。自分自身は手稲渓仁会病院を含め、今後もしばらくはいわゆる「頼られる病院」で勤務を続けると思いますが、「お願いする側」を知ることができたことは、今後のためにも非常に良かったと思います。

真面目な話はさておき、美幌研修では北海道の自然の豊かさ、人間の温かさを感じることも多くありました。
津別峠から美しい屈斜路湖の日の出と雲海を見たり、

車で1時間ちょっとの知床を見に出かけたり、

写真はありませんが、副院長先生宅で自家製野菜をふんだんに使った鍋パーティーに参加させてもらったり。

短い期間でしたが、美幌での経験は初期研修の思い出として自分の心の中に強く残り続けると思います。

手稲に戻り、原稿執筆時点で私の北海道生活も残り3ヶ月となりました。いよいよ本格的に雪の季節。研修もオフのウィンタースポーツも目一杯楽しんで、充実した2年間だったと胸を張って東京に帰りたいと思います。皆さんも是非、充実した研修や人との出会い、豊かな自然に恵まれた当院の見学にお越しください。

PGY2 千田

TKHマンの動画をご覧になりたい方は こちら から(事務局)

渓仁会におけるコメディカルの方々との関わり

はじめまして! 手稲渓仁会病院PGY2の近藤です。今日は当院の研修の魅力のひとつであるコメディカルの方々との関わりを紹介したいと思います。

このブログの読者のみなさんは医学生の方が大半だと思いますが、医師国家試験ではコミュニケーションを直接問われることは少ないかと思います。しかし、実際に働き始めると、他職種とのコミュニケーションなくして僕たちの仕事は成り立ちません。当院ではコメディカルの方々との距離が非常に近く、一緒に働く中でとてもたくさんのことを教えていただいていると常に感じます。その一部を紹介します。

職種ごとに例を挙げると、管理栄養士の方は患者さんにとってより良い栄養や食事がないかを考え、多くのアドバイスをしてくれます。薬剤師さんは患者さんにとって良い薬剤の選択や、当院で採用がない薬の処方の仕方などを細かく丁寧に教えてくれます。リハビリのPT、OT、STさんは患者さんのリハビリを行ってADLを維持するだけでなく、患者さんと長い時間接することで、些細な変化にも気づき、その変化を教えてくれます。事務の方は迅速にさまざまな書類仕事をこなし、診療が円滑に進むようにサポートしてくれます。また、検査技師さんは検査のモダリティに関してのアドバイスや、検査結果に関しても解釈の仕方などを教えてくれます。そして、看護師さんは僕たち研修医以上に長い時間患者さんに寄り添い、患者さん一人ひとりの状況を把握し、逐一必要なことを教えてくれます。

また、何より思うことは、当院で働く人たちはとても友好的に接してくださる方が多く、どの職種の方とも非常に働きやすい環境であることです。何を聞いても、嫌な顔ひとつせず(内心忙しいときには嫌がっているのかもしれませんが)教えてくださいます。ここ1年ほどで得た知識の多くは、コメディカルの方から教えていただいたことだと思うくらい、当院のコメディカルの方は知識も豊富で、人間性もすばらしい方が多いと感じます。他院で研修をした先生も、当院が一番働きやすい病院だと言っていましたが、実際に働いていて人間関係で困ることはないと言っても過言ではないと思います。

また、当院の特徴のひとつとしてNight floatというローテーションがありますが、そのNight floatの昼の時間を生かして昼間に各部門(例:細菌検査室、栄養部、薬剤部など)を見て回ることができます。そうすると、各部門の方がどのようなことを研修医に求めているのか、直接肌で感じることができます。非常に魅力的な時間です。

以上、当院におけるコメディカルの方との関わりとご紹介しました。COVID-19の流行が続いていますが、ぜひとも一度当院へ遊びに来てください!

当院での救急科研修について

手稲渓仁会病院救急科の小野寺俊幸と申します。

当院の救急科の特徴を簡単にお話します。
札幌市の3次救急医療体制を担う救命救急センターは5つあり、そのうちの1つが当院となります。札幌を中心とした道央圏のドクターヘリ基地病院でもあり、令和2年救命救急センターの評価において、北海道で唯一のS評価を得た救命センターです。

対外的な評価はさておき、救急科研修の実際はどのようなものでしょうか。

当院の救急科研修は救急車で搬送されてくる患者さんの外来診療がメインになります。救急外来Walk inについてはNight floatが主に担当しますので、今回は割愛させていただきます。

統計的には、2020年1-12月で約5900件の救急搬送数、その中で三次救急は415件、当院へ搬送されたドクターヘリは227件、平均して1日24時間で約16.2件の救急搬送、約1.1件の三次救急、約0.6件のドクターヘリ搬送を経験することになります。その中の全てを担当するわけではありませんが、軽症〜重症まで幅広く経験し診療を実践することが救急科研修の目的です。

多発外傷症例や、他の病院では経験することができない重症症例や他の病院では対応できず転院搬送となる症例を経験する機会がたくさんあり、重症対応ではチーム診療の一端を担うことになります。やる気と診療経験のある研修医であれば、重症症例マネジメントを任されることもあります。軽症〜中等症症例のほとんどは研修医主導で初療にあたります。症例ごとに必ず救急科スタッフと確認・ディスカッションして、方針を決めながら診療を行います。

救急外来の混雑具合にもよりますが、空き時間をみて症例ごとのフィードバックを行うようにしています。正直なところ外来診療で手一杯になっていることが多く、なかなか教育まで手が回る時間がないこともありますが、研修医からの疑問・質問が積極的にある場合は、我々も積極的に時間を作って教育を行うように努めています。

また、研修医を対象としたMorning reportでも、救急科からは「ERでの外傷診療」や「中毒」、「熱傷」、「凍傷」、「低体温」などの講義を行ったりしています。

その他には、以前の研修医ブログでもあったOff the job training(実際はOn the jobとなることが多いですが)としてドクターヘリやラピッドレスポンスカー同乗による病院前診療を行う機会があります。

PGY2以上で積極的に病院前診療を希望する研修医が対象になります。
救急科研修に限らず、色んな分野での積極性を持って研修を行うことでたくさんのことを学んでほしいと思います。

以上、当院での救急科研修のご紹介でした。

小児科初期研修の紹介

はじめまして。小児科の西迫です。臨床研修部で研修医の指導やEPOC2(卒後臨床研修医用オンライン臨床教育評価システム)関連に携わっています。
今日は当院小児科の初期研修の紹介です。

小児科研修は、1ヶ月の必修枠となっており全員が1年目に回り、研修の主体は小児科の病棟患者診療となります。医師になりたての立場で小さいお子さんの診察や手技を行うことに戸惑うかもしれませんが、チーム(指導医−専攻医−研修医)体制で指導となり基本的には単独での判断や、手技を行うことはほぼありませんので安心して臨んでください。

当院小児科の特色をいくつかご紹介しましょう。

①研修医向けの講義が豊富
昼の時間を使って専攻医を中心に担当する講義(ヌーンレクチャーなど)を行っています。講義の内容としては、小児に関する診断、治療学(初期診察、BLS、輸液など)、小児疾患・症候(気管支喘息、けいれん、)に加えスタッフからのコアレクチャーやBLSのシミュレーションも行っています。また、毎週1回の英語プレゼンテーションと月末の論文抄読会、症例発表の機会もあります。

②小児救急、小児集中治療の症例数が多い
当院小児科は今年こども救命センターを開設しました。病院間搬送チームによりドクターヘリ搬送も含め全道からの重症患者を受け入れており、救急外来での初診からICUにおける集中治療管理、post-ICUケアを行なっています。さらに集中治療学会専門医3名、日本麻酔学会認定医2名、AHA PALSインストラクター3名という市中病院ではほぼ全国でも類を見ないスタッフがそろっています。初期研修医中にICUで直接患者を受け持つことはありませんが、入院時や特に高度デバイス導入時などは、積極的にこちらからも誘ったうえで参加してもらっています。

上記以外に小児外来診察、NICUでの新生児診療、健診、予防接種も希望に応じて研修を行うことができます。開始時のオリエンテーションで目標設定が可能ですので、是非積極的に希望を伝えてください。

札幌は7月が最も過ごしやすく、街も美しい季節です。病院周囲の街中でも美しい風景はたくさんみつけることができますので見学の際はお楽しみに。朝晩はまだ肌寒く上着一枚の準備を忘れずにお越しください!

小児科 西迫(臨床研修部担当)

当院卒業生の朗報

みなさま、こんにちは。臨床研修部です。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。

桜の開花はまだまだ先の北海道の春ですが、このたび大変嬉しいニュースが届きましたのでご案内いたします。当院の初期研修出身で、現在専攻医の2名の進路が、下記のとおりアメリカの研修プログラムに決定しました!

まず1人目は、外科専攻医2年目の塚越隼爾先生です。医学生の頃から米国における心臓血管外科の研修を強く希望していました。今回、University of Texas Medical BranchのVascular Surgery Residency Programにマッチし、7月からプログラムを開始される予定とのことです。

憧れの塚越先生(左)と最後の記念撮影をする後輩原田先生(右・PGY1) ※5/14撮影

2人目は、救急科専攻医3年目の福田茜先生です。Texas Tech University Health Science Center El Pasoにマッチし、3年間救急Residency Programの一員として勤務されます。その後は、そのままフェローシップに進む予定で、福田先生からは『当院で同じような夢に向かって働ける仲間に出会えたことについてとても感謝している』とのコメントをいただいいております。

海外留学や海外で働きたいという夢を抱いている研修医が当院には多く在籍しており、今回のように実現している方もいます。当院では、英語でのレクチャーやOSCE、Case Western Reserve Universityへの留学支援等も行っており、多様な経験をお持ちの先輩や指導医からもさまざまなアドバイスを得られる機会がたくさんありますので、ぜひ一度見学に来ていただければ幸いです。