2019年度の臨床研修修了式
こんにちは。TKHレジデントブログチーム事務局の南木と申します。いつも臨床研修部ブログをご覧いただきありがとうございます。ブログを立ち上げて半年が経ち、嬉しいことに閲覧数も着実に伸びて参りました。引き続き、2020年度もどうぞ宜しくお願いいたします。
例年3月、2年間の初期研修修了を祝し、札幌市内中心部のホテルで盛大に行っている臨床研修修了式典と祝賀会。多くの参加者の中で、2年間の研修やさまざまな思い出を振り返り、未来に向かって羽ばたく研修医それぞれの言葉、そして研修を支えてきた指導医から研修医一人ひとりに贈られるメッセージ等、とても盛りだくさんの内容です。見送る1年生も、来年そこに立つ自身をイメージして、この1年間研修に励んで来られたと思います。
新型コロナウィルスの動向が気になりながらも、臨床研修部事務局は今年もホテルの方と打ち合わせをし、準備を行っていました。そうした中、2月中旬にはじめて地元北海道札幌市から感染者が出て、その後道内の感染者数がどんどん増えていきました。2月28日には、ついに1日の感染者数の報告が2桁となり、北海道知事より緊急事態宣言が発出されました。これを受け、関係者で協議を行った結果、私たちは医療従事者としてホテルでの開催を断念し、院内で修了生のみが参加する修了証授与式を執り行うことといたしました。今回は、3月14日(土)に開催した院内での臨床研修修了式についてご報告いたします。
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会場は100名収容の当院の会議室。全員制服でマスクを着用し集合。
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参加ができなかった研修医1年生と指導医の先生方には、臨床研修委員会コアメンバーの外科 今村清隆先生がzoomでオンライン中継。
はじめに、院長の成田吉明先生よりご挨拶。
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次に、17名の修了生に修了証書の授与。
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そして、Resident Award 発表&証書授与
「Outstanding Intern」に選ばれたのはチーフレジデントの中溝晃規先生。プレゼンターの臨床研修部部長の星哲哉先生と固い握手。
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「Best Teaching Resident」のお一人に選ばれたのは、同じくチーフレジデントの寺田悠里子先生。
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そしてもう一人、1年生から河村翔平先生が選ばれました。
後日、証書が授与されました。
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出席が叶わなかったDr.Cammackからは、zoomを介して2年間がんばった研修医全員にあたたかいメッセージが届けられました。
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閉会のご挨拶は、渓仁会グループ理事長の田中繁道先生。この後、当グループ内に発信される理事長メッセージの中で、コロナウィルスの影響で、盛大な会で送り出してあげられなかったことが大変残念であったと、思いがつづられていました。
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最後に全員で記念撮影。
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いつものドレスコードの集合写真もよかったのですが、白衣での撮影は修了式らしく、来年も行えたらと思いました。
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2月から、私たち職員全員はコロナウィルスから患者さんと病院を守るため、日常業務に加えてさまざま対策に当たっていました。式典中止の決定から2週間、準備もままならず小さな修了式となってしまいましたが、2年生の先生たちは「式自体もなくなるのでは?」と思っていらしたようで、このような会でも開催できたことをとても喜んでくれていました。帰り際、「開催してくれてありがとうございました。逆に院内でできてよかったです!」との言葉をかけていただき(涙)、私たちにとっても忘れられない修了式になりました。ホテルのお弁当を片手に、笑顔で会場を後にする卒業生を見送った事務局でした。
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Thanks for all residents. Good luck.