レジナビFairオンライン 2021秋 ~専門研修プログラム~に参加します!②

みなさま、こんにちは。
このたび、レジナビFairオンライン 2021秋 ~専門研修プログラム~に、前回の内科プログラムに続き、救急科プログラムが参加いたします。

救急科に興味のある方、初期研修終了後の進路として救急科を志望されている方、ぜひご参加いただければ幸いです。

日 時:2021年9月13日(月) 19:00~19:20

お申し込みは こちら から

当院の救急科については こちら から

救急科初期研修に関する指導医ブログは こちら から

たくさんのご参加をお待ちしています。

(写真は内科プログラム説明会の様子)

当院での救急科研修について

手稲渓仁会病院救急科の小野寺俊幸と申します。

当院の救急科の特徴を簡単にお話します。
札幌市の3次救急医療体制を担う救命救急センターは5つあり、そのうちの1つが当院となります。札幌を中心とした道央圏のドクターヘリ基地病院でもあり、令和2年救命救急センターの評価において、北海道で唯一のS評価を得た救命センターです。

対外的な評価はさておき、救急科研修の実際はどのようなものでしょうか。

当院の救急科研修は救急車で搬送されてくる患者さんの外来診療がメインになります。救急外来Walk inについてはNight floatが主に担当しますので、今回は割愛させていただきます。

統計的には、2020年1-12月で約5900件の救急搬送数、その中で三次救急は415件、当院へ搬送されたドクターヘリは227件、平均して1日24時間で約16.2件の救急搬送、約1.1件の三次救急、約0.6件のドクターヘリ搬送を経験することになります。その中の全てを担当するわけではありませんが、軽症〜重症まで幅広く経験し診療を実践することが救急科研修の目的です。

多発外傷症例や、他の病院では経験することができない重症症例や他の病院では対応できず転院搬送となる症例を経験する機会がたくさんあり、重症対応ではチーム診療の一端を担うことになります。やる気と診療経験のある研修医であれば、重症症例マネジメントを任されることもあります。軽症〜中等症症例のほとんどは研修医主導で初療にあたります。症例ごとに必ず救急科スタッフと確認・ディスカッションして、方針を決めながら診療を行います。

救急外来の混雑具合にもよりますが、空き時間をみて症例ごとのフィードバックを行うようにしています。正直なところ外来診療で手一杯になっていることが多く、なかなか教育まで手が回る時間がないこともありますが、研修医からの疑問・質問が積極的にある場合は、我々も積極的に時間を作って教育を行うように努めています。

また、研修医を対象としたMorning reportでも、救急科からは「ERでの外傷診療」や「中毒」、「熱傷」、「凍傷」、「低体温」などの講義を行ったりしています。

その他には、以前の研修医ブログでもあったOff the job training(実際はOn the jobとなることが多いですが)としてドクターヘリやラピッドレスポンスカー同乗による病院前診療を行う機会があります。

PGY2以上で積極的に病院前診療を希望する研修医が対象になります。
救急科研修に限らず、色んな分野での積極性を持って研修を行うことでたくさんのことを学んでほしいと思います。

以上、当院での救急科研修のご紹介でした。

レジナビFairオンライン 2021秋 ~専門研修プログラム~に参加します!①

みなさま、こんにちは。

このたび、レジナビFairオンライン 2021秋 ~専門研修プログラム~に、当院の内科専門研修プログラムが参加いたします。

初期研修終了後の進路として内科を志望されている方、内科に興味のある方、ぜひご参加いただければ幸いです。

日 時:2021年9月2日(木) 19:30~19:50
当院参加:内科プログラム責任者 山田玄(副院長・呼吸器内科)、波多野涼介(内科専攻医1年次、2021.3手稲渓仁会病院初期研修修了)

お申し込みは こちら から

モーニングレポート以外の医学教育

初めまして、手稲渓仁会病院初期研修医2年目の齋藤です。当院の研修プログラムの特徴といえば、先日浅井先生が紹介してくれた平日朝のモーニングレポートですが、それ以外にも平日夕方や週末などにさまざまな形でレクチャーやワークショップが開催されています。今回はそれらについていくつか紹介していきたいと思います。

1.感染症コンサルタント青木眞先生による感染症レクチャー
当院では年間を通して、米国感染症内科専門医であり、「レジデントのための感染症診療マニュアル」の著者である青木眞先生による感染症のレクチャーを受けることができます。過去には当院にお招きして症例検討会等も行っておりましたが、コロナの影響から昨年度からはZoom形式での感染症レクチャーをしていただいています。感染症診療の原則から始まり、各種抗菌薬・抗真菌薬などの内容を米国感染症内科研修時代の経験も交えながら、明快かつユーモアあふれるレクチャーを受けることができ、研修医だけではなく、専攻医や指導医、薬剤師の方なども多く参加する大人気の講演となっています。

2.Lonny Ashworth先生の人工呼吸器ワークショップ
Lonny Ashworth先生は米国Boise State University Department of Respiratory Careの教授で、毎年日本各地で人工呼吸器ワークショップを行っている先生です。こちらもコロナの影響で昨年度からZoom開催となりましたが、研修医1年目向けのBasicと2年目向けのIntermediateのワークショップが各2日ずつ行われました。人工呼吸器のモードや設定方法など、人工呼吸器にまだ触れたことのない研修医にも分かりやすい内容で、今年も秋以降の開催が予定されています。

3.臨床研究の教育講演会
外部から講師の方をお招きして①医療統計の基礎、②EZRを使った統計解析演習、③伝わる抄録の書き方をテーマに講演会・グループワークを行っています。教科書を読んでも解決しない疑問がある、自身の診療を振り返って明日からの診療のエビデンスにしたい、科学的な手法を身につけて学会発表や論文掲載を目指したい、そんな研修医に対して当院では臨床研究を経験することで学ぶ機会が提供されています。

その他、過去にはカルフォルニア大学サンフランシスコ校内科学教授のローレンス・ティアニー先生をお招きして症例検討会も行っており、このコロナ禍の中ではありますが医学教育の機会が減ってしまわないようにさまざまな企画を開催しています。誠に残念ながら先日見学生の受け入れを一旦中止することとなりましたが、少しでも興味を持ってくださった学生の皆様、見学の受け入れが再開となった際にぜひ一度当院にいらしてください。

臨床研修部
齋藤 匠

第2回 医学生のためのオンライン・イブニングセミナーのご案内

みなさま、こんにちは。
7月15日に開催した第1回のイブニングセミナーは、好評をいただき終了しました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

終了後のアンケートで、第1部では「学生として難しすぎず、かつ臨床の現場ですぐ役立つような内容で大変勉強になった」「実際の現場でどのように判断しているのかを学ぶ機会は少ないのでとても勉強になった」「手稲渓仁会病院での研修(モーニングカンファレンス)のイメージが湧いた」「もっとレクチャーを聞いてみたいと思った 」や、第2部のトークセッションでも、「大変楽しかった」「採用試験が間近ということもあり、PGY1、PGY2の先生方に話をうかがえたことは大変貴重だった」「さらにお話をお聞きしたいと感じた」などなど、たくさんのご意見をいただきました。

そんなご要望に少しでもお応えするべく、次回イブニングセミナーをご案内させていただきます。

「第2回 医学生のためのオンライン・イブニングセミナー」
 開催日:2021 年8月5日(木) 18:00-19:30
 会 場:オンライン(zoom)
 定 員:50名

お申し込みは こちら から

医学生からの要望の多い総合診療の分野から、当院初期研修を修了された総合診療プログラム専攻医の伊藤圭一郎先生をお招きして開催いたします。
たくさんのご参加をお待ちしています。

小児科初期研修の紹介

はじめまして。小児科の西迫です。臨床研修部で研修医の指導やEPOC2(卒後臨床研修医用オンライン臨床教育評価システム)関連に携わっています。
今日は当院小児科の初期研修の紹介です。

小児科研修は、1ヶ月の必修枠となっており全員が1年目に回り、研修の主体は小児科の病棟患者診療となります。医師になりたての立場で小さいお子さんの診察や手技を行うことに戸惑うかもしれませんが、チーム(指導医−専攻医−研修医)体制で指導となり基本的には単独での判断や、手技を行うことはほぼありませんので安心して臨んでください。

当院小児科の特色をいくつかご紹介しましょう。

①研修医向けの講義が豊富
昼の時間を使って専攻医を中心に担当する講義(ヌーンレクチャーなど)を行っています。講義の内容としては、小児に関する診断、治療学(初期診察、BLS、輸液など)、小児疾患・症候(気管支喘息、けいれん、)に加えスタッフからのコアレクチャーやBLSのシミュレーションも行っています。また、毎週1回の英語プレゼンテーションと月末の論文抄読会、症例発表の機会もあります。

②小児救急、小児集中治療の症例数が多い
当院小児科は今年こども救命センターを開設しました。病院間搬送チームによりドクターヘリ搬送も含め全道からの重症患者を受け入れており、救急外来での初診からICUにおける集中治療管理、post-ICUケアを行なっています。さらに集中治療学会専門医3名、日本麻酔学会認定医2名、AHA PALSインストラクター3名という市中病院ではほぼ全国でも類を見ないスタッフがそろっています。初期研修医中にICUで直接患者を受け持つことはありませんが、入院時や特に高度デバイス導入時などは、積極的にこちらからも誘ったうえで参加してもらっています。

上記以外に小児外来診察、NICUでの新生児診療、健診、予防接種も希望に応じて研修を行うことができます。開始時のオリエンテーションで目標設定が可能ですので、是非積極的に希望を伝えてください。

札幌は7月が最も過ごしやすく、街も美しい季節です。病院周囲の街中でも美しい風景はたくさんみつけることができますので見学の際はお楽しみに。朝晩はまだ肌寒く上着一枚の準備を忘れずにお越しください!

小児科 西迫(臨床研修部担当)

全国学会での優秀演題受賞者のご紹介

みなさま、こんにちは。臨床研修部です。新たな変異株の脅威や、緊急事態宣言の延長によってオリンピックもついに無観客開催が決定するなど、コロナに関連した暗いニュースばかりが連日続いている中、少しでも当院の明るい話題をお届けしたいと思います。
見学やWEB説明会に来てくださる学生さんからお聞きする当院のイメージには、「研修医の先生が熱心」「教育熱心な指導医が多い」などなどがあります。今回、そんなイメージにぴったりなニュースです。当院の研修医の2名が、外科系、内科系のそれぞれの学会で優秀演題を受賞しましたので、紹介させていただきます。

まず一人目、PGY2伊藤大貴先生(北海道大学卒)
2020年10月に開催された第73回日本胸部外科学会定期学術集会
JATS Case Presentation Awards
 カテゴリー「心臓」
受賞タイトル「両肺動脈の高度狭窄・閉塞を呈した内膜肉腫の一切除例」

伊藤先生は、PGY1での受賞です。

二人目、PGY2千田晋太郎先生(慶應義塾大学卒)
2021年4月に開催された第118回日本内科学会総会・講演会
「医学生・研修医の日本内科学会ことはじめ 2021東京」

受賞タイトル「抗NMDA受容体脳炎との鑑別を要した Libman-Sacks心内膜炎を伴う 抗リン脂質抗体症候群の1例」

先日、賞状と副賞が届きました。

学生さんにとっても、どんな先輩がいるのか、気になるポイントかと思います。
伊藤先生は6/15に開催した飯塚病院さんとの合同説明会に参加、千田先生は7/15開催予定のイブニングセミナーに参加予定です。こちらのセミナーは明日12日(月)が申し込み締め切りとなっています。まだ間に合いますので、ぜひご参加ください。

7月開催! 医学生さん向けイベントのご案内

みなさま、こんにちは。臨床研修部事務局です。
先週6月18日金曜日、福岡県の飯塚病院さんとの合同イベントが無事終了しました。ご参加いただいた医学生のみなさまには、大変ありがとうございました。
後半のブレイクアウトルームセッションでは、医学生の方から「学校の単位取得もあって、なかなか遠方の病院に見学に行けない」「病院実習にも行けていない・・・」などという悲痛なお声をお聞きしました。そんな医学生の方に、今回ふたつのイベントをご紹介させていただきます。

①北海道庁主催 「道プレ!~北海道の臨床研修病院合同プレゼンテーション2021~」
 開催日:2021 年7月11日(日)10:00 開場  15:00 まで
 会 場:オンライン(oVice)
 参加病院:北海道内の臨床研修病院52病院

 詳細・お申し込みは こちら から

そして、コロナ禍での特別企画、当院臨床研修部が開催する今年度初のオンラインセミナーです。
第1回は、当院の循環器内科佐藤宏行先生から見逃してはいけない疾患No.1、急性冠症候群(ACS)について、救急外来における診断・初期対応をマスターできるようご指導いただきます!

②「第1回 医学生のためのオンライン・イブニングセミナー」
 開催日:2021 年7月15日(木) 18:00-19:30
 会 場:オンライン(zoom)
 定 員:80名

お申し込みは こちら から
申し込み締切:7月12日(月)※定員になり次第、締め切らせていただきます。

<第1部>
当院循環器内科佐藤宏行先生によるレクチャー
「ケースで学ぶ:急性冠症候群(ACS)」
当院で毎朝行っている研修医のための参加型レクチャー(Morning Report)をオンラインで開催予定!研修医になった自分をイメージしながら一緒に学びましょう!
<第2部>
医学生×研修医トークセッション
当院の研修プログラムの特色やマッチング対策、北海道研修の魅力についてなど少人数グループに分かれてお話します!

循環器疾患を学びながら、当院スタッフ医師、当院の現役研修医を身近に感じていただける機会となれば幸いです。当日は、どうぞカジュアルな服装でお気軽にご参加ください。
たくさんのご参加をお待ちしています。どうぞよろしくお願いいたします。

朝活で成長できる病院

初めまして、手稲渓仁会病院初期研修医2年目の浅井と申します。本日は、当院研修プログラムの特徴であるモーニングレポート(以下MR)について話していこうと思います。

当院初期研修医は平日の朝7:30から8:20までMRという時間が設けられており、各科や先輩の先生方がレクチャーしてくださったり、海外にいらっしゃる先生が英語で症例検討会をしてくださったりします。また、年に1人あたり最低2回、自分の経験症例を発表する機会があります。

レクチャーの内容は、例えば胸痛の鑑別と診断アプローチであったり、けいれんの救急対応であったり、ステロイドの使い方であったりとさまざまです。内容が実用的で、仕事の出来に直結します。また、働き始めてから座学の機会が減ったというのもあり、非常にありがたいです。

私は一回聞いただけでは結構忘れてしまいがちですが、MR後はアプリの専用チャンネルで資料を共有していて、「これMRでやったけどなんだっけ?」っとなった時にも、すぐ読み返すことができます。なんと便利!

初期研修医による経験症例の発表は、お互いの勉強になります。立場が一緒なので目線が合っていて、思考過程で共感できるところが多く、自分が知りたいと思ったことを発表者が調べてくれていたりするからです。

私も先日症例発表をさせていただいたのですが、発表までの過程がとても勉強になりましたし、同時に普段いかに自分が適当に勉強しているか分かりました(笑)。

MRは、基本的に1年目向けの内容で1年目の参加が必須とされていて、症例検討会や英語のレクチャーに関しては2年目も参加が必須となっています。

朝は回診やカンファレンスの準備で忙しいため、正直面倒だなと思う日もあり、MRが急遽休みになった日は「明日はゆっくり寝られるぞ」と喜んだりもしますが、こういう日々の積み重ねが大事だと思っております。

今日も1日頑張って行きましょう(^O^)

臨床研修部
浅井 佑介

内科専攻医プログラム合同説明会・手稲渓仁会病院 内科専門研修プログラム説明会のご案内<WEB開催>

みなさま、こんにちは。
初期研修修了後の進路を視野に入れつつ、研修先を探されている方も多いと思います。
そこで今回、北は北海道から南は沖縄県まで全国7病院が集まって、はじめて内科専門研修プログラムの説明会を開催する運びとなりましたので、ご案内させていただきます。将来内科を志望されている方、内科に興味のある方は、この機会にぜひご参加ください。たくさんのご参加をお待ちしています!

<合同説明会>
日時:2021年6月5日(土) 13:00 スタート

お申し込み特設サイトは こちら から

そして、合同説明会終了後の15:30より、第2部として当院の個別説明会を開催いたします。途中の入退室OKです。こちらもお気軽にご参加いただければ幸いです。

<当院の個別説明会>
日時:2021年6月5日(土) 15:30~16:30
当院参加:指導医、スタッフ医師、専攻医
開催形式: zoom

問い合わせ先:minamiki-yu@keijinkai.or.jp