停電で「災害対策本部」を立ち上げました【定山渓病院看護部ブログ】
ブログの更新が…空いてしまいました。
本日、再開します。
先週ですが、7月28日(金)10時20分、札幌市南区の川沿から定山渓に至る広範囲の地域に、停電が発生しました。一時は、最大3万戸が停電し、ニュースでも放送されていました。
定山渓に位置する当院も、その被害にあいました。病院では、医療機器を使用していたり治療を行うこと、また、386名の患者さんが入院されていますので、自動的に非常電源(自家発電)に切り替わり、最大3日間、電気の供給が可能になります。でも、限りある電力なので、電気の使用を極力減らすようにするため、エレベーター、お風呂に入るための機械、自動ドア、薬を調合する機械等々、たくさんのことが制約されます。
停電発生後、入院されている患者さんの安全を守るため、「災害対策本部」を立ち上げました。
院長や看護部長など、各部門長が本部の招集連絡をする前に、集まり対応しました
停電は、時間にすると23分間でしたが、温泉浴室でリフトを使用し入浴していた方を浴槽から安全に上がってもらったり、非常電源が使えない職員食堂の冷蔵庫から食材を移動させたり、入院中の患者さまがご利用されている医療機器の点検、患者さまへの対応等々、たくさんの職員全員が対応しました。
対応が不足し、ご心配ご・迷惑をおかけした方もいらっしゃいました。改めて、災害への対応を再検討する必要があると痛感した一日でした。
昨日は、事後ミーティングを行い、今後の対応について検討しました。
おりしも停電の発生した日は、避難訓練を予定していた日でしたが、訓練ではなく実動日になりました。災害は、必ずやってくると考えて、平時から準備を整えることの重要さを学びました。
看護部.T