リハビリテーションというと病院で行われている機能訓練
を思い浮かべることが多いですが、単に訓練を指す言葉ではなく病気や障害を持った方が可能な限り元の社会生活を取り戻すことを意味します。
毎日、作業療法で折った一羽の折鶴の積み重ねが、
お箸を持って食事
をすることにつながり、
包丁を持って料理
することにつながっていきます。
ある病棟で、「リハビリで作ったの、師長さんにあげる」そう言って、毎日のように師長に折鶴を一羽、届けてくれる方がいました。
それは、色紙・折り紙の事が多いですが、時には広告チラシや包装紙
のこともあります。
師長は、受け取って大切にしていました。
気が付くとたくさんあり、それを見た他の患者さんが糸を通して、千羽鶴
にしてくれました。
この方も「リハビリだから」と話されたそうです。
早速デイルームに飾りました。
千羽鶴を見た他の方が「つなげることもできるよ」と作ってくださいました。
作った方には確認していませんが、私にはハート に見えます
4羽つながっています。この鶴は広告の裏の白色なので、透けて赤や青が見えておしゃれです。
こうして、リハビリの成果を飾ることで、いろいろな方の刺激になり、
励みになり、癒しになります。
N・Tao