札幌中心地から病院が建つ定山渓につながる、国道230号線は、通称“石山通り”と呼ばれています。
それは、札幌軟石を切り出し、馬の背に乗せて軟石を運んだことから、
そう呼ばれているのだそうです。
札幌軟石は、1900年ころから洋式建造物の石材として重宝され、一時は300人もの石切工がいたそうです。
しかし、大正時代になりコンクリートが台頭し、衰退しました。
当時、採掘した採石場跡地が札幌市南区には点在していますが、なかでも病院から15km位のところの石山地区には、札幌軟石の壁が高さ15mにも及ぶ、採石場跡地がありました。
岩肌がむき出しで不気味であったため、札幌市が1988年から造成をはじめ
1994年には公園整備事業を行い、完成したのが「石山緑地」です。
札幌市南区は、札幌10区の中でもっとも広く山や川などが多くあり
「芸術の森」や「真駒内公園」など観光ガイドブックに載っている公園が点在しています。
その中のひとつに「石山緑地」はあり、
テニスコートなどの遊ぶ施設もありますが、札幌軟石の壁を活かした彫刻などが散りばめられて、壮大です。
緑もたくさんありますので遠出のできない現在、市内でさわやかな風を感じてはいかがでしょうか
以前のブログで、南区自慢として定山渓やカッパ伝説を取り上げ、
タイトル看護部ブログ番外編 を2019年9月にアップしています。
N・Tao