外国人技能実習生第3報【定山渓病院看護部ブログ】
外国人技能実習生が実技に入って、約か月が過ぎようとしています。
意欲があり、知識・技術の吸収が早いと聞いています。
(誰かが「スポンジが水を吸うが如く」と言っていました)
月には、日本語能力試験N3レベルの受験、その後に介護技術の受験を控え、それぞれが合格を目指し学習しているそうです。
月のオリエンテーションの時は、「ひらがな・カタカナはわかるけど、漢字は難しい」と話していました。しかし、今回このブログのためにいくつか質問したところ、日本語の学習を兼ねて文章で返していただき、漢字を含めたくさんの事を書いてくれました。
6人の中のおひとりが書いてくれた文章のごく一部です。
個人のユニフオーム姿の写真を撮っていなかったので、この機会に撮影し、ミャンマー語でお名前を書いてもらいました。
質問は、
1.札幌に来てから、一番楽しかったことをおしえてください。
2.日本の食べ物で一番おいしいと思ったものは何ですか。
3.介護の勉強をしたどのような感想がありますか。
4.お休みの日には、何をして過ごしていますか。
5.日本に来てから覚えた言葉をいくつかおしえてください。
6.一緒に働いている職員の名前は覚えられましたか。
7.初めて雪を見た感想をおしえてください。
チャンさん
定山渓神社の雪灯路が楽しかった、介護の勉強は亡くなった祖母が恋しくなりました、患者さんも祖母のように幸せにしたいです。雪は初めて触って楽しかった、雪が多いと聞いていたけど本当に多くて寒かったです。
日本の言葉は、色々覚えましたがみなさんが自分に言ってくれる「おつかれさま」が好きです。
カインさん
みなさんやさしいので楽しいです。介護で、患者さんができないことをやってあげたいです。雪を触ったときは、うれしかったです。
日本の言葉は、「にっきん」「てんてき」など実際に使う言葉を覚えました。
ニラーさん
札幌に来て、初めて温泉に入ったのは楽しかったですが6人で入るのは恥ずかしかったです。介護の勉強は、高齢者ができないことをしてあげることがミャンマーの仏教の教えなので、いい仕事と思い選びました。お年寄りからいろいろな経験を学ぶことが出来るので、楽しいです。
日本の言葉は、「昨日から学ぶ、今日を生きる、明日へ期待しましょう」ほかにも「すごいね」「すばらしいね」などたくさん覚えました。雪の写真を撮って家族に送りました。
パ・パさん
はじめて介護の勉強した時は、難しいと思いましたが今は慣れてきて大丈夫です。お休みの日は、家族と電話したり料理を作って食べたりしています。雪が降っているときは、きれいで大好きです。
ケアワーカーさんの名前は全員覚えました。
モンさん
ミャンマーにいるときも介護の勉強をしていましたが、実際におばあちゃん達と話すことで、日本語も覚えられるし楽しいです。お休みの日は、家族と電話したりTikTokをしたり、勉強しています。
日本の言葉は「おつかれさまです」「すみません」「がんばってください」などミャンマーでは、あまり使わない言葉を覚えました。
ニィンさん
私は、介護するときいつか自分もこのようになるかもしれないという気持ちで行います。勉強はとても楽しいです。日本言葉で最初に覚えたのは「ありがとうございます」みなさんに何かをやったらいつも「ありがとう」と言ってくれます。
他には「えらい」「すごい」「ごめんなさい」あと北海道の言葉で「ごみをすてる」ことを「ごみをなげる」というのを覚えました。ミャンマーに雪はないので、木の上の雪が本当にきれいでかわいいと思いました。
もっともっと、たくさん書いていただきましたが、文字数の都合でほんの少ししか載せていません。
日本の食べ物で「美味しい」「好き」な食べ物は、
ほぼみなさん「白い恋人」「アイスクリーム」と話していました。
コロナ禍で残念ながら、出かけることが出来ず、食べられたものは限られているそうです。
落ち着いたら、日本 北海道札幌 の美味しいものをたくさん食べてほしいと心から思います。
N・Tao