2021-09

認定看護師を目指す方の研修【定山渓病院看護部ブログ】 

 北海道医療大学daigaku_toudai.png認定看護研修センターで学んでいる、感染管理認定看護師の研修生2名が9月2日~10月15日までの約1か月半当院で実習を行っています。
7か月間の研修の一環で、今回研修されている2名の方は、札幌市外から学びに来ているとのことです。IMG_3213トリミング.jpg
認定看護師とは、日本の医療tatemono_hospital2.pngの高度化に伴い専門分化が進み、より高度の専門知識が要求される中、看護の役割の重要性は増し、高い看護ケアの提供のため各専門領域に特化した知識と技術を身につける必要性から、1995年に臨床経験5年以上の看護師を対象に認定看護師制度が新設されました。日本看護協会では、現在21分野(将来的にはかたちを変え、19分野になる予定)の認定看護師がいます。
日本看護協会のHPには、「特定の看護分野における熟練した看護技術及び知識を用いて、あらゆる場で看護を必要とする対象に、水準の高い看護実践の出来る認定看護師を社会におくりだすことにより、看護ケアの広がりと質の向上を図ることを目的としている」と記されていました。
当院の感染管理認定看護師小池師長にお話を伺いました。
感染管理分野は、昨年来の新型コロナウイルスvirus_corona.png感染症はもちろん、
それ以前からのインフルエンザをはじめとするさまざまな感染症に対して、感染予防と抑制を行います。
感染予防では、ワクチンスケジュール調整、正しい手洗い、
防護具のmedical_ppe_man5_goggle.png使用方法などの職員教育、院内ラウンドによる対策実施の監視を行っています。IMG_3219トリミング.jpg
ICT(院内感染対策チーム)のラウンドに同行されました。  IMG_3221トリミング.jpg
感染抑制では、感染症発生を早期に発見し、適切な対策を講じることでアウトブレイク防止をめざし活動します。これらの役割を自施設で担うため研修会や、日々の啓蒙のために委員会活動などで、スタッフ育成などを行っています。
現在研修中の2名の方は、研修を修了すると、このような役割を勤務されるところで担われ、活躍されることと思います。
研修生の指導はもちろん、小池師長が行っています。 IMG_3210トリミング.jpg
                           N・Tao

他部署紹介します:薬剤科【定山渓病院看護部ブログ】 

日は、防災の日でした。
2018年9月6日の北海道胆振東部地震と、それに伴うブラックアウトのニュースとともに、防災意識や防災グッズbousai_goods.pngの確認を促すニュースやお知らせが沢山ありました。改めて防災意識を高め、以前紹介した院内の防災教育(2021年7月6日アップ)を継続していく必要性を感じました。
9月は、敬老の日keirou_couple_flower2.pngと秋分の日と2日間の祝日があります。
ご存知と思いますが、「防災の日」のように、祝日以外にも365日毎日何らかの〇〇の日があります。
ふと、興味を持ち9月の一覧を見てみると「4日:みたらしだんごの日」
「10日:コッペパンkoppepan.pngの日」「22日:ショートケーキの日」など、食べ物の日に目がいってしまいました。
正確に数えていませんが、9月だけでざっと800~900位もありました。
sweets_line4_wagashi.png和菓子.png
前段階が長くなってしまいましたが、
今日は、他部署紹介第段としまして、薬剤科をご紹介します。
病院薬剤師 yakuzaishi_man_table_mask.png とは、病院内で長年協働していますが、
具体的にはどのような業務を行っているのかを改めて聞いてみました。
一言でいうと「医師からオーダーされたすべての薬剤を安全に効果的に投与できるようにすること」に集約されますが、
薬にまつわる様々な業務は多岐にわたり、IMG_3185トリミング.jpg
 調剤・注射薬のミキシングや最近は新型コロナワクチンの充填も加わりました。
当院の295人の入院患者と外来患者35~45人/日の薬剤に関するすべてを
薬剤科が行っています。IMG_3182トリミング.jpg IMG_3184トリミング.jpg
薬剤科副主任さんIMG_3176トリミング.jpg のお話では、
最近「薬剤師は薬に向き合う時間も重要だが、患者さんと向き合う時間をもっと確保すべきである」という意見があり、
当院薬剤師も忙しい業務の中、意識して病棟へ出向き、患者さんと積極的にお話 yakuzaishi_soudan.png をするようにしています。
また、その方の血液検査データなど、全身状態を顧慮した薬剤投与量や、元々服用している薬との禁忌薬剤がないかなど、沢山のことを考えて、医師とデイスカッションすることもあるそうです。
さんは「当院薬剤科は人員的にも能力的にも発展途上であり、多職種との共同など課題がある」と謙遜していましたが、手稲渓仁会病院での急性期病院の薬剤師経験も活かしながら、
子育て真っ最中の薬剤科長代理 IMG_3198トリミング.jpg とともに、定山渓病院薬剤科の更なる発展を目指して日々奮闘しています。
                    N・Tao

定山渓病院 新人職員フォローアップ研修 Ⅰ【定山渓病院看護部ブログ】 

お盆が過ぎた途端、あの30℃を超えた暑さは、いつだったのだろうと思うような
涼しさ(寒さ?)がやってきました。
札幌中心地より少し山側にある定山渓は、普段から2℃ほど気温が低いので、朝の換気 kansen_yobou_animal5.pngも開けている時間を考えながら行っています。
山々はまだ、IMG_1354トリミング.jpg 濃い緑色ですが、もう少しで素敵な紅葉の季節がやってきます。
看護部では、先日新入職員のフォローアップ研修がありました IMG_0037トリミング.jpg
月の入職時研修以来の集まりで、当初は看護部の研修として企画しましたが、新型コロナウイルス感染症への対応への影響を受け、多職種交流の機会が少ないため、病院全体の新卒入職者を対象とするように変更しました。
コロナ禍以前は、4月に病院主催で近隣の温泉ホテルを会場に新入職員歓迎会を行っていました。
2年前までは、必ずと言っていいほど、行っていた部署単位の歓迎会も自粛しています。また、昼休憩時も個食・黙食にしていますので、職場内での他者との交流が減っている中での研修でしたので、「話ができた」「楽しかった」「同じような悩みを持っているのがわかった」と受講生から高評価でした。
この研修の主たる企画運営者の、御家瀬看護副部長に内容をお聞きしましたので一部ご紹介します。
講義は、3名の先輩スタッフ DSC_0081トリミング.jpg が動画を使用してわかりやすく、
和やかに語り掛けるように行ってくれました。
受講生の集中DSC_0082トリミング.jpg も途切れずに「近い将来を知ることができ、同じような悩みを経て現在があることもわかった」という感想が聞かれました。
アイスブレイクに「チームで中西院長の似顔絵を描いてみよう!」を行い、DSC_0089トリミング.jpg DSC_0091トリミング.jpg DSC_0092トリミング.jpg すごく盛り上がったそうです。
一方で「やりがいや楽しみ、乗り越え方を語ってみよう」は、まだ現場の業務に慣れることで精一杯の新入職員にとっては、IMG_0044トリミング.jpg 考える場面が多くありました。。
しかし、全体会で「悩みや不安はみんな同じ、自分だけじゃないんだってわかって、嬉しかった」と発言があり、笑顔も多く見られました。
場所は、病院の近くの研修保養施設を貸し切りで行ったことで、休憩時間はラウンジを利用させていただき、密になることなく過ごすことができました。病院から研修会場まで徒歩5分の移動中DSC_0075トリミング.jpg には、話せたことも楽しかったという感想が聞かれました。
DSC_0083トリミング.jpg  DSC_0085トリミング.jpg 昼食メニューと昼食中の様子
受講生から「同期と話す機会が少ないので、すごく楽しく、年に1回か2回定期的にあったらいい」という感想が聞かれ、充実した1日が過ごせたようです。
御家瀬看護副部長の総評に「研修目的の新入職員同士での語りの中で関係性ができ、就労活力につなぐことができる」という目的は、受講生の様子や感想から達成できたとありました。
今回のような研修は、初めての企画だったので模索しながら行なったということですが、高評価に終わり、
もう次回の企画が御家瀬看護副部長の頭の中にはあるようです。
                      N・Tao