2022-02-23

雪が舞う:システムという現実と幻想的なこと【定山渓病院看護部ブログ】 

当院は2016年からオーダリングが始まり順次電子カルテの導入をしました。
これまでも、メンテナンス等で、定期的に数時間OFFにすることはありました。
今回、大規模なメンテナンスが必要な時期となり、4月にほぼ1日間OFFしなければなりません。
2018年9月のブラックアウトを経験した後、突然停電jishin_kiken_denchu.pngすることを想定し、
「システム障害発生時マニュアル setsumeisyo_manual.png」を作成しました。幸いなことに使用することなく現在まで過ぎていました。
今回のメンテナンスの機会に見返すと、基本的な考え方や大きな対応策等はあるのですが、医療安全面等に考慮した、より具体的なことを加える必要があることに気がつきました。
たとえば、3点認証ができないときに確認した証、オーダリングできないときに使用する伝票類の在庫や、日々当たり前に使用しているものを、使用できないときの代替を考えなければなりません。電子カルテの復旧後のルールも必要です。
システム委員会看護部担当者として、システム開発課と協同して、紙カルテ時代のルールを思い出しつつ対応策を考え始めました。
2か月は時間があるようであっという間、道路わきに積み上げられた雪がなくなる経過を楽しみながら、電子カルテが使えない時に「困らないルール」つくりを進めたいと思います。
sky_line08_snow.png
ところで、
ある日のお昼休み、何気なく窓の外を見ていたら「雪が舞ってる」 bg_snow_sky.jpg と、
つぶやきが聞こえました。
空には雲はなく、降っていませんでしたので、風が吹いていたのだと思います。
IMG_4198.JPG
「その時の景色です。写真では雪が舞う感じは、見えにくいですね」
北海道に暮らしているので、冬に雪が降るのは当たり前で、
「あー今日も帰ったら雪かきダー」とマイナスに考えることが少なくないのですが、「雪が舞う」なんて素敵な言葉と思いました。
                                N・Tao