看護師交流研修【定山渓病院看護部ブログ】
国家公務員共済組合連合会 斗南病院と定山渓病院の第1回看護師交流研修を行いました。
連携病院である2病院の看護部が中心となり、実現しました。
9月28日~30日まで、当院から2名の主任が斗南病院へ行き、10月11日~13日まで、斗南病院の副看護師長2名が当院で研修を行いました。
川渕主任とY主任(現師長)の2名で参加しました。参加者の一人である、川渕主任に研修の様子と感想をを聞きましたので、紹介します。
斗南病院は、がん医療を中心に急性期医療を展開されています。一方当院は、乳児から100歳越えの方まで、あらゆる疾患の方を対象とした慢性期医療を提供しており、役割の違いを感じたとともにたくさんの学びがありました。
その中でも、斗南病院は早期に治療を終えて次のステージに進めるよう、入院前から退院のことを考える入退院支援を実施しています。当院とは入院期間は大きく違いますが、自分(川渕主任)の所属病棟では、師長中心で退院支援を行っている現状です。スタッフ自らが入院時から退院を見据えたケアを行っていきたいと考え、病棟師長と共有しました。
斗南病院では、様々な医療チームが活動されており、緩和ケアチームや褥瘡対策チームのラウンドにも参加させていただきました。定山渓病院も褥瘡対策チームがあり活動していることを伝えると「WEBを利用した当院からのコンサルテーションが可能になれば良いですね」と斗南病院から提案があり、今後の指針をいただけたことで夢が膨らみます。
看護場面では、PNS(パートナーシップナーシングシステム)を導入されています。看護師がペアとなり、患者さんをともに看護し、お互いを補完しあうシステムです。ペアでケアを行うことで、ともに成長することが出来ることを学びました。斗南病院の副看護師長からは、当院の介護職との協同をどのような調整で連携しているのかの質問があり、実際の場面を見学してもらい説明しました。今回の研修では、たくさんの学びがありました。企画して下さった両病院の看護部に感謝し、学んだことを今後は還元できるよう頑張りたいです。
川渕さんの沢山のお話の中から、いくつかの紹介になりました。
今後の活躍に期待したいと思います。 N・Tao