新緑の山々…
5月なのに真夏日を記録し、関東では熱中症の緊急搬送が増えているというニュースが聞こえてきています。北海道も日中は気を付けなければなりません。
この頃「フレイル」という言葉をTVや新聞で聞いたり目にしたりすることが多くなったように思います。
「フレイル」とは「か弱さ」を意味する言葉です。年齢を重ねるごとに活力は少しずつ失われていくと言われています。
「フレイル」は、2014年に日本老年医学会が提唱した概念で、「健康な状態と要介護状態の中間に位置し、身体機能や認知機能の低下がみられる状態」のことを指します。
「なんとなく体がだるい」「元気が出なくて、何もする気にならない」「お腹も空かないし、食べなくてもいいかな」などを自覚し、病院に行ったら先生に「年だからね!!」と言われるし…と思われている方もいるのではないでしょうか
高齢化率の高い定山渓地区にある当院では4月18日より「フレイル外来」を開設しました。
身体機能に関する検査やリハビリ体験等を実施し、身体の調子を確認して少しでも長く住み慣れた地域で生活できるように支援していきたいと考え、昨年12月から準備をしてきました。
バスでの来院が難しい方にはご自宅までの送迎もあります。
まずは、お気軽にお電話ください。
【フレイル外来の流れ】はじめての方
採血➡身長・体重・血圧・骨塩定量検査(骨密度測定)
筋肉量測定(CT)を受けて終了です。
受診された二人の方は、開設し初めての患者さんで、結果を受けて、外来リハビリを開始しました。
この後期間をあけて、フレイル外来に再診していただきます。
再診時には、診察・口腔機能検査・リハビリ指導・栄養指導を行い、フレイル外来の継続を検討します。
このブログでも今後「フレイル外来」の効果を引き続きお伝えしていけたらと思っています。
今回も、担当者からお話を伺い、いつものN・Taoが発信いたしました。