10月19・20日の2日間、第31回日本慢性期医療学会が大阪国際会議場でありました。
毎年1回、北海道から沖縄まで、全国から慢性期医療に関わる多職種の方々が集結し、日頃の活動を発表しています。参加者は、それぞれ自院へ持ち帰り発信するため、質問や意見交換も活発です。
当院の発表者は、看護師・作業療法士の5名で、なかでも土田さんの認知症患者の作業療法にアロマテラピーを取り入れた発表(テーマ「当院認知症患者に対するアロマセラピーの効果」)は、関心が高く多くの質問があったそうです。
土田さんの感想をいただきました。
「今回、初めての研究発表、初めての道外出張ということで、発表が終わるまでの間は常に緊張していましたが、院長をはじめとした定山渓病院の参加者のみなさまに見守られながら無事に発表を終えることができて、とても良い経験になりました。学会参加は、他病院の状況や他職種の方々と関わりを持つ貴重な機会なので、今後も研究を継続し、学会への参加ができるように励みたいと思います。」
看護師大高さんは、
看護師として、意思決定を支えた事例をポスター発表(テーマ「ALS患者と家族への意思決定支援の一事例」)を行いました。ポスター発表は、参加者との距離が近く、現場での実際のエピソード等、より活発な情報共有を行うことができます。反面、発表者は距離が近いため、緊張感が高く「ドキドキしているのが、周りに聞こえているのではないか」と思ったほどだったとか…
また、中西院長はじめ5名が座長として、進行と評価を行いました。
学会終了後に出席者11名で夕食会がありました。
広報の川口さんは、「中西院長を中心に楽しい時間を過ごし、仕事に対する考え方や定山渓病院に対する思い、職員の育成や個人のスキルアップについて等、普段なかなかできない業務以外のお話を伺うことができ、大変有意義で、今後の業務の励みとなりました。」と
いつもは医療職とかかわりが多いとは言えない事務職の川口さんならではのコメントでした。
最後にこんなエピソード。巨大プリンターで印刷した発表用ポスターは、札幌より持参し当日に自ら掲示します。飛行機搭乗時に預けたポスターが、到着後なかなかコンベアに乗ってこなく、受け取れるのかみんなでドキドキしていました。
N・Tao