2023-12

看護部企画研修【定山渓病院看護部ブログ】

定山渓病院看護部では、年間通して様々な研修を企画し開催しています。(詳しくは病院HP看護部で紹介しています)

すべての研修は、アンケートや研修前後課題などを行い、それぞれの受講者の課題の達成度を確認し、研修企画者が評価し、次年度の研修計画へと繋げています。

看護部教育部会・リソースの企画で行い、4月からの上半期では、認知症ケア研修、倫理研修、エンドオブライフケア研修、摂食・嚥下ケア研修などを行いました。10月になって呼吸ケア研修を行いました。その他に新人教育として技術研修・BLS・ローテーション研修なども行っています。

講師はそれぞれの分野で活躍する院内外の認定看護師、専門看護師などの方に加え、主任会企画もあります。

12月6日(水)に行った“看護過程”研修の様子を御家瀨副看護部長が知らせてくれました。

ご紹介します。

この研修の目的は「看護のアセスメント力の向上を目指し、事例検討を通して
看護過程の思考プロセスを学びフィードバックすることで自身の看護力向上に
つながる機会とすることができる」です。
今年度の対象者は、2022年度の新人看護師と希望者です。
日々の現場での看護を振り返ること、そして、看護アセスメントを丁寧に考え
てみること。

講義中

前半は小池師長より「看護過程とはなにか」についての講義がありました。

 

「これはここじゃない?」積極的にデイスカッション

その後は1事例(ペーパーペイシェント)を1日かけて、じっくりとアセスメン

トをします!

参加者は事前に「看護過程シート」を記入します。

各自の看護アセスメントを共有しながら、事例の全身状態や環境などを話し
合います。
そして、その方に必要な看護をプランニングしていきました。

研修最後には、自部署の師長さんたちの前で事例発表です。

ちゃんと考えているわ…ホッ!!(師長の心の中)

「ここは、大切です」(イメージです)

「これはですねー」(イメージです)

参加者みんなで分担しながら、とてもわかり易くプレゼンテーションして

くれていました♪

 

 

 

「それはですね」質問に答えて…(イメージです)

「ここを見てください」(イメージです)

研修後の感想では、
「きちんとアセスメントするとここまで個別性のある看護に繋がる。改めてアセスメントの重要性に気づき、普段のアセスメント不足も実感しました。」
「患者さんのことについてたくさん考えることができた。看護過程の大切さを改めてわかりました。」
「時間をかけてアセスメントする事で、個別性のあるケアが出来ると感じました。また話し合いの大切さを改めて感じました。」

 

すべての研修は、勤務時間内に行っていますので、受講者数は多くはないのですが、その方々が知識を構築し、病棟のメンバーに学んだことの伝達を行い、みんなのスキルアップが図れるといいと考えています。

 

2023年最後のブログになります。来年もよろしくお願いいたします!!
N・Tao

「渓仁会グループCSRレポート2023」を発行しました

渓仁会グループでは、2006年から「CSRレポート」という形式で、当グループの取り組みや業績を皆さまにわかりやすくお伝えする試みを行っております。このたび「渓仁会グループCSRレポート2023」を発行いたしましたので、ぜひご覧ください。

院内デイケア通信 ④ Xmas会【定山渓病院看護部ブログ】

定山渓を超え、喜茂別に入るとすぐにある中山峠の初冠雪が発表され1か月ほどが経ちました。中山峠は、例年札幌近郊では一番早く降雪し一番遅くまでスキーができることで有名です。

病院からほど近い、札幌国際スキー場は、ついこの前まで紅葉見学ゴンドラを運行していたのを急ピッチでスキー・スノーボードのために冬仕様にし、オープンしました。

院内デイケア通信ですが、8月の第3回から、少し間が空いてしまいました。

クリスマスの手作りポスター

 

12月と言えばXmas院内デイケアの“12月の行事”Xmasをご紹介します。

 

 

院内デイケアは、DST(Ⅾementia care Support Team) が中心になり、イベントやお誕生会を行っています。

DSTメンバーの作業療法士 佐藤美加さんにお話を伺いました。

「クリスマス楽しいね」(イメージです)

 

参加された患者さんはサンタの帽子 やクリスマスケープをまとい、ちょっと照れた様子もある中で、各テーブルごとに「メリークリスマス」の声出しで始まりました。

 

入れたてのコーヒーや紅茶とろみのついた緑茶もあり、皆さん好きな飲み物を選んで、生クリームをトッピングしたプリン と一緒に召し上がっていただきました。

「プリンが楽しみでお昼ご飯少しだけにしたの」「久しぶりだよ。入れたてのコーヒーは美味しいね」などの声がきかれました。

普段行われているリズム体操をアレンジ

ジングルベルに合わせてにベルを振りながら体操を行いました。

 

あちこちでベルの音が響き渡りたくさんの笑顔が溢れる場となりました。

 

 

最後は、全員で馴染みのある「高原列車は行く」を大合唱し、楽しいひと時は幕を閉じました。

締めの挨拶をお願いした患者さんから「とても楽しかった」という言葉をいただきました。

佐藤さんはじめメンバーみんなで、「来年も喜んでいただけるよう楽しい企画をたくさん考えよう」と心に誓ったそうです。

 

N・Tao

趣味であり特技であり!!Vol2【定山渓病院看護部ブログ】

一度降った雪がいったん解け例年同様、Xmasあたりに本格的に積雪になるのでしょうか…

山の日の入りは早く15:30頃には陽が落ちはじめ16:00過ぎには、真っ暗な日々です。

15:30頃

 

 

16:30頃

看護・介護職の中で、趣味や特技が際立っている方を8月に続き、第2回目の紹介をいたします。

卒後3年目の病棟勤務の看護師工藤さんをご紹介します!

ケア後ナースステーションにもどって来ました。

 

工藤さんの趣味(特技)は、絵を描くことです。

絵は、幼稚園の時にとても上手なお友達がいて、その子の真似をして描き始めたのがきっかけだそうです。

“家猫”

 

今回、ブログにしたいというリクエストに2枚の絵を描いてくださいました。

 

アジサイ

 

今回は、おうちの猫とアジサイを描いていただきました(どちらも水彩画です)

他には、妹さんのリクエストでアニメのキャラクターを描くそうです。

 

 

ケア後は、電子カルテで看護記録です

 

本職の病棟での仕事は夜勤もこなし、日々レベルアップされているとの噂です。

レベルが上がると、また次の課題がどんどん出てくるのが看護師という職業です。趣味を持ち気分転換を図り、モチベーションを保って邁進していただきたいと、先輩として、すごーーーく願うばかりです!!

 

   

工藤さんの許可をいただき、額に入れてTQM室に飾らせていただきました!!

N・Tao

定山渓病院 公式 Instagram アカウントを開設しました

定山渓病院ってどんな病院?

どんな特徴があるの?

どんな人が働いているの?

ホームページだけでは知ることができない情報を、

『わかりやすく』写真付きでお伝えします!

☞ 投稿内容はこちらからご覧いただけます。

フォローやいいね等、どうぞよろしくお願いします。

 

ソーシャルメディア利用規約は以下PDFデータよりご確認願います。

ソーシャルメディア利用規約_20231201

VRで認知症体験を行ってみました!【定山渓病院看護部ブログ】

「高い」

 

「怖ーい」「落ちる・落ちる」

 

 

VRを使用してレビー小体と若年性認知症の方の実際の様子を体験しました。

VR(Virtual Reality)とは、コンピューターにより創出された仮想的な空間を現実であるかのように体験できるものであり、仮想現実などと呼ばれています。

 

 

「どこ?どこ?」心配そうに見守る梅原PT

 

一つ目の動画は、送迎バスから降りる場面です。迎えた人から、「右足を一歩出してください」という声掛けされるのですが、VRで見えるのはビルの屋上の縁です。右足を一歩だすというのは“落ちる”…なので、「怖ーい」「落ちる・落ちる」と思わず声に出してしまう職員が何人もいました。中には横に逃げようとして、どこを向いているのがわからなくなったり…

 

また、幻視の体験では2人の方と対面して会話しているのに、その場にいるはずのない人があちらこちらに次々と何人も見えて会話に集中できない、という体験でした。

実際の患者さんの声を基に作成した動画のため、本当にリアルな体験でした。疾患については、文献を読んで理解していたつもりでしたが、VRを通して得られる体感は、また別なことのようでした。

動画作製に協力したご本人は、幻視について「私には、本当に見えているので、否定して怒らないでくださいね。」と言っていました。

今回のVR体験は、医療職だけではなく事務職も多数参加し、患者さんはもちろん自分の親に寄り添う時にも、否定しないように気を付けるなど、勉強になったと話していました。

 

11/30お昼頃

約1週間前の11/24朝、同じ方角から

 

定山渓は、本格的な冬の到来です。「札幌市南区・手稲区・西区の降雪が多いです」と朝のニュースで、言っていました。

 

N・Tao