新年早々、石川県において未曽有の地震が発生し、避難生活を余儀なくされている方々に、こころよりお見舞い申し上げます。
看護部では、毎年のように認定看護師・特定技能講習修了者などのスペシャリストを輩出しています。2023年に講習・試験を受け合格通知が届いた方にコメントをいただきました。
認定看護師とは、5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める600時間以上の認定看護師教育を修め、認定看護師認定審査に合格することで取得できる資格です。
今回「摂食嚥下障害看護特定認定看護師」に合格した安原真美さんにお話を伺いました。
1.摂食嚥下障害看護認定看護師を目指した動機
日々の看護を行う中で、摂食嚥下障害のある方の「食事を楽しみたい」、ご家族の「口から食べさせたい」という思いを受け、十分に応えることができないのではないかと、ジレンマを感じることがありました。
摂食嚥下障害がある方が安全で楽しみながら食事を続けられるよう、専門的な知識・技術を学ぶため摂食嚥下障害看護認定看護師を目指しました。
2.研修終了まで苦労したこと
大学の周辺は自然豊かなところで、お店などが少なく買い物に苦労しました。車を持っている同期の友人に買い物に連れて行ってもらい生活していました。(安原さんは、茨城県阿見市の大学で受講しました。)
3.現在の現在の気持ちと今後に抱負
認定審査の結果が合格で、ホッとしました。
今年度から、院内で摂食嚥下サポートチームの活動が始まることが決まっています。認定看護師の教育課程での学びを活かして「食べたい思い」を支え、寄り添った看護を行っていきたいと考えています。
特定行為修了看護師 高木友博さんにもお話を伺いました。
特定行為修了看護師とは、医師・歯科医師が事前に作成した手順書(指示)に従い、一定の診療補助について患者さんの傍に居る看護師が迅速に対応することができることです。補助行為には、気管チューブの位置の調整や胃瘻カテーテルの交換などがあります。
1. 特定行為修了看護師を目指した動機
日常の「胃ろうの交換」や「気管カニューレの交換」は医師が行わなう医療行為です。それを2015年より厚生労働省の施策として始まった看護師特定行為を私自身が修了することで、一連のケアの中で実施することができるようになるため、患者さんへの時間的・身体的負担を軽減し、より質の高いケアを提供できると考えました。
2. 研修中など資格取得までの大変だったこと
研修は仕事をしながらの受講であったため、仕事と勉学と私生活の両立をしなければならず、毎日課題や時間に追われる生活をしていました。しかし、共に研修に参加した仲間と協力しながら学ぶことができ、掛け替えのない経験をすることができました。
3. 現在の気持ちと今後の抱負
現在は研修を無事に修了することができた達成感があります。そして、特定行為修了看護師として患者さんに一貫したケアを提供すること、看護師としての自分にますます磨きをかけていくことを目標にし、高い志を持って活動したいと考えております。同じ志を持つ後輩の良き見本として、背中で語れるような看護師を目指していきたいです。
それから、もう一人
認定看護管理者に御家瀨副看護部長が合格されました。
このお話は、また後日伺う事にいたしましょう
当面は、ブログ担当者を続けますので、頑張ってアップします。時々のぞいてくれるとうれしいです。
.N・Tao