今年は暑さが長く夏が続いているような感覚になっていました。でも、10月になり急に秋の気配が訪れ、病院の窓から見える山の紅葉が少し進んだように思います。
毎年行っている呼吸ケア研修(基礎編・実践編)を今年度も企画し、開催することができました。講師は、手稲渓仁会病院の急性・重症専門看護師の佐土根岳さんをお迎えしました。
大学の講義の経験をお持ちの方で、とても分かりやすく受講生の理解度を推し量りながら内容の微調整を行ってくださいました。
午前は基礎編とし「呼吸器ケアとはなにか」というテーマで解剖も含めた講義 と呼吸音の聴診やスクイージング などを演習で学びました。
午後は実践編とし「人工呼吸器とは何か」というテーマで機械の仕組みから装着時のケア、自発呼吸と人工呼吸との違いなど多岐にわたって、講義 いただきました。また、実際に人工呼吸器に触れることで、苦手意識を克服できるような研修でした。
実践編には、今年度初めてリハビリテーションスタッフが参加し、看護の視点とは違う視点での質問がありました。今後それぞれの専門性を発揮し、ケアの幅が広がるに違いないと感じます。
研修に参加した看護職は、研修前にこの研修で解決したい自己課題を提出します。研修後には、課題解決の有無や今後に活かす具体策を提出します。研修成果が出ますように今から楽しみです。
N・Tao