お醤油の袋に思う!!【定山渓病院看護部ブログ】 

お弁当についている、お醤油の袋 cooking_pack_tare_syouyu.pngは、両手を使わないと開けられない。という事実
患者さんができないことを看護師・介護職がサポートすることは重要です。
以前、病棟師長の頃のことですが、

お食事準備の中で、お膳についてくる調味料は、

醤油cooking_genen_syouyu.pngケチャップcooking_ketchup_bin.png辛子tube_karashi.pngマヨネーズcooking_mayonnaise.pngなど個包装になって、
その方の好みや適正量を摂取していただくようになっています。
自助スプーンなどを使用し食事を何とか自立している方もそれらは片手では開けられません。

これらの袋をどの時点で開けるのかを患者さんに確認しながら、お手伝いしていました。

患者さんによっては、最初から開けて調味料を使う方と一口食べてみて使うという方がいましたのでお聞きしていました。
ふと、お醤油の袋にユニバーサルデザイン(どのような人にも使いやすいデザイン)はあるのか?と思い
調べてみました、ありました。
イージーピール用フイルムというようです。
しかし、コストが高いことや「ハサミbunbougu_hasami.pngやナイフcooking_houchou_petit_knife.pngを用いて開封してください」と表示すればいいという意見があり、普及されていないのだそうです。
普及していないからこそ、私たちがサポートすることが大切と改めて思いました。
お醤油の袋が開けられなかった体験から日常的に何気なく行っていることを
見直す、いい機会を得ました。
自粛・自粛で、不自由なこともある今だからこそ、生活の細かい不自由を察知し
ケアに結び付けるようにしたいなと思います。
                       N・Tao