患者さんができないことを看護師・介護職がサポートすることは重要です。
以前、病棟師長の頃のことですが、
お食事準備の中で、お膳についてくる調味料は、
その方の好みや適正量を摂取していただくようになっています。
自助スプーンなどを使用し食事を何とか自立している方もそれらは片手では開けられません。
これらの袋をどの時点で開けるのかを患者さんに確認しながら、お手伝いしていました。
患者さんによっては、最初から開けて調味料を使う方と一口食べてみて使うという方がいましたのでお聞きしていました。
ふと、お醤油の袋にユニバーサルデザイン(どのような人にも使いやすいデザイン)はあるのか?と思い
調べてみました、ありました。
イージーピール用フイルムというようです。
普及していないからこそ、私たちがサポートすることが大切と改めて思いました。
お醤油の袋が開けられなかった体験から日常的に何気なく行っていることを
見直す、いい機会を得ました。
自粛・自粛で、不自由なこともある今だからこそ、生活の細かい不自由を察知し
ケアに結び付けるようにしたいなと思います。
N・Tao