ふれあい看護体験:2022年【定山渓病院看護部ブログ】 

5月11日(水曜日)夏を思わせる晴天の中、高校生を対象に「ふれあい看護体験」を行いました。
毎年5月12日は、フローレンス・ナイチンゲールの誕生日に因んで、1965年に「国際看護師の日」を制定し、日本では1990年に「看護の日」を制定しました。毎年5月12日を含む週の日曜日~土曜日までを看護週間と定め、看護協会をはじめ全国の病院・施設が様々な行事を行っています。
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病院正面玄関のお花
当院では、2019年まで、毎年「ふれあい看護体験」を開催していました。
コロナ禍で、開催を見合わせてたため、3年ぶりに開くことができました。
南陵高校の3年生、男子7名・女子2名が参加し、しっかり、感染対策をして全病棟で看護体験を行いました。
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病棟に行く前に個人防護具の着脱の練習をしました。
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ひとつの病棟では、手浴、血圧測定 medical_ketsuatsukei_aneroid.png、車いすの乗車体験をして視線の高さの違いやリクライニング型車椅子 kurumaisu_reclining_boy.png での移動では、怖さも感じた体験をしました。
別な病棟では、シーツ交換や食事介助の見学の後に一部を患者さんの許可をいただき体験させてもらい、緊張しながらもやさしくかかわりを持って、挨拶もしっかりとできていて感心しました。
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患者さん役を交互に体験しました。
午後には、座談会を行い、参加した7名と看護部長、看護副部長、各病棟の担当者が出席し、和気あいあいと体験を語らい、共有し笑いに包まれたひと時を過ごしました。
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「看護師や病院のイメージが良い意味で変わった」

「患者さんも関わっているスタッフの皆さんもイキイキとしていた」

「患者さん一人ひとりに合わせた看護をしているんだと感じた」

「皆さんとても明るく、楽しそうに働いているのを体感した」

「自分の入院体験からも感じていたが、実際の現場でも心のケアをしてくれるんだと思った」

「将来は看護師になりたい」「理学療法士を目指している」

「まだ悩んでいるけど、今回の体験やこれからの経験で考えていきたい」

など、本当に目をキラキラさせて感想を語ってくれていました。

引率教諭からは、「あんなに語れる学生たちとは思わなかった。皆さんが引き出して下さったおかげ。とても良い経験をさせて頂いた」と感謝の言葉を頂きました。

この体験をきっかけに、1人でも医療の道に進んでくれたら・・・と思います。

※フローレンス・ナイチンゲールとは、nightingale.png「近代看護教育の母」「クリミアの(白衣)の天使」と呼ばれるイギリス人で、1854年のクリミア戦争で負傷兵に天使のように優しく接し、戦地から戻った後も看護学校の設立や、経験を基に書籍の執筆など生涯にわたり医療・看護の改革に貢献した方です。

       (フリー百科事典Wikipediaより、一部引用)
                  N・Tao