定山渓病院看護部では、年間通して様々な研修を企画し開催しています。(詳しくは病院HP看護部で紹介しています)
すべての研修は、アンケートや研修前後課題などを行い、それぞれの受講者の課題の達成度を確認し、研修企画者が評価し、次年度の研修計画へと繋げています。
看護部教育部会・リソースの企画で行い、4月からの上半期では、認知症ケア研修、倫理研修、エンドオブライフケア研修、摂食・嚥下ケア研修などを行いました。10月になって呼吸ケア研修を行いました。その他に新人教育として技術研修・BLS・ローテーション研修なども行っています。
講師はそれぞれの分野で活躍する院内外の認定看護師、専門看護師などの方に加え、主任会企画もあります。
12月6日(水)に行った“看護過程”研修の様子を御家瀨副看護部長が知らせてくれました。
ご紹介します。
この研修の目的は「看護のアセスメント力の向上を目指し、事例検討を通して
看護過程の思考プロセスを学びフィードバックすることで自身の看護力向上に
つながる機会とすることができる」です。
今年度の対象者は、2022年度の新人看護師と希望者です。
日々の現場での看護を振り返ること、そして、看護アセスメントを丁寧に考え
てみること。
前半は小池師長より「看護過程とはなにか」についての講義がありました。
その後は1事例(ペーパーペイシェント)を1日かけて、じっくりとアセスメン
トをします!
参加者は事前に「看護過程シート」を記入します。
各自の看護アセスメントを共有しながら、事例の全身状態や環境などを話し
合います。
そして、その方に必要な看護をプランニングしていきました。
研修最後には、自部署の師長さんたちの前で事例発表です。
参加者みんなで分担しながら、とてもわかり易くプレゼンテーションして
くれていました♪
研修後の感想では、
「きちんとアセスメントするとここまで個別性のある看護に繋がる。改めてアセスメントの重要性に気づき、普段のアセスメント不足も実感しました。」
「患者さんのことについてたくさん考えることができた。看護過程の大切さを改めてわかりました。」
「時間をかけてアセスメントする事で、個別性のあるケアが出来ると感じました。また話し合いの大切さを改めて感じました。」
すべての研修は、勤務時間内に行っていますので、受講者数は多くはないのですが、その方々が知識を構築し、病棟のメンバーに学んだことの伝達を行い、みんなのスキルアップが図れるといいと考えています。
2023年最後のブログになります。来年もよろしくお願いいたします!!
N・Tao