VRで認知症体験を行ってみました!【定山渓病院看護部ブログ】

「高い」

 

「怖ーい」「落ちる・落ちる」

 

 

VRを使用してレビー小体と若年性認知症の方の実際の様子を体験しました。

VR(Virtual Reality)とは、コンピューターにより創出された仮想的な空間を現実であるかのように体験できるものであり、仮想現実などと呼ばれています。

 

 

「どこ?どこ?」心配そうに見守る梅原PT

 

一つ目の動画は、送迎バスから降りる場面です。迎えた人から、「右足を一歩出してください」という声掛けされるのですが、VRで見えるのはビルの屋上の縁です。右足を一歩だすというのは“落ちる”…なので、「怖ーい」「落ちる・落ちる」と思わず声に出してしまう職員が何人もいました。中には横に逃げようとして、どこを向いているのがわからなくなったり…

 

また、幻視の体験では2人の方と対面して会話しているのに、その場にいるはずのない人があちらこちらに次々と何人も見えて会話に集中できない、という体験でした。

実際の患者さんの声を基に作成した動画のため、本当にリアルな体験でした。疾患については、文献を読んで理解していたつもりでしたが、VRを通して得られる体感は、また別なことのようでした。

動画作製に協力したご本人は、幻視について「私には、本当に見えているので、否定して怒らないでくださいね。」と言っていました。

今回のVR体験は、医療職だけではなく事務職も多数参加し、患者さんはもちろん自分の親に寄り添う時にも、否定しないように気を付けるなど、勉強になったと話していました。

 

11/30お昼頃

約1週間前の11/24朝、同じ方角から

 

定山渓は、本格的な冬の到来です。「札幌市南区・手稲区・西区の降雪が多いです」と朝のニュースで、言っていました。

 

N・Tao