"院内デイケア"

院内デイケア通信 ④ Xmas会【定山渓病院看護部ブログ】

定山渓を超え、喜茂別に入るとすぐにある中山峠の初冠雪が発表され1か月ほどが経ちました。中山峠は、例年札幌近郊では一番早く降雪し一番遅くまでスキーができることで有名です。

病院からほど近い、札幌国際スキー場は、ついこの前まで紅葉見学ゴンドラを運行していたのを急ピッチでスキー・スノーボードのために冬仕様にし、オープンしました。

院内デイケア通信ですが、8月の第3回から、少し間が空いてしまいました。

クリスマスの手作りポスター

 

12月と言えばXmas院内デイケアの“12月の行事”Xmasをご紹介します。

 

 

院内デイケアは、DST(Ⅾementia care Support Team) が中心になり、イベントやお誕生会を行っています。

DSTメンバーの作業療法士 佐藤美加さんにお話を伺いました。

「クリスマス楽しいね」(イメージです)

 

参加された患者さんはサンタの帽子 やクリスマスケープをまとい、ちょっと照れた様子もある中で、各テーブルごとに「メリークリスマス」の声出しで始まりました。

 

入れたてのコーヒーや紅茶とろみのついた緑茶もあり、皆さん好きな飲み物を選んで、生クリームをトッピングしたプリン と一緒に召し上がっていただきました。

「プリンが楽しみでお昼ご飯少しだけにしたの」「久しぶりだよ。入れたてのコーヒーは美味しいね」などの声がきかれました。

普段行われているリズム体操をアレンジ

ジングルベルに合わせてにベルを振りながら体操を行いました。

 

あちこちでベルの音が響き渡りたくさんの笑顔が溢れる場となりました。

 

 

最後は、全員で馴染みのある「高原列車は行く」を大合唱し、楽しいひと時は幕を閉じました。

締めの挨拶をお願いした患者さんから「とても楽しかった」という言葉をいただきました。

佐藤さんはじめメンバーみんなで、「来年も喜んでいただけるよう楽しい企画をたくさん考えよう」と心に誓ったそうです。

 

N・Tao

院内デイケアで 「手打ちそば作り体験」 が行われました

院内の食事を調理している 株式会社LEOC の協力により

9月6日(水)手打ちそばの実演・体験が行われました。

 

そば粉から「コネ」、「のし」、「そば切り」までを

入院患者さんにも実際に参加・体験していただきます。

 

そばの美味しい3「たて」は

挽きたて 打ちたて ゆでたて と言われています。

工場で挽いた北海道産のそば粉を使用し、

打ちたてのそばをその場でゆで

昼食で召し上がっていただきました。

 

「のど越しがいい」「粘りが強くておいしい」と笑顔で会話が弾み、

普段食が細い患者さんも最後の一本まで召し上がっていました。

おかわりをする方もいて、とても賑やかな昼食となりました。

 

そばの感触や珍しい道具に触れ、

出来立ての美味しいそばの味をお楽しみいただき

非日常的な時間を過ごすことができたのではないでしょうか。

 

今後も患者さんにお喜びいただけるイベントを企画してまいります。

随時、新着記事にてお知らせいたします。

院内デイケア通信 ③ お誕生会【定山渓病院看護部ブログ】

院内デイケアのイベントを5月の再開よりお伝えしていますが、今回を機に“院内デイケア通信”として、定期的に取り上げていこうと思っています。今回が3回目になります。

8月23日に初めて、お誕生会を行いました。8月生まれの方4名を参加者とスタッフで、お祝いしました。

 

手作りのお祝いボード ボードの前で、誕生月のおひとりずつ写真撮影しました。

 

 

 

 

ハッピーバースデイトゥーユーを歌って、お祝い!!

誕生月の方には“ハッピーバースデーの帽子”か“本日の主役”のタスキをかけてもらいました。

日ごろの療養では、どうしても変化の少ない日々が続いているので、少しだけ刺激的な日になったかも知れません。

気温30℃越えの日でもあったため、参加した皆さんにカキ氷が振舞われました。

昔懐かしい雰囲気のかき氷機、でも電動です。

「やっぱりかき氷はあずきに限るわ」

「手動は僕にお任せ下さい」リハビリの実習に来ていた学生が手伝ってくれました!頼もしい

 

院内デイケアでは、これから毎月のイベントとしてお誕生会が追加されるようです。

N・Tao(札幌円山動物園でゾウの赤ちゃんが生まれました、とても珍しい事だそうです)

院内デイケアのその後とある一日【定山渓病院看護部ブログ】

 

屋上でラベンダーと共におすましする“かっぽん”

 

院内デイケアを再開して2か月が過ぎました。

 

 

 

 

院内デイケア開設の目的は大きくふたつあります。

1.制限の少ない自由な環境の中で過ごすことにより、認知症患者の活性化や精神的安定を図る

2.認知症患者に要する時間的・人的な労力の軽減を図り、病棟全体の看護の質の向上を図る

参加する方は入院療養が優先ですから、食事時間 や入浴時間、リハビリ等で途中退出したり、途中参加を自由としていて、行事・レクリエーション参加も自由です。

疲れたら院内デイケアでお昼寝も大丈夫なようにベッドを準備しています

再開から今までの患者さんの様子としては、

「穏やかになった」「怒らなくなった」「夜眠るようになった」「笑顔が増えた」などの声がスタッフから聞こえてきます。

参加者からは、「また来たい!」「今日は何やるの?」「疲れたから一休みするかな~」とベッドで一休み⇒「スッキリしたわ」とまた活動へ戻るなど、その方の行いたいように過ごしていただいています。

また、院内デイケアで過ごしている写真や様子をご家族や在宅サービス担当者へ、郵送でお知らせすることが出来るといいなあと思っているところです。

行事・レクリエーションのアイデイアが担当者の介護職や療法士から続々と出てきて、曜日を決めて

足湯♨の日・アロマの日 カラオケ大会(マイクが大切)カフェ園芸などを行い、参加する方が選んでいただけるような仕組みも考えていきたいです。

収穫のために屋上に集まりました。

 

屋上で収穫したきゅうりを塩漬けにして食べる予定です。

 

きゅうりを見て飛びつくかっぽん

きゅうりにかぶりつきそうになり、捕まえられた “かっぽん”

 

きゅうりの収穫をすることを聞きつけ、いち早く屋上にいたかっぽんです。

 

 

N・Tao

院内デイケア!!  再開しました。【定山渓病院看護部ブログ】

今日は、再開した院内デイケアをご紹介しようとおもいます。

院内デイケアとは、具体的には何をするところでしょう?

入院生活は、治療や療養ために必要なことです。一方で普段の生活とリズムが違うことによるストレスが生じやすく、夜間の不眠や情緒の不安定、時には一時的な認知障害の原因になってしまいます。

そこで、日中の時間を利用して、行事やレクレーションに参加することで、生活のリズムを取り戻し、活性化や精神的安定を図ることを目的に院内デイケアを行います。

2021年に3か月間プレ運用し、ワーキングチームで話し合いながら人員体制やプログラムを修正していきました。その後感染状況もあり中止していましたが、COVID-19の感染症分類5類への移行を受けて再開しました。

イメージ写真(引き伸ばしたら、ピンボケになってしまいました)

デイケア詳細
方法:集団・小グループ・個人でレクレーションや会話を楽しんだり、ひとりで過ごすのもOK
対象者:当院に入院している方で、デイケア室に移動が可能な方
開催場所:1階デイケア室

日時:月曜日から金曜日10:00~14:30出入り自由とし、リハビリや入浴などを優先しています。

風船バレーやパズル・碁・TV鑑賞など色々行っています。

先日は、新たに足湯の日を開催し、

イメージ

園芸なども楽しむ予定です。
これからも参加者の希望を取り入れ、どんどん新たなことに取り組んでいく予定と聞いています。
継続して、このブログで様子を紹介できればと思っています。

 

N・Tao

【病院ブログ】食欲の秋

定山渓の紅葉が見頃を迎えています。

  

秋の楽しみ方は様々ありますが、そのうちの一つ「食欲の秋」につながれば良いと願いを込め、栄養科の取組みをご紹介します。

栄養科では、患者さんの療養生活がより豊かになるよう旬の食材を提供する「収穫祭」や厨房スタッフが目の前で調理を行うライブ感が特徴の「Jキッチン」等、様々な企画を行っています。
◆-- – -2024年度の収穫祭- – --◆
~2024年度の収穫祭~
第1弾 JAようていさんのメロン
第2弾 二川農園さんのメロン
第3弾 秋の味わい なし(幸水)
第4弾 百姓園さんのぶどう(ナイアガラ)
第5弾 秋のいろどり 柿
今年は患者さんのご要望にお応えし、くだものを中心としたメニューをお楽しみいただきました。
甘く、瑞々しい美味しさに患者さんの笑顔を沢山見ることができました。
旬の食材は季節を感じていただく大切なポイントです。
食材をご提供いただきました農家さんに感謝いたします。
◆-- – -手打ちそばづくり体験- – --◆
院内の食事調理を行っていただいている株式会社LEOCさん協力のもと、
昨年より開始した手打ちそばづくり体験を今年も開催しました。
会場は院内デイケア。
のれんをくぐった先には、患者さんが一体となってそばを仕込んでいる光景が広がります。
最後のそば切りが終わると、大きな拍手で盛り上がりました。
北海道の秋は新そばの季節。
味の美味しさはもちろん最高!ですが、そばを打つ過程で何倍も美味しくなっているようです。
2023の様子はこちらのリンクからご確認いただけます。
今後も食事を通し、美味しさだけでなく、季節の移ろいや楽しさをお届けできるイベントを企画、検討してまいります。
当院のインスタグラムでは思わずお腹が鳴るような写真がたくさん見れますので、ぜひ見てみてくださいね!

七夕:病院季節の行事 【定山渓病院看護部ブログ】

夏真っ盛り の8月7日に七夕に関連した色々を院内で行いました。

特に院内デイケアでは、日常の生活にできるだけ近づけるようなイベントを行っています。

短冊の七夕飾りで彩りを添え昼食には七夕メニュー を提供しました。また、盆踊りの曲をかけて、車いすの方も職員と一緒に輪に入り踊りました。

院内デイケア担当の介護職員、リハビリテーションスタッフ、リハビリテーションの実習生も加わり、短い時間でしたが、とても盛り上がっていました。

圧巻だったのが当院広報委員の企画です。

「あなたのふるさとどこですか?小樽編」 と題して、ある職員の故郷小樽を動画で紹介しました。

ほんの一部を静止画でご紹介します

現在の観光盛んな小樽はもちろん、

雨降りですが、観光客がたくさん

小樽の歴史を垣間見られる構成になっていて、

北海道初の鉄道は、小樽から

海と灯台

夜景

景色の美しさとなつかしさで、とても感動し鼻の奥がツーンとしました。

今後も色々なところを次々と取り上げるようなので、次回作を楽しみに待ちたいと思います。

N・Tao

 

 

 

3月3日は🌸ひな祭り 【定山渓病院看護部ブログ】

当院では毎年、患者サービス委員会(このブログに度々登場しています)が主となり、ひな人形や院内の飾りつけを行います。

2階ホールの7段飾り

 

今年は、2階ホールと院内デイケア室前に飾りました。

理学療法室前

院内デイケア入り口   お内裏さま

お雛さま

 

ひな祭りは、中国から伝わった五節句のひとつである「上巳(じょうし・じょうみ)の節句」に由来します。旧暦の3月3日である上巳は3月最初の「巳の日(みのひ)」とされ、災いや穢れ(けがれ)を払うために水で体を清めて宴を催す習わしがありました。日本に伝わったのは平安時代ごろといわれており、現代でも各地でおこなわれている「流し雛」の原型になったとされ、さまざまな変遷を経て現在の形になりました。その過程のなかで、「女の子の健やかな成長を願う」という意味を持つ行事となりました。ひな人形とともに桃の花を飾りますが、 桃の花には魔除けの力があると信じられており(中国発祥)、病気や災いを遠ざけることから、縁起が良いものとして飾られるようになったそうです(ネット辞書より)。

 病院では、お雛様の穏やかなお顔に癒され、昔幼い娘と祝ったことを思いだす切っ掛けともなり、高齢者の活性化へとつながり、お祭りをお祝いするだけではない付加価値があります。

また、季節の移り変わりを感じてほしく栄養科がお食事にも工夫しています

3月1日の昼食は、ひな祭りのごちそうメニューでした。

ちらしずしを主としたメニュー

メニュー表                  「春ちらし」とは、美味しそうですね ❕

 

 

 

 

 

N・Tao

豆まきをしよう!!「鬼は外、福は内」節分イベント【定山渓病院看護部ブログ】

1月末のある日、中西院長より「節分は、何かするの?」と問 いかけがありました。

患者サービス委員会N委員長は、「もちろん豆まきをします」と応えました。

でも……昨年までは行っていません。ここからがN委員長の本領発揮、相談役兼実働部隊トップのO師長やメンバーと準備を開始し、2月2日(金)には節分イベントを行いました。

改めて調べると、節分とは「一年間健康に過ごせるように」と願いを込めて「悪いもの」を追い出す行事とされています。節分は立春の前日なので、今年は2月3日でした。鬼は災いや病気をイメージさせる存在とされ、豆をまくことで鬼を撃退して魔除けなどの意味を持たせます。

「鬼が来たぞー」ある病棟へ突撃

「鬼は外へいけー!!」院内デイケアでは追い払われました

最後に看護部へ(振りかぶって、思いっきり豆を…)

「やられた‐」 こうして、当院に現れた鬼はどこかに退散しました。

豆以外は、地域により様々でイワシの頭を飾ったり食べたり、けんちん汁や節分そばを食べるところもあるとか…また、今や恵方巻きは、だれもが節分に食べるもののひとつとして認識されています。

フットワークの軽い、定山渓病院患者サービス委員会です。短い時間でもしっかり準備し、楽しんでいただけたようです。次のイベントも楽しみに致しましょう

N・Tao

抑制廃止の取り組みについて、院内見学にいらして下さいました。【定山渓病院看護部ブログ】

2011年から抑制廃止の取り組みを行っている当院です。

先日、社会医療法人恵和会 恵庭第一病院から医師・看護部長・師長・事務次長・リハビリテーション科科長の5名の方が見学にいらして下さいました。

恵庭第一病院では、抑制廃止への取り組みに向けて情報収集する中で、当院の実践を知り、見学をお申し出ていただいたという事でした。

資料

見学の前に、抑制廃止検討委員会担当の大高師長から、当院の概要と抑制廃止の取り組みをお話しさせていただきました。

今年度、日常のケア場面で不適切と思われる場面のシュミレーション動画を作成し、抑制廃止検討委員会で「こんなこと言っていいの?」「患者さんへこんな態度で大丈夫?」と感じたことを述べて、自分ならどのようにするかをデイスカッションしていることもお話しさせていただきました。

当院の様子を玄関前で少しお話し。

その後に医療・療養病棟の6FB病棟をご案内させていただきました。

自己抜去の対策など、具体的なことをお話しさせていただきました。

衝撃吸収マットの確認

最近導入された新しいベッド柵のカバーをご紹介「汚れたら拭けるので、便利です」

看護部長から院内デイケアに話しがおよび、見学していただきたかったねと…(この日のデイケアは、終了していました)

ベッドサイドでリハビリを受けている患者さん、手にボールを握り意識を分散しています。

認知症マフの話題になりました。

この患者さんも認知症マフを時々使っています

病棟担当制リハビリについて、現状をお話し致しました。 「コミュニケーションがスムーズで、情報共有が行いやすく、患者さんの見守りも協力して行っています」

当院の抑制廃止の取り組みに興味を持ち、遠方より見学に来ていただいたことを感謝いたします。

これを機に今後も交流が続くといいなあと思いました。

N・Tao