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「雪が深々と降る」【定山渓病院看護部ブログ】

札幌市の天気予報と定山渓(札幌市南区)の天気は少し違い、札幌中心地で降っていなくても定山渓は降っていたりします。曇っていない時は、粒の大きな雪 が静かに降っています。温泉旅館・ホテルがある温泉街からは少し離れていますので、まさに「深々と」という言葉がぴったりです。

講師:乳久保 梨花さん(株)北海道医療情報サービス

さて、先日「接遇研修」が院内でありました。原則、職員全員出席できるよう3回開催され、シフトに合わせ出席しました。コロナ禍以前のように対面研修での開催で、演習もありました。

言葉づかい、表情・態度など基本的な研修ですが、日頃から意識して行っているのかを振り返り、改めての学びとなりました。特に電話応対は表情が見えない分、声のトーンや自ら名乗ることなどを忘れずにしなければなりません。考えてみると、仕事以外で電話で話すことは本当に少なくなりました。メールやLINEなどの文章のやり取りが多くなっていると思います。接遇研修で学んだことは、社会人のコミュニュケーション能力として持っていたいものです。

   

こんな演習がありました、書類を渡す時に横を向いて片手で渡すのと、両手で相手の目をみて渡す時の気分の変わり方を確認しました。もちろん緊急性などの状況により変わるとは思いますが、おおむね片手では「不快」と感じると思います。

マザーテレサの名言のひとつに「思考→言葉→行動→習慣→性格→運命」と続く言葉があります。そのなかで「行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。」というのがあります。今回の研修受講中に思い浮かべていました。

早くも2024年が終わろうとしています。2025年に思いを馳せて今回のブログの最後とします。

N・Tao

 

【病院ブログ】定山渓の天気は?

いよいよ12月となりました。

2024年もあとわずかですね。

 

当院の面会は現在365日可能です(13:00-16:00の間)。

最近のお問い合わせには「スニーカーで行ける?」「雪積もってる?」という内容も増えてきました。

札幌市南区と一口に言っても、定山渓地区の天候はまったく違いますので、不安に思う方も多いと思います。

(職員も出勤時に迷います)

 

少しでもリアルタイムで天気をお伝えしたい!

ということで、定山渓病院のインスタグラムでは、ライブカメラ風に投稿日の状況をお知らせしています(ストーリーズという動画で流れます)。

 

 

最近は日中プラスの気温ですが、路面は冬の装いです。

定山渓病院にお越しの方は、寒暖差で体調を崩されませんよう、転倒しないようにお気をつけてくださいね。

もう少しで来日1年となる特定技能生の現在:ミャンマーから 【定山渓病院看護部ブログ】

朝晩は、マイナス気温となり、いよいよ本格的な冬到来かと思っていたら、標高の高い定山渓から約30km、車で40~50分の札幌中心地でも数センチの積雪がありました。「ぎりぎりタイヤ交換  が間に合った~」と今朝の更衣室で一緒になった職員が話しているのが聞こえてきました。

さて、2024年1月に当院では、介護職として初めて4人の特定技能生が入職しています。(特定技能実習生との違いは、リンク先の以前のブログを参照してください)

宿舎からのバス通勤にもすっかり慣れて、バスの待合時は母国語(と思われる)で楽しそうにお話をしています。そして、バスの運転手さんや同乗する職員には「おはようございます」としっかりと日本語でも挨拶をしてくれます。

11月13日に現在の介護技術の確認と日本語の理解、コミュニケーション能力の評価研修を行いました。ケアを行うときにはきちんと「手を拭きますね」「体の向きを右側に変えますね」と声がけも忘れていませんでした。詳しい内容は定山渓病院Insutagramに紹介していますので、ぜひスマホからアクセスして下さい

このブログでは座談会の様子をご紹介します。

10か月間で日本の生活になじんできているという話題から、お食事の話になりました。

最近、はまっている食べ物を聞いたところ、グリーンマンゴーに唐辛子  をまぶして食べるサラダとのこと。なかなか普段見かけないグリーンマンゴーは、ベトナム食材のお店に売っているのだそうです。以前、辛い主菜でお米(ご飯)  をたくさん食べることは聞いていました。お魚よりお肉を食べることが断然多いとか。ただ、4名ともまだラムやマトンの羊肉は食べたことがなく「食べてみたい」と話していました。ミャンマーでは食習慣にないそうです。そして、時々はお酒も飲むと話していました。美味しい食事とお酒、国は違えど仕事をした後の楽しみは若者共通というところでしょうか(笑)

家族と別れて、そう簡単には帰省できない環境で、寂しさや不安があったことでしょう。そのような中でも病棟職員がやさしく関わってくれると素敵な笑顔で話してくれました。このような話を聞くと、出来るだけ不自由なく快適に過ごせるよう環境を整えてきた担当職員や担当師長は、ホッと胸をなでおろしたに違いありません。

N・Tao

看護記録監査を行っています:看護部情報部会 【定山渓病院看護部ブログ】

5階の窓から見える山

 

 

11月7日 例年より少し早く定山渓に降雪がありました。

 

 

病院駐車場の一角の雪(たまたま駐車していませんでした)

 

 

 

 

札幌の中心部でも5cmの積雪ということですが、標高の高いこの地はもう少し多いと思います。

少し前までのきれいな紅葉は落葉し茶色くなりました。さらに雪が降り真っ白くなると別な美しさがあります。

2024年10月5日

2024年11月8日、方向が違いますが、1か月違いの山の様子です。

さて、本日のテーマに入ります。

当院では、看護診断を取り入れ看護記録には、フォーカスチャーテイング®システムを使用し、電子カルテを用いて行っています。

これらには、基準が定まっていますし、フォーカスチャーテイング®システムで記録しにくい出来事には院内ルールを定めて標準化し看護記録をしています。

すべての看護職がルールに則って、看護記録を書けるように、看護情報部会 が中心となり、1年に一回の記録監査を行い、適切な記録であるかの確認をしています。

もちろん新入職時に看護記録や電子カルテのレクチャーは行っています。でも、日々の現場では記録のルールがわからなくなったりしますので、情報部会委員の役割として都度OJTを行っています。

看護記録監査は、記録の標準化には有効であると考えています。伝わる記録、ルールに沿った記録など、自分の書いた記録を見直すことで、次に活かせると考えています。毎年10月から11月末までの期間に行っています。今年度は昨年度よりも標準的な記録になっている結果がでるか楽しみでもあり、あらたな課題が見える機会でもあります。

N・Tao

【病院ブログ】雪のはじまりと足湯のおわり

昨日、11/7(木)に札幌市内で初雪が降りましたね。
重い雪だったので、大変な思いをされた方も多かったと思います。
定山渓も今朝はしっかりと積雪していました。
屋上は天気模様も相まって白銀の世界です。
皆様にご利用いただけた足湯は本日で一旦お別れとなります。
今年は多くの方々に陽だまり湯を愛していただき、職員一同うれしく思っております。
また来年もたくさんの方々の笑顔が見られますように。
 

スポーツの秋:サーモン駅伝とソフトボール大会【定山渓病院看護部ブログ】

食欲の秋・芸術の秋・スポーツの秋・読書の秋・行楽の秋

全ての方に様々な秋が訪れていることと思います。  

最近は夏バテならぬ“秋バテ”ということが起こっていると、先日当院院長からお聞きしました。夏から秋にかけての季節の変わり目に、日によって気温差や日中と夜間の寒暖差などが体への負担となり、体の不調を感じる人が少なくないそうです。

そんな“秋バテ”を吹き飛ばす勢いで、

毎年恒例のスポーツイベントに当院の20~30代の職員(中には、自称30代の方もいたとか)が参加しました。

9月14日に行われた豊平川サーモン駅伝は、札幌市南区真駒内公園で行われているもので、今年で39回目だったそうです。定山渓病院からは26名参加し、看護部は9名でした。応援の家族も交えて楽しい時間だったそうです。

この大会は、大会名にちなみ上位入賞者には鮭のプレゼントがあります。

当院は7チームが参戦し、入賞には至らなかったのですが、皆怪我なくタスキを繋ぐことができました。最後に抽選がありゼッケンNOで『ラッキー賞』の鮭をいただいたそうです。

しかも2年連続なんともラッキーな定山渓病院駅伝部ですすでに来年の参加を視野に入れているそうですよ。

そして、恒例のもう1つのイベント、渓仁会グループ ソフトボール大会は10月14日スポーツの日に行われました。

渓仁会グループの病院・施設・関連会社等に勤務する9チームが集まり対抗戦を行いました。

9チーム中平均年齢では3番目に若いチームでした。

終了後には懇親会で、お肉・ビール等を堪能しつつ、職種や病院を超えて、グループ内で交流が深まった1日でした!

定山渓病院“林JAPAN”と訪問看護ステーションと真駒内クリニックの混合チーム“まこクリチーム”が出場し、総勢23名でがんばりました。  どちらのチームも1勝1敗で上位入賞は、来年に持ち越しです。

久しぶりに思いっきり身体を動かし、翌日は筋肉痛で「う…いたい」とぎこちない動きで働いている職員が何人もいました。

ドローンも駆使し、壮大な写真となりました。

  N・Tao 

【病院ブログ】食欲の秋

定山渓の紅葉が見頃を迎えています。

  

秋の楽しみ方は様々ありますが、そのうちの一つ「食欲の秋」につながれば良いと願いを込め、栄養科の取組みをご紹介します。

栄養科では、患者さんの療養生活がより豊かになるよう旬の食材を提供する「収穫祭」や厨房スタッフが目の前で調理を行うライブ感が特徴の「Jキッチン」等、様々な企画を行っています。
◆-- – -2024年度の収穫祭- – --◆
~2024年度の収穫祭~
第1弾 JAようていさんのメロン
第2弾 二川農園さんのメロン
第3弾 秋の味わい なし(幸水)
第4弾 百姓園さんのぶどう(ナイアガラ)
第5弾 秋のいろどり 柿
今年は患者さんのご要望にお応えし、くだものを中心としたメニューをお楽しみいただきました。
甘く、瑞々しい美味しさに患者さんの笑顔を沢山見ることができました。
旬の食材は季節を感じていただく大切なポイントです。
食材をご提供いただきました農家さんに感謝いたします。
◆-- – -手打ちそばづくり体験- – --◆
院内の食事調理を行っていただいている株式会社LEOCさん協力のもと、
昨年より開始した手打ちそばづくり体験を今年も開催しました。
会場は院内デイケア。
のれんをくぐった先には、患者さんが一体となってそばを仕込んでいる光景が広がります。
最後のそば切りが終わると、大きな拍手で盛り上がりました。
北海道の秋は新そばの季節。
味の美味しさはもちろん最高!ですが、そばを打つ過程で何倍も美味しくなっているようです。
2023の様子はこちらのリンクからご確認いただけます。
今後も食事を通し、美味しさだけでなく、季節の移ろいや楽しさをお届けできるイベントを企画、検討してまいります。
当院のインスタグラムでは思わずお腹が鳴るような写真がたくさん見れますので、ぜひ見てみてくださいね!

呼吸ケア研修を行いました:看護部教育部会【定山渓病院看護部ブログ】

今年は暑さが長く夏が続いているような感覚になっていました。でも、10月になり急に秋の気配が訪れ、病院の窓から見える山の紅葉が少し進んだように思います。

5階の窓から

毎年行っている呼吸ケア研修(基礎編・実践編)を今年度も企画し、開催することができました。講師は、手稲渓仁会病院の急性・重症専門看護師の佐土根岳さんをお迎えしました。

講師

大学の講義の経験をお持ちの方で、とても分かりやすく受講生の理解度を推し量りながら内容の微調整を行ってくださいました。

午前は基礎編とし「呼吸器ケアとはなにか」というテーマで解剖も含めた講義  と呼吸音の聴診やスクイージング  などを演習で学びました。

午後は実践編とし「人工呼吸器とは何か」というテーマで機械の仕組みから装着時のケア、自発呼吸と人工呼吸との違いなど多岐にわたって、講義  いただきました。また、実際に人工呼吸器に触れることで、苦手意識を克服できるような研修でした。

  

実践編には、今年度初めてリハビリテーションスタッフが参加し、看護の視点とは違う視点での質問がありました。今後それぞれの専門性を発揮し、ケアの幅が広がるに違いないと感じます。

研修に参加した看護職は、研修前にこの研修で解決したい自己課題を提出します。研修後には、課題解決の有無や今後に活かす具体策を提出します。研修成果が出ますように今から楽しみです。

N・Tao

訪問嚥下診療はじめました。【定山渓病院看護部ブログ】

 5月から始まった「訪問嚥下診療」について、ご紹介します。
この診療には、訪問診療・歯科診療、看護、リハビリテーション、栄養科など様々な職員が関わっています。
[嚥下(えんげ)とは、口の中のものを飲み込み、胃の中に送り込むことをいいます。]
歯科医師とST(言語聴覚士)が在宅や施設、他医療機関に訪問して、嚥下障害がないかどうかの嚥下評価や訓練を行っています。
一番の特徴は、いままでは入院しなければ出来なかった「嚥下内視鏡検査(VE)」が自宅でできるようになったことです。
この診療は、札幌市南区を中心に実施し、医療保険、場合によっては一部介護保険が適用されます。
現在は、訪問リハビリテーションのスタッフや訪問看護スタッフの紹介で、訪問嚥下診療を行うことが多いですが、ご本人やご家族の「最近むせやすい」「飲み込みに違和感がある」「唾液が口の中にたまるようになった」などがあったら診療につなげていきたいと思っています。
「年だから…」とそのままにせず、ぜひ相談してみてください。
歯科医師の岡田先生に実際をうかがいました。
「自覚症状よりも思いのほか、嚥下機能が落ちていた」「結果から食事の形態を考えた」「STの訓練を結果に基づいたものに変更した」など一定の成果が得られています。今後も必要な治療に結びつける事例など早期に発見していきたいとのことです。

実際のパンフレットです

 

詳しくは、医療法人渓仁会 定山渓病院 (011)598-3214地域連携室まで

「ほうもんえんげ」と言っていただくとスムーズかなと思います。お問い合わせお待ちしています。

いつものN・Taoがお伝えしました。

エンド・オブ・ライフケア研修:看護部教育部会【定山渓病院看護部ブログ】

看護部教育部会でエンド・オブ・ライフケア研修を行いました。

ここ数年恒例になっている研修で、参加した職員から継続を希望する声が上がり続けています。

エンド・オブ・ライフケアとは、診断名、健康状態、年齢に関わらず、差し迫った死、あるいはいつかは来る死について考える人が、生が終わる時まで最善の生を生きることができるように支援すること(千葉大学大学院看護学研究科 エンド・オブ・ライフケア看護学)と言われています。(研修資料から)

講師松本さん

 

 

講師は、今年度も手稲家庭医療クリニック(KARINPA)から緩和ケア認定看護師松本美奈さんにお願いたしました。

 

今年度は、リハビリテーションスタッフも加わり、日常で感じている疑問や患者さんやケアに対する思いなどを忌憚なく発言し、グループ内で共有したり、自らの経験も交え意見交換を行いました。

真剣にグループワーク!!

当院で入院されることが多い疾患の架空事例から、エンド・オブ・ライフケアを考えました。

「自分の家族だったら」「受け持ちだったら」事例からカンファレンスのように考えました。

情報収集し多職種で情報共有する大切さや看護・リハビリテーションそれぞれの職業観も加え、専門職としての倫理に関することなど様々な意見がありました。

講師の松本さんは、「今、在宅で最期のひと時を過ごしたい方の訪問看護に携わっています。死に直面している方の不安や[なぜ自分が]という怒りのような感情を表出される方にも向き合っています」

ACP:アドバンスケアプランニング(人生会議)、「自分らしくあるために話し合っておこう」というパンフレットも見せていただきました。自分が大切にしていること、病気についてどのように感じているか、どこまでの医療を受けたいかを考えるなどのテーマで話し合っておくことの大切さが書かれています。看護師としてだけではなく自分や配偶者・親などのことに考えが及びました。

何回も研修を受講していますが、自分を取り巻く環境の変化で感じるものが違ったりするため、お薦めしたい研修の一つです。

N・Tao