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3月3日は🌸ひな祭り 【定山渓病院看護部ブログ】

当院では毎年、患者サービス委員会(このブログに度々登場しています)が主となり、ひな人形や院内の飾りつけを行います。

2階ホールの7段飾り

 

今年は、2階ホールと院内デイケア室前に飾りました。

理学療法室前

院内デイケア入り口   お内裏さま

お雛さま

 

ひな祭りは、中国から伝わった五節句のひとつである「上巳(じょうし・じょうみ)の節句」に由来します。旧暦の3月3日である上巳は3月最初の「巳の日(みのひ)」とされ、災いや穢れ(けがれ)を払うために水で体を清めて宴を催す習わしがありました。日本に伝わったのは平安時代ごろといわれており、現代でも各地でおこなわれている「流し雛」の原型になったとされ、さまざまな変遷を経て現在の形になりました。その過程のなかで、「女の子の健やかな成長を願う」という意味を持つ行事となりました。ひな人形とともに桃の花を飾りますが、 桃の花には魔除けの力があると信じられており(中国発祥)、病気や災いを遠ざけることから、縁起が良いものとして飾られるようになったそうです(ネット辞書より)。

 病院では、お雛様の穏やかなお顔に癒され、昔幼い娘と祝ったことを思いだす切っ掛けともなり、高齢者の活性化へとつながり、お祭りをお祝いするだけではない付加価値があります。

また、季節の移り変わりを感じてほしく栄養科がお食事にも工夫しています

3月1日の昼食は、ひな祭りのごちそうメニューでした。

ちらしずしを主としたメニュー

メニュー表                  「春ちらし」とは、美味しそうですね ❕

 

 

 

 

 

N・Tao

特定技能で、ミャンマーから来日!!【定山渓病院看護部ブログ】

ミャンマーから、今年は4名の方が特定技能生としてきました。

当院では、2021年に初めて特定技能実習生として6名、翌年2期生2名、2023年は3期生2名を受け入れています。この経験を踏まえ2024年初めて特定技能生を迎えることになりました。

改めて、特定技能実習生と特定技能生の違いを調べてみました。

特定技能実習は、1993年に技能移転を通じた開発途上国への国際協力のため学んだ技能を母国に伝えることを目的としています。

特定技能では、人材を確保することが困難な状況にある産業上の分野において、一定の専門性・技能を有した外国人を受け入れて、人手不足を解消することを目的としています。

実習生と技能生では日本語能力などの違いもあり、在留資格が違うのです。

今年の4名は1月30日、タイのバンコクを経由して千歳空港に降り立ちました。初めての日本が千歳空港で、しかも大雪が降った次の日でした。雪の降らないミャンマーから一面真っ白な雪景色に、とても驚いたことと思います。

少し緊張して、講義を聴いています

集団研修プログラムの中には、買い物の仕方、ごみの出し方、バスの乗り方など一般的な日本の日常生活ルールを知ることや寒さに備えた衣服の準備などもありました。

また、あいさつの大切さや日本の食事の試食なども行いました。

介護福祉士から具体的な介護業務を説明

 

8日間の集団研修を終え、現在は机上で学んだことを配属された病棟で実際の見学や実践などの研修に入っています。

一日でも早く、日本(北海道)の生活に慣れ、仕事にも慣れて、志を持って選んだ介護の仕事ができるよう応援したいと思います。

N・Tao

外来のかっぽんの1年間の移り変わり【定山渓病院看護部ブログ】

定山渓温泉PR隊長の「かっぽん」は有名で札幌市南区の特別住民表を交付されているそうです。(定山渓観光協会公式サイトより)あらゆる行事に登場し、関連グッズもたくさんあります。

当院の外来のかっぽんは、患者さんに癒しと季節感を感じてもらおうと、外来のTナースが抜群なセンスでフアッショナブルなかっぽんにしているのです。

時々このブログに登場していましたが、今回は1年間の変化を楽しんでいただきたく、移り変わりを載せてみました

1月シックな袴がかっこいい!

2月鬼の面と豆を持って

3月ひな祭り

4月桜とともに新らたに出発(ウサギとして?)

5月兜をかぶって丹後の節句

6月紫陽花と傘

7月日差しのまぶしい時はサングラス

8月いざ海水浴

8月夏祭り

9月お月見

10月ハロウィン

11月マフラーを巻いて冬支度

12月Xmas

忙しい外来の合間を縫って、癒しをお届けしているT看護師です。

 

可愛いかっぽんの変化いかがでしたか?

 

 

 

N・Tao

豆まきをしよう!!「鬼は外、福は内」節分イベント【定山渓病院看護部ブログ】

1月末のある日、中西院長より「節分は、何かするの?」と問 いかけがありました。

患者サービス委員会N委員長は、「もちろん豆まきをします」と応えました。

でも……昨年までは行っていません。ここからがN委員長の本領発揮、相談役兼実働部隊トップのO師長やメンバーと準備を開始し、2月2日(金)には節分イベントを行いました。

改めて調べると、節分とは「一年間健康に過ごせるように」と願いを込めて「悪いもの」を追い出す行事とされています。節分は立春の前日なので、今年は2月3日でした。鬼は災いや病気をイメージさせる存在とされ、豆をまくことで鬼を撃退して魔除けなどの意味を持たせます。

「鬼が来たぞー」ある病棟へ突撃

「鬼は外へいけー!!」院内デイケアでは追い払われました

最後に看護部へ(振りかぶって、思いっきり豆を…)

「やられた‐」 こうして、当院に現れた鬼はどこかに退散しました。

豆以外は、地域により様々でイワシの頭を飾ったり食べたり、けんちん汁や節分そばを食べるところもあるとか…また、今や恵方巻きは、だれもが節分に食べるもののひとつとして認識されています。

フットワークの軽い、定山渓病院患者サービス委員会です。短い時間でもしっかり準備し、楽しんでいただけたようです。次のイベントも楽しみに致しましょう

N・Tao

「アルバイト先を病院」という選択!!(高校生・専門学校生)【定山渓病院看護部ブログ】

夏休み、冬休みなどの長期休暇や継続的に週末の休みに高校生や専門学校生を看護部ではアルバイトとして雇用しています。

病院をアルバイト先に選んだ動機は、将来医療系に進学を考えている高校生、看護・介護系の専門学校生が将来をイメージして、家族が病院に勤務しているなど様々です。勿論アルバイトですので、賃金が発生しており一石二鳥、一挙両得というところでしょうか。

20時までのアルバイトをしている高校生もいて、勤務者の少ない夜勤の時間帯に配膳やmorningケアに使用するタオルの準備、

リネン庫から必要なタオルを持ってきます。

たたみます(縁と縁をそろえて)

マウスケア後の後片付け

 

患者さんのお名前とお部屋を確認

 

 

 

翌日の入浴準備など、難しくはないけれど必ず誰かが行わなければならないことを担ってもらい、大変助かっています。

 

 

「あら、おつかれさま」話しかけられて笑顔で答えます

 

 

高齢患者さんのお話し相手になることもありました。

フレッシュな学生さんたちが働いている姿に活気が出たり、自然と笑顔が見られます

 

 

 

小さいころから、病院に行くのは熱を出したり、お腹が痛かったりと元気ではないときだったと思うので、別な視点で病院を見られたのではないでしょうか。

今回の冬休みは、7名が交代で来ていましたが、冬休み終了が近づいてきて3名の方に会うことが出来ました。ご本人の許可を得て写真を撮り、掲載させてていただきました。

N・Tao

定山渓に雪が多いのは、間違いない!でも…こんな素敵なことが【定山渓病院看護部ブログ】

当院がある定山渓は、札幌市南区の端っこにあります。

有名な温泉街で、その昔(バブルの頃?)は「札幌の奥座敷」と言われたとか…

温泉街は、山に囲まれ国道230号線沿いのお隣は中山峠(約15km先)を越えて喜茂別町、道道1号線で行くと朝里峠(約27km先)を越えて小樽市と隣接しています。

このような地域なので、もちろん雪はたくさん降ります。(雪を見ながら入る露天風呂は最高です)

定山渓病院の周りにも温泉ホテルがいくつもあります。

仕事の合間にふと窓から外を見ると雪に反射した陽がキラキラきれいな景色の時が多く見られます。

今年は、雪は少ないなあと思っていたら、先日の大雪。本当に大変でした。

40cmの雪の下に車が

 

ある日の朝、夜勤を終えた看護師が「これから雪を払って、帰るまで何分かかるのだろう…」と思いつつ、駐車場に向かうと雪が40cm弱位積もっていました。

雪に埋もれた車を見て呆然と立ち尽くしていると、

病院前で除雪をしていたサプライサービス課(何年か前のブログ)職員が、かけつけてくれました。

「おーい、夜勤者の車が埋もれているぞー」   言葉はイメージです

「よし、任せて!」と雪の中へ  イメージです

「横はスノーダンプの方がいいでしょう」 スノーダンプとは、持っている雪かき道具のことです。

「だいぶん、見えてきたよー」  イメージです

 

 

 

 

 

 

 

夜勤で疲れた身体でしたが、心がほのぼのフォワフォワ~となりました。

「素敵!!そしてありがとうございます<m(__)m>」

N・Tao

Instagramer(インスターグラマー)を目指す!!【定山渓病院看護部ブログ】

看護部ブログのくくりから少し外れてしまいますが、当院のnewsとしてお伝えします。

2023年12月から、当院広報担当メンバーが強い使命感の元、定山渓病院の色々な取り組みなどを写真とともにお知らせする、インスタグラム(院スタ?)をはじめました。

 

検索すると、Instagramerとは一般的にフォロワー数が10000人を超え、世の中に強い影響力を持つインスタグラムユーザーを指すとの事です。

まずは、4年ぶりの忘年会の場で、院内にアピールが必要と大々的にアカウントを発表!そして、先日どなたでもフォローしていただけるようにと病院のお知らせにも載せました。

今後のVisionとしては「まず広報担当メンバー3人で交替でアップし、徐々にいろいろな方がアップすようになればいい」とのことでした。

継続してこそのInstagramです。

そこで『継続は力なり』という言葉を調べてみました

大正時代の浄土真宗の宗教家・住友夜晃(すみおかやこう)氏による『讃嘆の詩(さんだんのうた)』という詩集からという説が最も有力だそうです。(諸説あります)

目指せフォロワー数10000人!!

より多くの方々に当院の魅力、取り組みを知っていただく機会となればうれしいです。

 

 

ちなみにブログには、フォロワー数の縛りはないようなので、私はブロガーなのかもしれません…N・Tao

新年早々看護部にうれしいニュースが3件も!!【定山渓病院看護部ブログ】

新年早々、石川県において未曽有の地震が発生し、避難生活を余儀なくされている方々に、こころよりお見舞い申し上げます。

看護部では、毎年のように認定看護師・特定技能講習修了者などのスペシャリストを輩出しています。2023年に講習・試験を受け合格通知が届いた方にコメントをいただきました。

認定看護師とは、5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める600時間以上の認定看護師教育を修め、認定看護師認定審査に合格することで取得できる資格です。

早速、院内研修「摂食嚥下実践編」の講義

 

今回「摂食嚥下障害看護特定認定看護師」に合格した安原真美さんにお話を伺いました。

 

 

1.摂食嚥下障害看護認定看護師を目指した動機

日々の看護を行う中で、摂食嚥下障害のある方の「食事を楽しみたい」、ご家族の「口から食べさせたい」という思いを受け、十分に応えることができないのではないかと、ジレンマを感じることがありました。

摂食嚥下障害がある方が安全で楽しみながら食事を続けられるよう、専門的な知識・技術を学ぶため摂食嚥下障害看護認定看護師を目指しました。

2.研修終了まで苦労したこと

大学の周辺は自然豊かなところで、お店などが少なく買い物に苦労しました。車を持っている同期の友人に買い物に連れて行ってもらい生活していました。(安原さんは、茨城県阿見市の大学で受講しました。)

3.現在の現在の気持ちと今後に抱負

認定審査の結果が合格で、ホッとしました。

今年度から、院内で摂食嚥下サポートチームの活動が始まることが決まっています。認定看護師の教育課程での学びを活かして「食べたい思い」を支え、寄り添った看護を行っていきたいと考えています。

 

特定行為修了看護師 高木友博さんにもお話を伺いました。

特定行為修了看護師とは、医師・歯科医師が事前に作成した手順書(指示)に従い、一定の診療補助について患者さんの傍に居る看護師が迅速に対応することができることです。補助行為には、気管チューブの位置の調整や胃瘻カテーテルの交換などがあります。

 

1. 特定行為修了看護師を目指した動機

日常の「胃ろうの交換」や「気管カニューレの交換」は医師が行わなう医療行為です。それを2015年より厚生労働省の施策として始まった看護師特定行為を私自身が修了することで、一連のケアの中で実施することができるようになるため、患者さんへの時間的・身体的負担を軽減し、より質の高いケアを提供できると考えました。

2. 研修中など資格取得までの大変だったこと

研修は仕事をしながらの受講であったため、仕事と勉学と私生活の両立をしなければならず、毎日課題や時間に追われる生活をしていました。しかし、共に研修に参加した仲間と協力しながら学ぶことができ、掛け替えのない経験をすることができました。

3. 現在の気持ちと今後の抱負

現在は研修を無事に修了することができた達成感があります。そして、特定行為修了看護師として患者さんに一貫したケアを提供すること、看護師としての自分にますます磨きをかけていくことを目標にし、高い志を持って活動したいと考えております。同じ志を持つ後輩の良き見本として、背中で語れるような看護師を目指していきたいです。

それから、もう一人

認定看護管理者に御家瀨副看護部長が合格されました。

このお話は、また後日伺う事にいたしましょう

 

当面は、ブログ担当者を続けますので、頑張ってアップします。時々のぞいてくれるとうれしいです。

.N・Tao

看護部企画研修【定山渓病院看護部ブログ】

定山渓病院看護部では、年間通して様々な研修を企画し開催しています。(詳しくは病院HP看護部で紹介しています)

すべての研修は、アンケートや研修前後課題などを行い、それぞれの受講者の課題の達成度を確認し、研修企画者が評価し、次年度の研修計画へと繋げています。

看護部教育部会・リソースの企画で行い、4月からの上半期では、認知症ケア研修、倫理研修、エンドオブライフケア研修、摂食・嚥下ケア研修などを行いました。10月になって呼吸ケア研修を行いました。その他に新人教育として技術研修・BLS・ローテーション研修なども行っています。

講師はそれぞれの分野で活躍する院内外の認定看護師、専門看護師などの方に加え、主任会企画もあります。

12月6日(水)に行った“看護過程”研修の様子を御家瀨副看護部長が知らせてくれました。

ご紹介します。

この研修の目的は「看護のアセスメント力の向上を目指し、事例検討を通して
看護過程の思考プロセスを学びフィードバックすることで自身の看護力向上に
つながる機会とすることができる」です。
今年度の対象者は、2022年度の新人看護師と希望者です。
日々の現場での看護を振り返ること、そして、看護アセスメントを丁寧に考え
てみること。

講義中

前半は小池師長より「看護過程とはなにか」についての講義がありました。

 

「これはここじゃない?」積極的にデイスカッション

その後は1事例(ペーパーペイシェント)を1日かけて、じっくりとアセスメン

トをします!

参加者は事前に「看護過程シート」を記入します。

各自の看護アセスメントを共有しながら、事例の全身状態や環境などを話し
合います。
そして、その方に必要な看護をプランニングしていきました。

研修最後には、自部署の師長さんたちの前で事例発表です。

ちゃんと考えているわ…ホッ!!(師長の心の中)

「ここは、大切です」(イメージです)

「これはですねー」(イメージです)

参加者みんなで分担しながら、とてもわかり易くプレゼンテーションして

くれていました♪

 

 

 

「それはですね」質問に答えて…(イメージです)

「ここを見てください」(イメージです)

研修後の感想では、
「きちんとアセスメントするとここまで個別性のある看護に繋がる。改めてアセスメントの重要性に気づき、普段のアセスメント不足も実感しました。」
「患者さんのことについてたくさん考えることができた。看護過程の大切さを改めてわかりました。」
「時間をかけてアセスメントする事で、個別性のあるケアが出来ると感じました。また話し合いの大切さを改めて感じました。」

 

すべての研修は、勤務時間内に行っていますので、受講者数は多くはないのですが、その方々が知識を構築し、病棟のメンバーに学んだことの伝達を行い、みんなのスキルアップが図れるといいと考えています。

 

2023年最後のブログになります。来年もよろしくお願いいたします!!
N・Tao

院内デイケア通信 ④ Xmas会【定山渓病院看護部ブログ】

定山渓を超え、喜茂別に入るとすぐにある中山峠の初冠雪が発表され1か月ほどが経ちました。中山峠は、例年札幌近郊では一番早く降雪し一番遅くまでスキーができることで有名です。

病院からほど近い、札幌国際スキー場は、ついこの前まで紅葉見学ゴンドラを運行していたのを急ピッチでスキー・スノーボードのために冬仕様にし、オープンしました。

院内デイケア通信ですが、8月の第3回から、少し間が空いてしまいました。

クリスマスの手作りポスター

 

12月と言えばXmas院内デイケアの“12月の行事”Xmasをご紹介します。

 

 

院内デイケアは、DST(Ⅾementia care Support Team) が中心になり、イベントやお誕生会を行っています。

DSTメンバーの作業療法士 佐藤美加さんにお話を伺いました。

「クリスマス楽しいね」(イメージです)

 

参加された患者さんはサンタの帽子 やクリスマスケープをまとい、ちょっと照れた様子もある中で、各テーブルごとに「メリークリスマス」の声出しで始まりました。

 

入れたてのコーヒーや紅茶とろみのついた緑茶もあり、皆さん好きな飲み物を選んで、生クリームをトッピングしたプリン と一緒に召し上がっていただきました。

「プリンが楽しみでお昼ご飯少しだけにしたの」「久しぶりだよ。入れたてのコーヒーは美味しいね」などの声がきかれました。

普段行われているリズム体操をアレンジ

ジングルベルに合わせてにベルを振りながら体操を行いました。

 

あちこちでベルの音が響き渡りたくさんの笑顔が溢れる場となりました。

 

 

最後は、全員で馴染みのある「高原列車は行く」を大合唱し、楽しいひと時は幕を閉じました。

締めの挨拶をお願いした患者さんから「とても楽しかった」という言葉をいただきました。

佐藤さんはじめメンバーみんなで、「来年も喜んでいただけるよう楽しい企画をたくさん考えよう」と心に誓ったそうです。

 

N・Tao