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医療と地域つながる事例検討会【定山渓病院看護部ブログ】

司会の訪問看護室菅原師長と山崎さん

先日第2回が開催されました。第1回は7月に訪問リハビリテーション科の発表で、「在宅ケアを行う家族の不安に対し、チームで関わりを持ったこと」をテーマに開催し、56名の参加がありました。

今回は、訪問看護室エール主催で行い、28名の参加がありました。8月に行う予定が、第7波の到来により延期になり、10月に行いました。今回は、二人暮らしの高齢の親子がともに介護対象となり多種の介護サービス を必要としていたが、なかなかサービス導入に至らなかった事例を取り上げました。

少人数グループで

参加者を6Gに分けて、紹介された事例について短い時間でしたが「何ができただろうか」と、ディスカッションを行いました。看護師・リハスタッフ・MSW・在宅ケア担当者・事務職などが参加し、それぞれが自分事として「自分が担当者であったら何ができたのか」「行政の介入は、できなかったのだろうか」など意見がでて、多職種の業務を知る機会にもなりました。また、知識の共有もできました。

 

普段なかなか在宅の取り組みをご紹介する機会がなく、「訪問看護って何をしているんだろう…」と思われることも多いと思います。このような機会で訪問看護を知ってもらい、入院中の患者さんを住み慣れたご自宅に退院する支援のために利用できるかもと考えていただければいいなと思いました。また、今回は事例紹介からディスカッションまで35分間で行いました。参加者からもう少しゆとりのあるディスカッションができるといいという感想があり、業務時間内のため難しくはありますが、次回以降の参考にしたいと思います。“訪問看護室エールの菅原師長から”

 最後に岡田経営管理部長から講評をいただきました

N・Tao 

久しぶりに病院行事を行うことが出来ました!【定山渓病院看護部ブログ】

先日、病院祭&収穫祭と称したイベントを行いました。

お知らせをリハビリスタッフとともに見ているところ

前日の栄養士の準備

コロナ禍以前の2019年までは、催しものや院外の方々による音楽や踊りの披露もあり盛大に行われ、病院だけに留まらず病院周辺地区の方にも声をかけて、住民参加型でやってはどうかと案が出ていたところでした。2020年は感染対策のため中止しました。昨年は動画を作成し、定山渓の季節の移り変わりなどを見ていただくなど形を変えています。

ホタテなど海鮮焼き

今回は、主に食べることに焦点を当て、栄養科主体で患者サービス委員会やリハビリスタッフ、給食サービスのレオックの協力も得て、バイキングを行いました。以前よりは縮小したものになりましたが、入院中では食べる機会が少ないものを取り混ぜたメニューをバイキングにして、好きなものを選んで食べる楽しさを味わっていただきました。病棟単位で来ていただく等、混乱ないよう注意を払い、事故なく終了することができました。

「いかがですか」選ぶ楽しさを…

 

参加された方々の笑顔や「おいしかった」「楽しかった」の言葉が担当した職員には、とてもありがたく次の企画へのモチベーションになります。

 

当院の感染対策担当看護師は言います。

「マスク・手洗いをきちっと行う事、いつも行っているお掃除をきちっとする。それが感染対策の基本なのです」と。

当院でもマスクなしの接触は2m離れる、個食・黙食等様々な対策は続けていますが、子供のころ「帰ってきたら手を洗いなさい」「整理整頓しなさい」としつけられたことを守ることからが基本なのかもしれません。

買い物ツアーや盆踊り等あらゆる病院行事をしていた当院ですが、形を変えて楽しんでいただく工夫を考え続けていかなければならないという事が始まっていると思います。

N・Tao  

看護師交流研修【定山渓病院看護部ブログ】

国家公務員共済組合連合会 斗南病院と定山渓病院の第1回看護師交流研修を行いました。

連携病院である2病院の看護部が中心となり、実現しました。

斗南病院の2名の副看護師長

9月28日~30日まで、当院から2名の主任が斗南病院へ行き、10月11日~13日まで、斗南病院の副看護師長2名が当院で研修を行いました。

川渕主任とY主任(現師長)の2名で参加しました。参加者の一人である、川渕主任に研修の様子と感想をを聞きましたので、紹介します。

斗南病院は、がん医療を中心に急性期医療を展開されています。一方当院は、乳児から100歳越えの方まで、あらゆる疾患の方を対象とした慢性期医療を提供しており、役割の違いを感じたとともにたくさんの学びがありました。

シャドー研修の様子

その中でも、斗南病院は早期に治療を終えて次のステージに進めるよう、入院前から退院のことを考える入退院支援を実施しています。当院とは入院期間は大きく違いますが、自分(川渕主任)の所属病棟では、師長中心で退院支援を行っている現状です。スタッフ自らが入院時から退院を見据えたケアを行っていきたいと考え、病棟師長と共有しました。

当院の認知症ケアチームカンフアレンス参加

斗南病院では、様々な医療チームが活動されており、緩和ケアチームや褥瘡対策チームのラウンドにも参加させていただきました。定山渓病院も褥瘡対策チームがあり活動していることを伝えると「WEBを利用した当院からのコンサルテーションが可能になれば良いですね」と斗南病院から提案があり、今後の指針をいただけたことで夢が膨らみます。

病室に行く前の打ち合わせ

看護場面では、PNS(パートナーシップナーシングシステム)を導入されています。看護師がペアとなり、患者さんをともに看護し、お互いを補完しあうシステムです。ペアでケアを行うことで、ともに成長することが出来ることを学びました。斗南病院の副看護師長からは、当院の介護職との協同をどのような調整で連携しているのかの質問があり、実際の場面を見学してもらい説明しました。今回の研修では、たくさんの学びがありました。企画して下さった両病院の看護部に感謝し、学んだことを今後は還元できるよう頑張りたいです。

川渕さんの沢山のお話の中から、いくつかの紹介になりました。
今後の活躍に期待したいと思います。        N・Tao

5SプロジェクトX 発進【定山渓病院看護部ブログ】

 本格的な秋到来の定山渓の山2022年です。

自席のあるお部屋の窓から見える景色です。

 

現在は広く知られている、5S活動は、整理・整頓・清掃・清潔・しつけ(習慣)業務を安全かつ効率的に進めるために行います。

5S活動を行うにあたり、成否に重要なのは計画と準備にあるといわれています。また、有益な活動を行うためには、具体的な方法を決めることと、基本的に「全員参加」することです。全員参加のためには、推進者が重要と言われています。

当院でも5S活動は医療安全・患者安全に重要であり、数年前から業務の円滑化を進めるためにも院内で包括的に取り組むことを計画していました。

5Sプロジェクト会議

 

そこで、今年度TQM室の5S担当者であるO師長がリーダーとなり“5SプロジェクトX”が発進しました。

 

 

看護部長室:会議で不在でした

先日、第1回プロジェクト会があり、

院内ナンバ(おそらく)の整理整頓されたお部屋、デスクである看護部長室を見学し、刺激を受けたそうです。

(唯一、カーデガンがあるのが、使用中の机の証です)

推進者であるプロジェクトメンバーは、安全と働きやすい職場づくりをめざし立ちあがった、やる気に満ち溢れている8名です。

現在は男性1名のため、女子会のような盛り上がりを見せ、若干圧倒されているとかいないとか……

自己紹介では、院内の5S活動に取り組み、その知識を自宅の整理整頓に活かしたいという

「ちゃっかり」さんもいました。

本格的な活動はこれからなので、少しづつこのブログで紹介していきます。

N・Tao

渓仁会真駒内在宅クリニックオープン【定山渓病院看護部ブログ】 

  新米の季節になりました

北海道米は美味しい…と、いつのころからか評判になりました。

準備を進めていた、訪問診療・訪問リハビリに特化した「渓仁会真駒内在宅クリニック」が2022年10月3日にいよいよオープンしました。

 

 

札幌市南区真駒内本町5丁目1番8号   第5ナベビル2階

 

定山渓病院では、2013年から訪問診療・訪問リハビリをはじめ、在宅で過ごすことを希望する地域の方が少しでも安心して安楽に在宅(施設含む)で過ごせるように取り組んでまいりました。

南区は、高齢化率が35.8%(2022年7月時点)ですが、在宅診療を担う医療機関は全国平均の半数程度と少ないのが現状です。

利用される方が1人から2人➡10人、50人と増え、札幌市南区の奥まった地域の定山渓にある当院からでは、距離的に訪問できる地域が限られてしまい、住居の地域によっては希望に沿えないことがありました。

そこで、南区の地下鉄真駒内駅からほど近い所に「渓仁会真駒内在宅クリニック」をオープンすることにいたしました。

 イメージキャラクター 「シマエナガ」のうぱちゃん

訪問できる地域は、半径16kmなので、この地からですと清田区や遠くは新札幌駅、手稲駅まで広がります。

岡田 学 院長は、夕張市にてクリニック継承開業(総合診療・外来)10年の経験があり、札幌市では訪問診療医として活動され、これまでの豊富な経験を活かして渓仁会真駒内在宅クリニックを引っ張っていきます。

 

 

 

真駒内訪問 リハビテーション 科 科長 志村さん

「私らしく」を支援するために様々な提案をいたします

 

 

 事務主任で相談員の長尾さんと岡田先生

 

 

 

 

 

訪問リハビリ科他スタッフのみなさん

訪問リハビリは、定山渓病院の機能をそのままに、10年の実績で培った経験豊富なスタッフがサービスを提供します。

渓仁会グループが大切にしている「保健・医療・介護・福祉サービスとの連携」として、入院や検査、専門的な治療が必要となった場合には、定山渓病院はじめ地域の協力医療機関や関連機関と連携を図り、協力体制によって質の高いサービスを提供します。

詳しい情報は、HPを公開していますので、そちらを見ていただけると嬉しいです。

資料提供:経営管理部企画推進課 塚本課長 / 編集N・Tao

かっぽん:ハロウィン2022年【定山渓病院看護部ブログ】 

あっという間に10月になりました。窓から見える定山渓の山々は、少し紅い葉も混じる黄色の葉が増えてきました。

もう恒例(?)になりました外来のかっぽんシリーズです。

今年はお月見仕様がなく、めずらしいなあと思っていたらハロウィンに力を注いでいました!!

ハロウインのオレンジのかぼちゃ「ジャック・オ・ランタン」が沢山

 

 

 

 

 かっぽんの後ろのガラス面です!ランダムなかぼちゃがポイント

 

 

 受付の看板かっぽん、ヘッドアクセサリーが違います

 

 

 

 

 カップルかっぽん

ここにも「ジャック・オ・ランタン」が沢山あります。

 

 

N・Tao

情報発信の影の立役者を紹介します【定山渓病院看護部ブログ】 

ひと雨ごとに風が冷たくなっています。

すっかり、秋めいてきました。

札幌中心部より、標高の高い定山渓は、黄色い葉もちらほら見られ、紅葉 も近いと思われます。

時々、このブログに登場している千葉さんをご紹介します。

趣味の動画・写真撮影、編集などに加え、病院の情報発信やブログを効果的に行うためのアドバイスなど大活躍しています。

 

ある日の企画室での打ち合わせの千葉さん(企画室塚本室長と企画室サポートメンバー川口さんと)

 

本職は、リハビリテーション部訪問リハビリテーション科に所属している言語療法士です。

趣味の領域を超え、腕前はプロ級なので、あらゆる病院のイベントに駆り出されています。

 

千葉さんが所属しているリハビリテーション部小川部長

「千葉さんの多方面の活躍を応援しています」

 

“御家瀬副看護部長と看護部企画の取り組みや病院行事の動画の打ち合わせを行っています”

 

 

近々の活動では、

2021年度の病院祭

定山渓病院インターシップ、給付型奨学金制度の紹介

などの動画を作成しました。

  

締切間近で、必死に編集作業を行っています。

千葉さんは、言います
【定山渓や定山渓病院の魅力を、もっと多くの人に知ってもらいたい】これが、僕の原動力です!発信は、SNSに限った話ではなく、専門職である言語療法士としての業務も、定山渓病院の魅力発信に寄与していると思っています。
                             N・Tao

宝塚歌劇団に伝わる「ブスの25箇条」を聞いて【定山渓病院看護部ブログ】 

近づく秋 を感じながら通勤していると車のラジオ  から「ブスの25箇条」というwordが聞こえてきました。

いつのころからか宝塚歌劇団に伝わることとして、退団した女優の貴城けいさんが話していた内容として紹介されました。

一部を紹介すると、「笑顔がない」「お礼を言わない」「美味しいと言わない」「目が輝いていない」「精気がない」「他人をうらむ」「責任転嫁がうまい」「いつも周囲が悪いと思っている」「他人にシットする」「他人につくさない」……と25箇条続きます。

など、ふむふむと思う事ばかりでした。

最後に「人として自分を振り返り、あてはまることがあれば改善する努力をすることが大切なのだ」とまとめていました。

「振り返り」と「改善する努力」このwordに共感しました。

「ブス」というワードから、外見をイメージしがちですが内面のことで、何かしらはすべての人に当てはまることのように思います。意識し、自分に当てはまることを、ひとりひとりがクリアしていくことで、 素敵な人病院(職場)看護部になるように思いました。

いつもとは趣きの違う看護部ブログになってしまいましたが、心に沁みることだったので紹介しました。

N ・Tao

入職時の電子カルテレクチャー【定山渓病院看護部ブログ】 

2022年8月、3年ぶりの行動制限なし夏休み お盆休みを過ごされた方も多いと思います。

お盆が過ぎると暑さも収まると昔から言われていますが、今年の夏はどうでしょうか

看護師にとって看護記録は、とても大切な業務のひとつです。

就職して、たくさんの新しい事を覚えなければなりませんが、そのひとつに電子カルテ    で行う看護記録があります。

新卒者には、4月に研修が組まれていますが、中途採用者には各病棟でのOJT対応でした。中途採用者は患者の疾患や特徴・看護ケアを覚えることに加え、病棟の環境やスタッフとのかかわりなど多岐にわたることに順応していかなければなりません。

その中で、電子カルテの操作に戸惑う方もいます。

これまで紙カルテでの記録だった方、PCもあまり使用したことがなかった方には、就業への不安のひとつになってしまいます。

少しでも不安を払拭するために、昨年度から入職時オリエンテーションの一環として、電子カルテのレクチャーを出来るだけ入職当日に行うようにしました。

病棟オリエンテーションが終わった午後に、担当者が1時間半程度の時間で行っています。

1対1で行うのでその方の経験などを考慮し、知っていることは省き、繰り返したいことは何度も行うというように柔軟に行っています。

「明日からすぐに出来る電子カルテ操作」をコンセプトに電源を入れて、ログインから行っています。

 

実際に触りながら、行いますが操作マニュアルを参考に進めていきます。

まだ試行錯誤の段階で、今後も続けることで確立したものにしたいと思っています。

N・Tao   

 

2022年度新入職員フオローアップ研修Ⅰ【定山渓病院看護部ブログ】 

8月5日(金)真駒内の北海道青少年会館Compassを会場に開催しました。

4月に入職した看護部、リハビリテーション部の職員12名(体調不良にて2名欠席)を対象に、

また、先輩3名も加わりました。   

4カ月が経過し、緊張がほぐれる反面「困難さ」を感じることも出てくるこの時期に同期入職の職員との交流を深められる機会にもなりました。

 

 

コロナ禍で歓迎会等は自粛していますから、初めてゆっくりお話しできる場だったかもしれません。    

オリエンテーション後には、感染対策を講じつつ、交流を促すためにワークショップを行いました。担当頂いたリハビリテーション部南部副部長 は、お仕事はもちろんですが、このような場での活躍は常日頃から評判で、3年前まで開催していた忘年会では、定山渓病院のスターです。

 

       

2年目の先輩職員からは自らの経験を振り返りながら、新人職員へエールを送ってもらいました。

先輩たちの話しは「自分だけじゃないんだ」「どんどん相談してもいいんだ」と思える内容で、これからのモチベーションになりました。

 

 

新入職員フォローアップ研修は、昨年度に続き2回目の開催となりましたが、「同期とようやく話すことができてとても楽しかった」「これからも相談し合える関係になれたらと嬉しい」とこれから、支え合える仲間づくりができたようです。

  フォーマルに記念撮影(一瞬マスクを外して)

      

 インフォーマルにPeace✌

御家瀬副看護部長  記  /編集N・Tao