2019.09.30
2019年4月1日から看護職の働き方改革(働き方改革関連法)でいくつかの事が決められました。その中の一つが「年次有給休暇の年5日取得義務《年10日以上の年休(有休)が与えられた労働者全てが対象》」です。
スタッフが交代でお休みを取得しています。
休みの日の過ごし方は色々です。家でゆっくり過ごす人、海外旅行に行っているスタッフもいます。私は5連休を利用して国内の行ったことがない所へ・・
ブドウ畑のスタッフは、元気いっぱいの挨拶で出迎えてくれました。
ブドウのいい匂いを嗅いで、食べて、気分転換。
生産者の方とお話をして、ブドウ畑で1つ1つ丁寧に袋掛けされているブドウを見て、大切に育てられていることを感じました。
見たことがない景色を見て、自分とは違う環境で仕事をしている人と話をして、心と身体をリフレッシュ。
大切なリフレッシュの時間の中で、色々な刺激を受けました。
まずは元気いっぱいの挨拶から・・仕事スタートです。
2019.09.13
病棟には高次脳機能障害や認知機能の低下で興奮して大声を出し、歩き回ってしまう患者さん達がいます。また、他院から来て環境が違うことで一時的に混乱し、感情失禁のある方もいます。
そのような時は精神安定剤など薬剤投与について検討されますが、病棟ではまず環境に慣れていただく、日常生活のリズムをつけることを第一に考えます。高齢の患者さんや病状が安定しない患者さんにとって薬剤投与は時によって体に大きな負担がかかることもあります。
では、「環境に慣れていただく」、「日常生活のリズムをつける」ために具体的にスタッフは何をしているか、ある一日の病棟の風景です。
リハビリ時間のすき間を利用して、午後から患者さんが参加できるレクリエーションが毎日のように開催されています。この日はコーヒーを飲みながらのカラオケ大会でした。
言葉をうまく発することができないかたも隣の患者さんと一緒に歌っています。
少しわかりにくいのですが、病棟にはコーヒーミルがあるので患者さん達がコーヒー豆を挽いて、できたてのコーヒーを入れています。ミルを挽くには力がいるのでリハビリにもなっているようです。
患者さん同士の交流や、家族同士の団らん、コーヒーの香りやカラオケの歌声、そういった環境にいることによって少しずつ混乱していた患者さんの表情に変化がみられるときがあります。
患者さんの状態に合った専門性の高いリハビリテーション、内服などの医学的な治療、日常のリズムをつけることで少しずつ改善していく姿にスタッフのモチベーションも上がっています。
レクリエーションで使用するグッズを考えるのもスタッフの楽しみになっているようです。
秋も深まり、これからどのようなレクリエーショングッズが出てくるのか楽しみでもあります。
まずはスタッフのウキウキが患者さんにも伝染するようなレクリエーションを続けていきたいと思います。
3病棟
2019.09.03
8月28日、新人看護師を対象とした「2次救命救急研修」を行いました。
「2次救命処置」とは、胸骨圧迫やAEDによる1次救命処置を行っても回復しない傷病者に対して、医薬品や医療機器を用い、医師や看護師などによって行われる救命処置のことです。
新人看護師は、4月に他職種とともに一次救命処置研修を受けています。9月頃から段階的に変則勤務の夜勤業務に入っていくので、毎年この時期に2次救命処置研修を開催しています。限られた人数で勤務をする夜勤では新人といえども重要な専門職です!回復期病院である当院では、2次救命処置に至る急変は急性期病院と比べて少ないですが、いざというときに対応できるよう学んでおく必要があります。
講義で2次救命処置を学んだあと、呼吸を確保するための気管内挿管の技術演習を行いました。今まで扱ったことのない特殊な器具なので、最初は手順や操作にとまどいながらも、後半は慣れていきました。
研修に参加している新人看護師さん達の写真を撮る予定だったのですが、指導に熱中するあまり残念ながら忘れてしまいました!新人さんたちは、真剣に演習に取り組んでくれていました。
こういった特殊な処置は、実施する機会がないと忘れてしまいがちなので、後期で 演習テストをする時にまた勉強しなおしましょうね。
気管内挿管に使用する物品です
吸引練習用モデル「愛称:ルーシーさん」も活用し、気管内挿管チューブのテープ固定の方法を練習です