自己研鑽に努めているスタッフたち
2019.12.16
開院してから3年目を迎え、認知症看護認定看護師や回復期リハビリテーション看護師認定を目指すスタッフや学会発表に励むスタッフ等、スキルアップ・キャリアアップのため、日々自己研鑽に努め活躍しています。
当病棟で働いているスタッフで、認定看護師等進学をした方々に“目指したきっかけ”や“今後どのような活動をしていきたいか”等々聞いてみました。
-認知症認定看護師教育機関課程を修了し、来年認定審査合格を目指している山本さん-
山本さん:認知症を抱え過ごしている方々に対して、少しでも援助の質を向上すべく志しました。
認知症を抱える人たちは、認知機能が低下していくことへの不安を抱えていたり出来ないことが増えていくことへの不安を抱えていることがあります。また、約束を覚えられずに家族との関係が悪くなったりすることがあり実際病棟でもそういった事例がありました。患者さん・ご家族や従事するスタッフに対して、認知症という病気の理解を深めていくこと、患者さん・ご家族へ向けたケアの質を向上するための活動を今後展開して行けたらと考えています。
日本の高齢化率は年々上昇していますが、全国には認知症看護認定看護師は1500人程度とまだまだ少ない現状にあります。
認知症看護に興味のある方はぜひ一緒に勉強していってみませんか?
―2020年1月1日から回復期リハビリテーション看護師認定となる藤森さん-
藤森さん:目指した理由として、臨床経験は重ねていますが、看護の実践場面では経験だけで語っていることが多く自信を持てていない現状でした。そこで認定看護師となる事で確かな知識と技術の基盤を得て退院支援を行うことや、多職種でのチームアプローチの方法を学び、伝える術を身につけたいと思いました。
今後は事例等を通して回復期看護の楽しさを見いだせる様な、患者・家族との関わりやカンファレンスの進め方等を伝えていきたいと思っています。
実際に認定コースを受講してなかなか難しい部分もありましたが、他病院の看護師と交流し情報交換など行い3週間楽しい学びとなりました。新しい知識を得たり、最近の看護などを学ぶ良い機会となりますので迷っている方はぜひ受講する事をおすすめします。
-2020年1月1日から回復期リハビリテーション看護師認定となる高田さん-
高田さん:患者さんのためにリハ看護の専門知識を深めたいと思って回復期リハ認定看護師にチャレンジしました。今年の私のテーマは「食支援」でした。看護の力で患者さんがよくなっていくのをみると、やる気がでます。
又、先日、リハビリテーション・ケア合同研究大会(金沢)で
“意志決定が困難な患者の意志代弁について”をテーマに、看護師の小松さんが発表してきました。
それぞれが向上心を持って、看護の質向上につなげていくことができるよう自己研鑽に努めているスタッフたちでした。
4病棟 S.A.