いつもと違う5月と、いつもと変わらない病棟スタッフ
2020.05.12
目に見えないウイルスとの戦いでいつもとは違う5月となっている。
誰かが熱を出さないだろうか?体調不良で休んでしまうスタッフはいないか?等々不安な日々が続いている。いつまでこの状態が続くのか・・。という暗い気持ちになりながら休憩室で遅めの昼食を食べていると・・・。
「みんな●●さんのこと好きなのよ。心配して見に来たんだよ。」
「良い笑顔だね~、コロナウイルスも逃げてくわ!」
休憩室に近い廊下からセラピストと患者さんの声が聴こえてくる。目には見えなくても声と話し方で誰が話しているのかわかる。その会話の後も患者さんを思いやるすてきな会話が続いている。
またある日には介護福祉士が、
「●●さん美人だからもっとリハビリすればミスユニバースで優勝できるよ!」
「これ作ってきたんですけどどうですか?この色お似合いですよ!」
患者さんのために、おそらく時間外(自宅)で季節の飾りを作成してきたようだ。こちらも誰が話しているのかわかる。
コロナウイルスが猛威を振るおうと、専門職として常にやるべき事+αをやる姿がすばらしい!!
彼らのように優しく常にぶれない専門職と一緒に働いているのなら困難も乗り越えて行けそうな気がした。目に見えないウイルスは恐怖でもあるが、目には見えないけれど「良いもの」を探そうと思う。
3病棟 K