2023.11.30
11月21日の勉強会は言語聴覚士による嚥下食の試食です。
飲み込む力が弱くなると、通常食べている硬さの食事ではのどを詰まらせたり、誤嚥してしまうこともあり、十分な栄養を摂れないだけでなく窒息の危険性もあります。
そのような中で言語聴覚士は少しでもおいしく食事ができるように日々リハビリを行っております。
飲み込む力が弱い場合、嚥下調整食が選択されますが、正確には嚥下調整食には7段階の学会分類があり、飲み込む力に応じておかずが箸で切れる柔らかさや、ゼリーやムース状のおかずまで細かな分類があります。
今回は嚥下調整食をつくる4社24品から試食会を開催し、実際に試食をしながら硬さや味を確認しました。ムース状に作った食事はそのままでは見た目が悪く食欲が出づらいですが、型を取り、見た目を忠実に再現することで見て美味しい、食べて美味しい食事になります。
教育研修室・A
2023.11.24
栄養科が取り組みの一つである「旬のフルーツ」企画、10月と11月分のご紹介です。
10月は8月~10月が旬とされている甘くて美味しいシャインマスカットでした!栄養素を調べてみると、ポリフェノールが多く含まれており、体の老化や酸化を防ぐ!
アンチエイジング効果も高いため、肌の潤いを保ちたい方にはおすすめの栄養素のようですよ!
ビタミンB1を含んでいて、 疲労回復効果があるため、リハビリする人にはお薦めのフルーツですね。
メニュー:ハヤシカレーハヤシカレー、大根サラダ、コンソメスープ、シャインマスカット
いつも会話が少ない患者さんからも「シャインマスカット!美味しかったよ!」とスタッフに声をかけてくれたり、スタッフからも「いいなーー」という声があがっていた様です。
11月はおけさ柿が出ましたよ。
おけさ柿1個でレモン1個と同等のビタミンC、ポリフェノールは赤ワインの10倍!!昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われている所以のようですね。
メニュー:3色丼、冬瓜とカニの旨煮、なめたけ和え、おけさ柿
2F・広報担当
2023.11.16
2023年10月28〜30日、全国障害者スポーツ大会(通称、全スポ)が鹿児島で行われました。元々、2020年が鹿児島開催予定でしたがコロナで延期となり、今年、特別大会として開催されました。
全スポは公益財団法人日本パラスポーツ協会をはじめ、文部科学省や都道府県・指定都市が主催し、毎年、国民体育大会のあと、同じ開催地で行われています。初の鹿児島開催の今回は、14の正式競技と、3つのオープン競技が行われました。
- 個人競技
陸上競技(身・知) 水泳(身・知) アーチェリー(身)
卓球(身・知・精)※サウンドテーブルテニス(身)を含む
フライングディスク(身・知) ボッチャ(身) ボウリング(知)
- 団体競技
バスケットボール(知) 車いすバスケットボール(身) ソフトボール(知)
グランドソフトボール(身) バレーボール(身・知・精) サッカー(知)
フットソフトボール(知)
- オープン競技(3競技)
スポーツウエルネス吹矢(身)
電動車椅子サッカー(パワーチェアーフットボール)(身)
ふうせんバレーボール(身・知・精)
2019年から北海道選手団のサポートスタッフとして参加しており、主に陸上競技の選手サポートをしています。選手のサポートって具体的に何をしているの? とよく聞かれます。
競技前後の選手の不調を改善するようなコンディショニング(ストレッチ、マッサージ、テーピング、電気治療、鍼治療など)を選手テントや、ホテルに戻ってからも実施します。今大会中、僕1人で、のべ20人位の治療に携わらせていただきました。さらに今回は、電動車椅子の選手とホテルが同室だったので、食事やトイレの介助、入浴は1人で毎晩全介助、と、とても忙しく、且つ、スキルも要求されるなど、大変刺激的な日々を過ごし、貴重な経験になりました。
また、当院の外来を卒業して、「リクリエイト桑園」でもトレーニングをしていたSさんも札幌市選手団の陸上代表に選出され、当日は100mと200mに参加していました。2種目とも惜しくも4位でしたが、レース後は清々しい笑顔を見せてくれていました。
さて、今回の大会結果ですが、陸上は身体障害と知的障害を合わせて、金5個、銀10個、銅10個のメダルを獲得しました。全競技、金メダル総数で見ると、北海道は67選手団中22位、金銀銅のメダル総獲得数(金15、銀21、銅19、計55個)で見ると、12位と大健闘だったと思います。
当院外来やリクリエイト桑園では、パラ陸上や、障がい者フライングディスクなどのパラスポーツの参加支援も行なっています。入院中の患者さんでも、情報提供(日本パラリンピック委員会(JPC)推薦メディカルチェック協力医療機関)できますので、フロアスタッフに相談してください。
当院でリハビリをしていた人が、大会で活躍できたらとても素敵です。そんな先輩患者さんを見て、今、頑張っている患者さんのモチベーションにもなればと思います。
リハビリテーション部長・佐藤義文
2023.11.14
4月に入職した新人ナースの皆さんも早7ヶ月が経ちました。
当院の新人ナースは、これから、夜勤等の変則勤務を先輩方と一緒に経験していく時期で、一人立ちへの第一歩となります。
1人で夜勤等をしていくためには、まだまだ学ばなければいけない技術があり、「12誘導心電図の使い方」もその一つです。
今回は、臨床検査技師にもお手伝いしていただき、現場で実践できるよう演習を行いました。
これからも患者さんが安全安心に入院生活が送られるよう、あれやこれやと触れながら、実践のために一生懸命学ぶ新人ナースの皆さんでした。
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教育研修室・A
2023.11.02
10月26日-27日広島国際会議場にて、リハビリテーション・ケア合同研究大会があり、院長はじめ他9名が参加しました。演題発表や座長、学会準備のための視察などそれぞれが役割を持って臨みました。
練習の場として出発数日前に院内で事前発表会を開催し、仲間や先輩達に意見を頂き、より良い発表が出来たのではないでしょうか。
発表、座長は無事終わり、皆さんとても充実した2日間だったようです。
「広島どうでしたか?」
と、週明けに聞くと、帰りは悪天候等で飛行機がかなり遅延し、広島から新千歳までは乗継ぎ便ということもあり、「疲れたーー!」と皆さん言っておりました 笑
今回はいろんな意味で印象に残る広島出張となりましたが、また次の目標へ向けて一歩を踏み出せる良い機会となりましたね。
大会運営に携わった多くの方々に感謝申し上げます。
皆さんお疲れ様でした!!
広報担当・N