診療体制
当科の診療体制の特徴は、循環器疾患の診療内容の専門性に応じてカテーテルチーム、不整脈チーム、病棟チームに分かれていることです。
カテーテルチームは、急性冠症候群の緊急対応とPCIによる血行再建を中心に担当し、また虚血性心疾患に対する待機的PCI、末梢動脈疾患に対する血管内治療(EVT)、TAVI、MitraClipを初めとした構造的心疾患(SHD)に対するSHDインターベンションも行っています。
不整脈チームは、すべての不整脈診療を担当し、頻拍性不整脈に対するアブレーションや、徐脈性不整脈に対する体内式ペースメーカー植込みを初めとして、ICDやCRT-Dの植込みも担当しています。
また、病棟チームは、心不全や肺血栓塞栓症、大動脈解離などの血行動態の不安定な患者に対する全身管理を行いながら、初期研修医の指導と教育を担当しています。毎朝8時から循環器内科全体のカンファレンスを行い、全員が顔を合わせて、所属チーム以外の入院患者の情報をも共有して、治療方針の検討をみんなで行っています。すべての循環器疾患の患者さんに対して最善の治療が提供できるように、チームの枠を超えて互いに協力しながら診療にあたっています。