当科の特色
私達は、循環器領域において北海道は勿論、日本でもトップレベルの先進的医療を目指しています。
ドクターヘリがカバーする100km圏内を医療圏として、救命救急センターからの循環器救急の患者さんを多く受け入れ、地域医療支援病院としても多くの紹介患者を受けいれています。その結果、最近の冠動脈インターベンション（PCI）や末梢動脈血管内治療（EVT）の症例数は年々増加傾向にあります。
また、構造的心疾患に対するインターベンションに関しても積極的に取り組んでいます。北海道では唯一の成人心房中隔欠損症（ASD）に対する経皮的中隔閉鎖栓留置術の実施認定施設であります。
そして、循環器内科を中心に心臓血管外科や麻酔科、看護師、臨床工学技士、生理検査士、放射線技師などが集まってハートチームを結成し、北海道で最初の経カテーテル的大動脈弁留置術（TAVI）実施施設認定を取得して、TAVIを2014年6月から開始しました。これまで200例を超える症例にTAVIを施行して全症例独歩で自宅退院されています。更に2019年5月より僧帽弁閉鎖不全症に対するカテーテル治療（MitraClip）が開始となり、2020年4月からは出血リスクが高い心房細動例に対しWATCHMANデバイスによる左心耳閉鎖術も始まりました。
また、種々の頻拍性不整脈に対するカテーテルアブレーションやペースメーカー、ICD、CRT-Dなどの不整脈治療も積極的に行っています。
今後とも、種々の循環器疾患に煩っている患者さんに寄り添って、循環器疾患のあらゆる分野において最先端の医療を提供していくために日々切磋琢磨しています。