当科の理念・診療方針
乳腺・内分泌外科では、乳がん、甲状腺がんなど悪性腫瘍を中心に診断、治療、治療後の定期検査等を常に最良の方法で行うことができるよう取り組んでいます。
思い込みや独りよがりの治療ではなく、最新のガイドラインに則った標準治療をベースとしながらも、個々の患者さんの背景も考慮したオーダーメイドの医療を心がけています。
外科治療のみならず、総合内科、腫瘍内科、放射線治療科、整形外科、形成外科、耳鼻咽喉科、脳神経外科、リウマチ膠原病内科、呼吸器内科、消化器内科、腎臓内科、婦人科、麻酔科など、他科との連携のもとに総合的な治療を提供できるのも当院の特徴です。治療を受ける側に立ち、安心してすべての治療が受けられるよう取り組んでいます。
乳腺、甲状腺いずれも女性に多い疾患です。根治性が第一ですが、整容性も重要と考えています。乳がんにおいては、乳房温存手術や乳房全摘後の乳房再建、皮膚温存乳房切除術、乳頭温存乳房切除術、良性甲状腺疾患においては、内視鏡手術の導入など、整容性を考慮した手術も積極的に導入しています。
※低侵襲(ていしんしゅう) 手術などの医療行為では患者さんの体に負担をかける行為が避けられません。こうした行為とその程度を「侵襲」と呼び、現代の医療ではできるだけ侵襲の少ない医療、すなわち低侵襲性の医療が目指されています。