当科の理念・診療方針
当院が目指す「質の高い急性期総合医療および専門医療の提供」の一役を担うべく、
スタッフ一同、高い志を持って診療にあたっています。
1)24時間救急医療に対応しています
救命救急センターおよびドクターヘリ基地を有する当院では、脳神経外科分野の急性期医療として脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)、頭部外傷を中心に幅広い疾患に対応し、夜間・休日も当科の医師が院内に常駐して24時間、365日迅速に診療できる体制を構築しています。64列および320列高速CT、1.5テスラMRI、3D-DSAなどの画像診断装置も24時間稼働しており、タイムロスのない治療を心がけています。また、入院後は早期にリハビリテーションを開始し、患者さんの家庭・社会復帰を目指して総合的な治療およびケアを行っています。
2)高度な専門医療を提供します
高い専門性を要する医療として、大型脳動脈瘤に対するクリッピング術や閉塞性血管障害に対する各種血行再建術、様々な脳血管病変に対する脳血管内治療、脳腫瘍摘出術(頭蓋底腫瘍にも対応)や機能性疾患(三叉神経痛や顔面痙攣)に対する外科手術などを患者さんのQOLやニーズを考慮しながら行っています。神経学的後遺症発生を回避するために各種電気生理学的モニタリングやニューロナビゲーションシステムなどを駆使し、合併症のない治療を目指しています。また、DSA装置を備えたハイブリッド手術室では脳血管内手術と外科手術の複合を要する症例の治療も可能です。