当科の理念・診療方針
小児から高齢の方まで、より身近な診療科としての形成外科を目指しています。
形成外科は主に社会生活を営む上で不利となりえる形態異常を治療する科です。形態異常の原因は先天的要因、外傷、腫瘍切除による組織欠損や疾患による皮下組織の変化など様々です。身近な部分では誰もがきれいに治したいと考える顔のけが、やけど、擦り傷、あるいは皮膚腫瘍は当院では形成外科が主となって治療しています。
一方で複数科の合同手術による大規模な手術の際にマイクロサージャリーを活用して失われた組織を他部位の組織を利用して再建することも形成外科であり、小児の顔、手足、体幹の先天形態異常を治療することも形成外科の役割です。
このように形成外科が治療するのは身近な外傷から、稀な疾患まで多様であり、それらには形成外科のみではなく、関係する他の診療科との円滑な協力が必要な例が多くあります。
当科は総合医療センターという利を生かして、最新の知見に基づいた集学的な治療を展開しています。