当科の理念・診療方針 質の高い医療の提供 当科は2011年に北海道内ではじめて「ダビンチ」による前立腺がんのロボット支援手術を導入し症例の実績を積み重ねる一方で、ロボット支援手術プロクター認定医、泌尿器腹腔鏡手術技術認定医、がん治療認定医など、各領域のスペシャリストがスタッフに在籍しています。そして幅広い泌尿器科疾患全般に対応できるよう、常勤医は全員でカンファレンスを行い外来・入院患者さんの治療方針に対してチームとして統一した方針で診療にあたっています。なお当科は日本泌尿器科学会専門医教育施設に指定されています。 短い入院期間 当科では不必要な入院期間を極力省くべく外来で検査を済ませ、手術の前日入院を基本としております。当科の平均入院日数は、疾患にもよりますが平均5~7日間程度であり、これは全国的にも非常に短い部類に入ります。入院日数を短くすること、さらに入院中の検査や点滴、投薬は必要にして最小限とすることにより結局は患者さんの経済的ご負担も軽減できると考えています。 わかりやすい入院治療 病気についてわかりやすい十分な説明を常に心掛けることに加えて、当科では入院患者さんの70%以上にクリニカルパス(順調に経過した際の予定日程表)を当てはめて診療を行っております。入院時にこの予定表が配られますので、自分が順調に経過しているかどうか、あるいは病状や診療予定に変化が起きたかどうかを一目でご理解いただくことができます。このように様々な方法で目標とする質の高いスピーディーな医療を患者さんにご理解いただけるよう工夫しています。