当科の理念・診療方針
麻酔科の紹介
当科では毎年約6500症例の手術麻酔管理を行い、約1000症例の集中治療患者の診療にあたっています。これは全国の大学病院の平均症例数を上回っており、道内の病院でも平均症例数を大きく上回っております。(2022年度実績)
当院麻酔科では生後すぐの新生児から 100 数歳まであらゆる患者様の生命にかかわる手術中の全身管理に関わっています。手術の低侵襲化により周術期の安全性が高まった一方、これまで手術を行うことができなった患者様も手術を受けられる事が多くなってきています。どのような患者様も、手術前と同じ生活を手術後も過ごせるように、術前、術中、術後も考慮した周術期管理を目指しています。集中治療では高齢化社会を反映し高齢でありながらも様々な患者背景や臨床状態に応じた集学的管理が求められています。Advanced care planningに代表される患者意思、将来のADLを見据えた治療計画が求められています。 現在、我々が関わる手術室、集中治療室、緩和医療では、看護師、薬剤師、臨床工学士、理学療法士、放射線技師、栄養士、口腔外科、精神保健科など多職種にわたる連携を強化し各患者さん診療におけるさらなる安全性の向上と高いQOLを目指して日々活動しています。