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診療科・部門

放射線診断科

当科の理念・診療方針

理念

画像診断のプロとして。
各科の医師と積極的に意見交換

「放射線診断科って何やってるの?」「レントゲン写真とってるんでしょ?」、一般の方だけでなく、医療従事者からも時々投げかけられる、我々にとって悲しい質問です。それくらい放射線科の認知度は低いもので、まずは我々が何をやっているか知ってほしいと思います。
当科の仕事は大きく『画像診断』と『IVR(Interventional Radiology)』に分かれます。画像診断は、レントゲン写真やCT、MRIをとることとしばしば間違われますが(それは技師さんの仕事です)、技師さんがとってくれた写真をじっくり見て、病気の有無や種類を診断するものです。
もう一つの『IVR』は、これまで適切な和名がなかったこともあり、一般の方にはほとんど馴染みがないと思います。2014年に日本IVR学会で協議され「画像下治療」とすることが決定されましたが、これでもちょっとピンとこないかと思います。要は画像診断装置を用いてさまざまな治療や生検などを行うものであり、具体的には超音波画像やCTで観察しながら目的の部位に針を刺したり、血管造影の手技を用いて薬の注入や血管を閉塞させたりするものです。うまく使えば体にメスを入れることなく、手術に匹敵するような大きな効果をもたらすことが可能な、非常に魅力のある領域です。

『画像診断』も『IVR』他科の裏方的な仕事であることが多く、表舞台に立つことは少ないですが、高度な医療を行う上ではなくてはならない存在だと自負しています。
画像診断の複雑化、高度化に伴い各科の医師が、全ての画像診断に精通するのが困難な状況となってきている中で、われわれ放射線診断科は画像診断のプロとして、各科のニーズに応えるべく、画像診断の進め方、検査法に関し適切なアドバイスを提示し、また大量の検査結果を専門家の目でチェックし、「依頼した医師がどのような情報を必要としているのか?」「どうすれば患者さんの利益になるのか」を常に考えながら診療に役立つ情報を提供するよう努力しています。そのためには、画像だけではなく病気全体の知識と患者さんの様子を知る必要があり、各科の医師と積極的に意見交換を行うように努めています。
IVRも非常に進歩のスピードが速い領域であり、用いる機器、器具もどんどん新しいものが開発されています。そんな中、最先端のIVR技術を維持することは容易なことではありませんが、学会などに積極的に参加し、画像診断同様、国内最高水準の医療を提供できる事を目標にがんばっています。

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