診療システム
当院集中治療室は麻酔科担当医師が日勤帯を、当直医師(麻酔科、心臓血管外科)が夜間帯を担当し、主治医科などの各科の協力の下、24時間体制で患者さんの治療を行っています。小児患者に対しては小児科医が中心に診療にあたっています。これに50名の看護師が終日最低2:1の看護体制で患者さんの集中看護を行っており、途切れのない医療を担っています。
最近の重症疾患患者の治療には早期から多職種によるシステム化された治療が進んでいます。当院ICUでも専任の理学療法士の配置、臨床工学士の常駐となっており各々が患者さんの治療に貢献しています。また薬剤師、栄養士の積極的な診療への参加により多職種による系統だった治療目標を立案・実行のため多職種カンファレンス、多職種回診を試行しています。現在の集中治療の現場では、医療の発展の一方で様々な基礎疾患や社会背景をもつ患者自身、ご家族の意思を尊重し最も適した治療戦略を多職種それぞれの専門性を基に提供するよう努力しています。