臨床検査部とは
高精度の検査を実施し、結果を速やかにフィードバック。
一般的に「検査」と一言で表現されてしまうことの多い臨床検査部の仕事ですが、その内容は実に広範なものであることは皆さん、あまりご存知ないかも知れません。心電図や心臓・腹部エコーといった患者さんと直接触れ合う生理検査もあれば、細胞レベルを診る病理検査、血液や尿など全般的な検査を行う検体検査、細菌感染の有無を迅速検査する細菌検査と多様です。また、輸血用血液製剤の検査・管理、移植関連検査を行う輸血検査があります。このように、検査の範囲、対象ともさまざまな分野に広がっていますが、検査を行う目的は全て同じです。迅速で効果的な治療を行っていくために、現在の患者さんの状態を、一刻も早くデータ収集・報告するという非常に重要なものなのです。
当検査部は生理検査・病理検査・輸血検査・検体検査・細菌検査と5部門から成り、スタッフ総数58名(2021年4月現在)の臨床検査技師で実施しています。迅速かつ正確な検査体制を維持していくために、スタッフは積極的に学会・勉強会などで知識と技術の向上に努めています。また、医療の地域連携を推し進め、地域の医療水準の向上に貢献していくこと、それが患者さんにより多くの質の高い医療を提供することに繋がると確信しながら日々邁進しています。