免疫関連有害事象対策チーム~TKH-SHIPS~
免疫チェックポイント阻害薬(Immune checkpoint inhibitor:ICI)は、近年がん治療の主流となりつつある一方で、その副作用ともいえる免疫関連有害事象(immune -ralated Adverse Events :irAE)により重篤な状態に陥るケースも報告されています。irAEは多様な症状に加え、出現時期の予測も難しく、治療担当科のみで対応するのは難しいため、診療科の垣根を越えた多職種協働チームでのサポート体制が必要となります。
そこで、当院では、多職種スタッフによる対策チームとして『TKH-SHIPS』を結成し、院内で活動をしています。
『TKH-SHIPS』とは
Teine Keijinkai Hospital Shared Immunotherapy experience to Practice in a Supportive team の略称
院内でICIを使用する各診療科スタッフと、これによる治療を受ける患者さんの安心・安全な診療を支援する診療科・職種を越えた多職種協働チームのことです。
役割
ICI診療体制の質の維持を担い、irAE発現時(疑い含む)、各診療科スタッフの相談窓口となるほか、患者さんの状態をふまえた検査や治療の推奨および提案を行います。
関連ツール
◎免疫関連有害事象チェックシート(免疫関連有害事象を疑った場合に行う検査)
◎患者教育ツール:①薬剤師指導ツール
②免疫チェックポイント阻害薬による治療を受けられる方へ