今回は、食道手術の様子をお伝えします。
食道手術は年間128件行い、手術時間は、だいたい8時間位かかる大手術です。
手術室に関わるスタッフは執刀医、麻酔科医、外回り看護師、器械出し看護師で、総勢8~10名が手術対応しています。
外回り看護師は、術前に患者の情報収集を行い、術中の安全やスムーズな手術の準備をしていく役割があります。
食道の手術は手術中に、うつぶせ(腹臥位)になったり、仰向け(仰臥位)に戻したりと体位変換をして手術を行います。
そのため、手術室に入ると写真のような準備がされています。
これを見ただけで緊張が高まりますね。
その中で、外回りの看護師が、緊張しないような声かけを麻酔の介助を行っていきます。
器械出しの看護師は、手術で使う器械の準備や器械を医師に渡す役割があります。
しかし、ただ渡すだけではありません。
患者さんの術式を理解し、医師の会話やモニター画像から手術進行を予測して器械の準備や医師に渡していきます。
これが、非常に大事であり、手術が少しでも早く終わることにもつながります。
手術は医療チームでのコミュニケーションが重要であり、最終的には<手術がスムーズに進行>し<安全な手術>の提供につながります。
少しでも手術室の業務や手術室の看護師に興味をもってくれたら嬉しいです。