胆振東部地震における活動

救命救急センターの川村と千葉です。
胆振東部地震時の救命救急センターとDMATの活動について
お伝えしたいと思います。
今回の地震では札幌市内で6強を観測した地域もあり
DMAT待機基準(震度6弱以上の地震)になりました。
私達は出動要請があるまで、
物品準備やEMIS(広域災害医療情報システム)に
当院や手稲区近隣病院の被災状況の入力をしていました。
その後、厚生労働省から出動要請があり、
第一陣として千葉が9月6日から3日間出動しました。
活動内容は、札幌医科大学附属病院に設置された
災害対策本部での指揮・調整や、
人工呼吸器装着患者の災害拠点病院への転院搬送でした。
また、手稲区や石狩市の病院訪問を行い被災状況について
調査を行いました。

川村がJMATとして9月9日から11日まで鵡川・厚真に赴き、
病院支援活動を行いました。患者だけでなく、
病院関係者も被災して大変な中、少しでも力になれるよう
尽力させて頂きました。

最後に救命救急センターの活動についてです。
地震の当日より、当センターでは人工呼吸器装着患者や透析患者の
受け入れを行いました。
転院搬送を受け入れたICUやSCU、透析室、入院病棟や助勤に来た
スタッフなど皆が協力し使命を果たすことが出来ました。
今回の震災を通して学んだことを、災害への備えや院内教育などに
活かしたいと思っています。災害やDMATに興味がある方、
いつでもお声かけください。

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