当院での小児の手術は、全体の約1%ですが、年中手術があります。
特に夏休み、冬休みなどの長期休みに手術にくるこどもが多いです。
こどもが安心して手術を受けられるように・・・という願いをこめて
2020年7月より小児プレパレーションの活動をチームで行っています。
プリパレーションとは、準備、予習、心構えを意味する言葉であり、
小児医療のなかでは、「病気、入院、検査、処置などによる子どもの不安や恐怖を最小限にし、
子どもの対処能力を引き出すために、その子どもに適した方法で心の準備やケアを行い、環境を整えること」
を意味しています。
チームのメンバーは麻酔医、小児科医、小児科スタッフ、保育士、CLS、手術看護師で月に1回、
活動を振り返り、課題を共有しました。
そこで、重複して行っている説明などを整理し、情報共有ツールとして「多職種申し送りシート」を作成し、
今年度から、運用をしはじめています。
目標は「小児手術に強い手術室。こどもと家族が安心して手術が受けられる手術室」です。
これからも、みんなで協力しながら、こどもが安心して手術ができるように頑張っていきたいと思います。