消化器病センター A西6病棟です

みなさんこんにちは! 
消化器センター A西6病棟です!

消化器センターには、4つの病棟があります。

私たちの病棟では、消化器内科、外科の検査、治療を受ける方など、
さまざまな患者さんが入院しています。

4月に新たに3名の新人ナースが入職しました。
当センターでは、院内研修以外に、主な疾患と治療処置について
オリエンテーションを実施しています。

今回は、その風景をご紹介します!
オリエンテーションを実施しているのは、
A西6病棟の2年目の看護師…
つまり去年の新人ナースたちです!

この日のために、協力して資料を準備して、
先輩からもアドバイスをもらい、オリエンテーションに臨みました!
2年生たちは、うまく説明できるか心配、緊張する…等、
はじめての教える立場に不安もあったようですが、
無事にオリエンテーションすることができていました。

そして、その学びを活用し、日々、看護を行っています。

このように支え合いながら、
新人ナースと共にチームみんなで成長していきたいと思います。

臨床輸血看護師

こんにちは、ICU看護師の渡部です。
私は今年4月に日本輸血・細胞治療学会認定の
臨床輸血看護師なりました。
臨床輸血看護師はまだ新しい資格であり、
知らない方も多いと思いますので、
どのような資格なのかをお話したいと思います。

・臨床輸血看護師とは
 輸血は副作用や合併症を伴いやすい治療です。
輸血が安全に患者に行われる
ように、輸血に関する正しい知識と高い看護能力を修得するために
必要な研修を受講し試験により認定された看護師をいいます。

・資格を取得するには
対象は輸血を行なっている施設で3年以上の臨床経験を有し、
所属長の推薦が必要です。
資格取得までは
講習会の受講と筆記試験、施設研修を経て認定されます。
(講習会の受講は日本輸血・細胞治療学会の研修や支部会に
参加することで、受講資格を得ることができます。)

・活動内容
スタッフを対象に学習会を行い、輸血の必要性、合併症、
取り扱いなどについて知識提供を行なっています。
今後は輸血部とも連携し、研修の企画・実施も行う予定です。

資格取得から日が浅いため、多くの活動は出来ていませんが、
より安全な輸血看護を行うには
今後どのような取り組みが必要かを考えながら
活動していきたいと思います。

クリティカルケアトレーナーの育成

急性期病院の役割を担う当院において、
身体機能が極めて不安定な状態にある患者さんの
適切なモニタリングや観察、アセスメントを行うことは看護師の重要なスキルです。

当院のキャリアラダーⅡの実践評価として、
クリティカルケア知識テストと実技テストがあります。

実技テストのトレーナー役は主任が担っています。
主任会議の場を使って行っているトレーナー育成を、ご紹介します。

まずは、ブリーフィング(事前レクチャー)

現在トレーナーに認定されている主任さんたちが、迫真の演技で患者役を担い

学習者は、その中で患者さんの病態をアセスメントしていきます。

そして、デブリーフィング(終了後のまとめ、話し合い)
  

5月30日の主任会議には、インドのSAKURA World Hospitalの師長さんが来訪していたため
参加され「是非、戻ったら実践したい」と話されていました。

日本手術看護学会

みなさん、こんにちは。

今回は5月18日(土)に開催された
日本手術看護学会 北海道地区学会の報告をしたいと思います。

前年度の研究に引き続き、『認知症患者のへ術前訪問を行う上での看護師の困難感』
をテーマに発表してきました。

手術室看護師は、患者さんに安心・安全な手術をしていただけるように
全力でサポートしています。
認知症患者さんは、
『手術』という言葉だけで緊張して、
行動が落ち着かなくなることや拒否的な態度になってしまうことがあります。

手術室の環境を変えることは難しいですが、
手術室看護師の接し方やコミュニケーション方法の工夫をすること、
病棟看護師や認知症看護認定看護師と共に連携をして認知症患者さんに優しく、
安全な周術期看護を目指していきたいと思います。

<番外編>

今年から手術室経験2年目以下を対象にして、リフレクション研修を行っています。
写真はその様子になります。

今回の新人さんのテーマは「社会人になって実感したこと」です。

みんなの意見からは、体調管理や生活リズムが整うように意識している自分、
お給料をもらって働いているため1つ1つの時間を大切にしている自分、
麻薬などの薬剤を詰めるときなど、責任感をもって行動している自分など、
様々な場面を通じて社会人になったことを実感しているようでした。

このリフレクションには、プリセプターにも参加してもらいました。
プリセプターも新人さんの感じていることを知る機会となり、
今後のサポートする上でのヒントになったと思います。

今後、新人さんの教育的支援はもちろん!ですが、
プリセプターにも目を向けて、チームみんなで支援していきたいと思います。

手術室に6名の新人をむかえて

手術室では、院内で行われる技術研修の他に、
手術室オリエンテーション
麻酔看護シュミュレーション
器械出しオリエンテーション
外回り看護シュミュレーション
体位シュミュレーション
の5つの研修が行われます。
その中、今回は器械出しオリエンテーションの一部を
ご紹介したいと思います。
実際に器械に触れて安全に取り扱いやガーゼのカウント
などを学びます。

みんな、緊張した表情で器械と向き合っています。

手術室の空間に入るだけでも、緊張しますよね。
そんな中、鉗子での操作やガーゼカウント、針糸の受け渡しなどを
先輩が1つ1つ丁寧に教えています。


実は、この器械出しの技術を向上させてスムーズな
器械出しができることも、患者さんへの手術侵襲を
最小限にすることに繋がっていることをみなさんご存じですか?!

当院の手術室は、道内でも手術件数が多く、
対応しなければならない診療科も多いです。
そのため、新入職員だけでなく、手術室に配属になると覚えることも多くて、
はじめは戸惑うことだらけだと思います。

しかし、手術室の経験は、手術室でしか学べません。
そのため、この経験は看護師人生の中で非常に貴重なものになると思います。

このように、新入職員のみんなが思ってもらえるように
手術室スタッフのみんなで、
支え合いながら 新人の成長を見守っていきたいと思います。
一緒にがんばっていきましょう!

新入職員研修

みなさん、こんにちは。
“平成”最後の新入職員について報告します~。
今年の入社式は、4月1日にロイトンで行われました。

翌日から、新入職員の合同研修がはじまり、
5日、それぞれの部署へ配属となりました。
4月8日から5月までは、患者さんに看護を行うための
看護技術の集合研修が行われています。


具体的には、注射や採血、点滴をする際の機械の使い方などなど・・・
新入職員みんなで座学&実技で学びます。

最初はみんな緊張してますが、
サポートの先輩がアドバイスしてくれるので安心!

今年からは、注射技術に関しては研修医1年目の先生方も参加しました。

「上手くいった~」、「失敗した~」「次はこうしてみよう」など
会場からはたくさんの声が聞こえてきます。


集合研修で学べる時間はごくわずかですが、
それぞれの部署でも先輩達が自信が持てるまでしっかりサポートしますので
安心してください!みんなでがんばろう!
                         看護部 教育委員会

地域療養支援

「地域療養支援って?」
当院では退院支援を‘地域療養支援‘と呼んでいます。
支援の必要な患者さんとご家族に対してチームでサポートすること、
これは急性期病院の大切な役割の一つです。
入院中や外来通院中の患者さんだけではなく、地域住民の方々への支援も
考えていきます!
そして、院内のチームだけではなく、地域の関係者ともチームを組んで支援
をしたいと考えています!
そこで、より地域向きの看護ができるよう‘地域療養支援‘としました♪
地域の方々を対象とした研修も行っています。
2月に行われた研修のテーマは
『その方の価値観を理解して希望に沿った意思決定支援ができる!』です。

地域の相談支援専門員の大久保薫氏をファシリテーターとしてお招きし
「この方はどんな生活をされていたの?」
「これからどんな生活を希望されているの?」
と患者さんの人となりを深く理解し、その方の幸せを地域の皆さんと共に
みんなで考えます。


支援をさせて頂くのはもちろん受け持ちナースが中心です。
そして、院内外の多職種チームでの協働も考えます。
ご本人の望まれる生活に近づける支援ができること
そして、地域スタッフも含めてみんなで支える形ができれば!
と、日々努めています。

地域療養支援ナース 御家瀬

A東5病棟 眼科、血液内科、腫瘍内科 です

みなさんこんにちは! A東5病棟のSです!

A東5病棟は・・・
眼科、血液内科、腫瘍内科の3科からなる混合病棟です。
手術をする方やがん治療をする方などさまざまな患者さんが入院しています。

カンファレンス風景です。

チームで情報共有を行い、患者さんに必要なケアを話し合い、
協力して看護を行っています。

最近の取り組み:BLS(1次救命処置)研修

A東5病棟は、患者の急変が起きることが比較的少ない病棟です。
だからこそ、いざという時の急変対応が行えるよう研修を企画し実施しました。
 

これは2月に行った研修時の様子です。
急変時の初期対応について、実技練習を通して学びました。

参加者からは・・・
・急変時に活かせる内容で有意義だった。
・忘れないように繰り返し行ってほしい。
などの意見がありました。

今後もメンバー全員が確かな技術として身につけられるよう、
定期的な研修を実施していきたいと考えています。

学会に参加してきました!

患者サポートセンターの小鷹です。
2月23~24日に福岡県で行われた第33回がん看護学会学術集会に参加してきました。全国各地から4700名以上の方が参加され、当院では看護部長をはじめとして総勢11名で参加しました。今回のメインテーマは“その人らしさを支えるがん看護~知と技の伝承から創造へ~”でした。昨今、がん医療はめまぐるしく変化し、高度な医療、多様化する現状があります。これからのがん看護に求められていることを考え、その人らしさを大切に看護するために必要なエッセンスを学んできました。

当院からは、外来化学療法室の源まどかさん(がん化学療法認定看護師)、金子佳奈さんの二名がポスターセッションで発表されました。お二人とも、参加者の方々と活発な討議をされていました。
源さんは『外来でがん薬物療法を受ける高齢がん患者の実態』という演題で、外来でがん薬物療法を受けている高齢者の治療目的と身体状況の実態について発表されました。

金子さんは『外来化学療法を継続しながら他者にがん体験を語る活動をしているがん患者の活動継続の意味』という演題で、事例研究を発表されました。

学会で学びを深めた後は、夜の中洲で水炊きを味わいました。明太子やとり天などもあり、福岡名物でおなかいっぱいになりました。ここに写っているメンバーは、それぞれ部署や立場も異なりますが、垣根を越えてがん看護を熱く語りながら、笑いの絶えない博多の夜を過ごしました。

学会での学びを日々の看護に活かしながら、次は学会で研究発表をしようと心に誓い、寒い札幌へ帰ってきました。当院では専門看護師が中心となり看護研究に取り組む方へ支援をしています。ご興味のある方は、いつでもお声かけください。

「想像&創造できる看護師をめざして」

こんにちは! 泌尿器・腎センタ-F2病棟です。

泌尿器・腎領域は治療が多岐にわたる為、
急性期から慢性期、周術期から終末期のケアまで非常に学びの多い病棟です。
覚えることがいっぱいで大変な部分もありますが、
今年の1年生もすくすくと成長しています。


今年の新入職員3人衆も頑張っています!!

泌尿器科は治療後も在宅で医療管理を必要とする場合が多く、
患者さんのセルフケア能力をアセスメントし家での生活を想像しながら
「どうやったらできるか」を考え工夫し実践しています。
こちらは尿路ストーマケアの学習会の場面です。
講師はストーマケアリハビリテーション研修を
受講したスタッフが行います。

実際の患者さんの事例をもとに腹壁のアセスメントや装具選択など、
皆で装具に触れて考えながら楽しく学習しています。

 

学習会はプログラム化され、初級~中級編まで
経験年数に応じて実施しています。
腎臓内科はCKD(慢性腎臓病)プロジェクトチームを立ち上げ
個別的な患者教育の実践を模索中です。
腎臓病は症状がないまま少しずつ進行していき、
やがて腎代替療法が必要となることが多いです。
実際に透析療法が必要となると、
その治療の選択や受け入れに困難をきたす患者さんもいます。
先日、事例をもとに臨床倫理学習会を開催しました。

講師は現在大学院で勉強中のI看護師です。
2つのグループに分かれて臨床倫理の4分割シートを活用してディスカッション 

  

2年目のスタッフからベテランまで色々な意見が出され、
非常に盛り上がりをみせていました。

最後は全体で意見交換を行い、

4分割表での情報整理のポイントや、
この患者さんにとってのケアの妥当性についてふり返りました。
学習会後は、
「倫理シートは情報を整理するのに効果的だと思った」
「カンファレンスでもっと活用できそう」
「皆で事例をふり返ったことが楽しく、学びになった」
など前向きな意見が聞かれ、
Aさんとの貴重な出会いが看護を見つめ直す機会になりました。
これからも患者さんの生活を想像し、
ケアを創造(創意工夫)できる看護師を皆で目指していきたいと思います。

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