地域療養支援

「地域療養支援って?」
当院では退院支援を‘地域療養支援‘と呼んでいます。
支援の必要な患者さんとご家族に対してチームでサポートすること、
これは急性期病院の大切な役割の一つです。
入院中や外来通院中の患者さんだけではなく、地域住民の方々への支援も
考えていきます!
そして、院内のチームだけではなく、地域の関係者ともチームを組んで支援
をしたいと考えています!
そこで、より地域向きの看護ができるよう‘地域療養支援‘としました♪
地域の方々を対象とした研修も行っています。
2月に行われた研修のテーマは
『その方の価値観を理解して希望に沿った意思決定支援ができる!』です。

地域の相談支援専門員の大久保薫氏をファシリテーターとしてお招きし
「この方はどんな生活をされていたの?」
「これからどんな生活を希望されているの?」
と患者さんの人となりを深く理解し、その方の幸せを地域の皆さんと共に
みんなで考えます。


支援をさせて頂くのはもちろん受け持ちナースが中心です。
そして、院内外の多職種チームでの協働も考えます。
ご本人の望まれる生活に近づける支援ができること
そして、地域スタッフも含めてみんなで支える形ができれば!
と、日々努めています。

地域療養支援ナース 御家瀬

A東5病棟 眼科、血液内科、腫瘍内科 です

みなさんこんにちは! A東5病棟のSです!

A東5病棟は・・・
眼科、血液内科、腫瘍内科の3科からなる混合病棟です。
手術をする方やがん治療をする方などさまざまな患者さんが入院しています。

カンファレンス風景です。

チームで情報共有を行い、患者さんに必要なケアを話し合い、
協力して看護を行っています。

最近の取り組み:BLS(1次救命処置)研修

A東5病棟は、患者の急変が起きることが比較的少ない病棟です。
だからこそ、いざという時の急変対応が行えるよう研修を企画し実施しました。
 

これは2月に行った研修時の様子です。
急変時の初期対応について、実技練習を通して学びました。

参加者からは・・・
・急変時に活かせる内容で有意義だった。
・忘れないように繰り返し行ってほしい。
などの意見がありました。

今後もメンバー全員が確かな技術として身につけられるよう、
定期的な研修を実施していきたいと考えています。

学会に参加してきました!

患者サポートセンターの小鷹です。
2月23~24日に福岡県で行われた第33回がん看護学会学術集会に参加してきました。全国各地から4700名以上の方が参加され、当院では看護部長をはじめとして総勢11名で参加しました。今回のメインテーマは“その人らしさを支えるがん看護~知と技の伝承から創造へ~”でした。昨今、がん医療はめまぐるしく変化し、高度な医療、多様化する現状があります。これからのがん看護に求められていることを考え、その人らしさを大切に看護するために必要なエッセンスを学んできました。

当院からは、外来化学療法室の源まどかさん(がん化学療法認定看護師)、金子佳奈さんの二名がポスターセッションで発表されました。お二人とも、参加者の方々と活発な討議をされていました。
源さんは『外来でがん薬物療法を受ける高齢がん患者の実態』という演題で、外来でがん薬物療法を受けている高齢者の治療目的と身体状況の実態について発表されました。

金子さんは『外来化学療法を継続しながら他者にがん体験を語る活動をしているがん患者の活動継続の意味』という演題で、事例研究を発表されました。

学会で学びを深めた後は、夜の中洲で水炊きを味わいました。明太子やとり天などもあり、福岡名物でおなかいっぱいになりました。ここに写っているメンバーは、それぞれ部署や立場も異なりますが、垣根を越えてがん看護を熱く語りながら、笑いの絶えない博多の夜を過ごしました。

学会での学びを日々の看護に活かしながら、次は学会で研究発表をしようと心に誓い、寒い札幌へ帰ってきました。当院では専門看護師が中心となり看護研究に取り組む方へ支援をしています。ご興味のある方は、いつでもお声かけください。

「想像&創造できる看護師をめざして」

こんにちは! 泌尿器・腎センタ-F2病棟です。

泌尿器・腎領域は治療が多岐にわたる為、
急性期から慢性期、周術期から終末期のケアまで非常に学びの多い病棟です。
覚えることがいっぱいで大変な部分もありますが、
今年の1年生もすくすくと成長しています。


今年の新入職員3人衆も頑張っています!!

泌尿器科は治療後も在宅で医療管理を必要とする場合が多く、
患者さんのセルフケア能力をアセスメントし家での生活を想像しながら
「どうやったらできるか」を考え工夫し実践しています。
こちらは尿路ストーマケアの学習会の場面です。
講師はストーマケアリハビリテーション研修を
受講したスタッフが行います。

実際の患者さんの事例をもとに腹壁のアセスメントや装具選択など、
皆で装具に触れて考えながら楽しく学習しています。

 

学習会はプログラム化され、初級~中級編まで
経験年数に応じて実施しています。
腎臓内科はCKD(慢性腎臓病)プロジェクトチームを立ち上げ
個別的な患者教育の実践を模索中です。
腎臓病は症状がないまま少しずつ進行していき、
やがて腎代替療法が必要となることが多いです。
実際に透析療法が必要となると、
その治療の選択や受け入れに困難をきたす患者さんもいます。
先日、事例をもとに臨床倫理学習会を開催しました。

講師は現在大学院で勉強中のI看護師です。
2つのグループに分かれて臨床倫理の4分割シートを活用してディスカッション 

  

2年目のスタッフからベテランまで色々な意見が出され、
非常に盛り上がりをみせていました。

最後は全体で意見交換を行い、

4分割表での情報整理のポイントや、
この患者さんにとってのケアの妥当性についてふり返りました。
学習会後は、
「倫理シートは情報を整理するのに効果的だと思った」
「カンファレンスでもっと活用できそう」
「皆で事例をふり返ったことが楽しく、学びになった」
など前向きな意見が聞かれ、
Aさんとの貴重な出会いが看護を見つめ直す機会になりました。
これからも患者さんの生活を想像し、
ケアを創造(創意工夫)できる看護師を皆で目指していきたいと思います。

2018年度内部監査 改善活動表彰

2019年1月4日 仕事はじめにて、2018年度改善活動の表彰式が行われました!
この活動は、品質管理委員会の取り組みとして、2018年度よりはじめられました。

1年に1回行われる内部監査で、院内全部署の各部署の”良い取り組み“を確認し、
採点しました。

最優秀賞はICU(業務改善)

優秀部署として
F7病棟(人材育成・教育)、SCU(各職域での専門性の向上)、経営管理部(経理課業務効率化)が表彰されました!

各部署、賞状(グリーンカード)と記念品を院長先生から受け取りににっこりです!

☆小児センター☆クリスマス会☆

☆小児センター クリスマス会☆

こんにちは!小児センターです。
12月21日(金)入院中のこども達と家族、
スタッフみんなでクリスマス会を行いました。

ホスピタルクラウンののりちゃんとあっつーが
クラウンショーを見せてくれました。
ホスピタルクラウンは、毎月2回入院中のこどもと家族に
パフォーマンスをし、笑顔を届ける活動をしています。

皿回しの得意なのりちゃんが、皿回しを披露してくれました。
そして、みんなで皿回しに挑戦。
なかなか難しいので、お母さんから順番に皿回しのこつを
教えてもらいました。となりで子ども達も真剣なまなざしです。

スタッフからはハンドベルと踊りのプレゼント。
看護師、CLS、保育士が、
ハンドベルでクリスマスメドレー、
アメージンググレイスを演奏しました。

ボランティア団体のサンタファンのサンタさんは、
みんながプレイルームで遊べるように
おもちゃをたくさんプレゼントしてくれました。

クリスマス会の後は医師と看護師が
サンタやトナカイに扮し、
お部屋にクリスマスプレゼントを届けてくれました。


笑顔でいっぱいの会となりました。

胆振東部地震における活動

救命救急センターの川村と千葉です。
胆振東部地震時の救命救急センターとDMATの活動について
お伝えしたいと思います。
今回の地震では札幌市内で6強を観測した地域もあり
DMAT待機基準(震度6弱以上の地震)になりました。
私達は出動要請があるまで、
物品準備やEMIS(広域災害医療情報システム)に
当院や手稲区近隣病院の被災状況の入力をしていました。
その後、厚生労働省から出動要請があり、
第一陣として千葉が9月6日から3日間出動しました。
活動内容は、札幌医科大学附属病院に設置された
災害対策本部での指揮・調整や、
人工呼吸器装着患者の災害拠点病院への転院搬送でした。
また、手稲区や石狩市の病院訪問を行い被災状況について
調査を行いました。

川村がJMATとして9月9日から11日まで鵡川・厚真に赴き、
病院支援活動を行いました。患者だけでなく、
病院関係者も被災して大変な中、少しでも力になれるよう
尽力させて頂きました。

最後に救命救急センターの活動についてです。
地震の当日より、当センターでは人工呼吸器装着患者や透析患者の
受け入れを行いました。
転院搬送を受け入れたICUやSCU、透析室、入院病棟や助勤に来た
スタッフなど皆が協力し使命を果たすことが出来ました。
今回の震災を通して学んだことを、災害への備えや院内教育などに
活かしたいと思っています。災害やDMATに興味がある方、
いつでもお声かけください。

クリニック呼吸器内科外来ナースです

慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者さんを対象に
札幌呼吸フライングディスク練習会を開催しました!
フライングディスクは「フリスビー」の愛称で親しまれております。
呼吸が苦しい人や在宅酸素療法を行っている人でも、
自分のペースでゆっくり投げる事ができ、楽しむことができる運動です。

他院の医師・看護師・理学療法士・酸素業者さんがスタッフとして
参加し、患者さんと一緒に楽しみました。
外来受診の時とは違う患者さんの様子を見ることができました。

患者さん同士、また医療者との会話もはずみ、良い交流の機会にもなりました。

また今回は、9月6日に起きた胆振東部地震を振り返り、
停電や災害時の対応について意見交換をする時間も設けました。
皆さん困ったことや感じたこと等を話されていました。

患者さんと震災時の状況を共有する貴重な時間をもてたことと、
外来看護師として地震時に「何をすれば良いのか考えてなければ」
と強く思いました。
来年度も実施する予定です。興味のある方は是非参加して下さい。

消化器病センター消化器内科、A西6病棟です

こんにちは。
もう、今年も、あと1ヶ月を迎え、外は雪景色になってきました。

消化器内科病棟は、消化器疾患を抱えた患者さんの診断から治療まで
多くの患者さんが入院している病棟です。

今回は、11月2日~11月3日までJDDWという日本消化器関連学会機構に参加し、
発表してきましたので、その様子をご紹介します。

JDDWは神戸で開催され、全国各地から2万人ほど集まるという規模の大きな学会です。

写真撮影は禁止だったので、発表の様子は撮れませんでしたが…
医師、看護師、そして病棟専従の理学療法士さんとともに参加しました。
学会では、ディスカッションの時間も多く、新しい知見が得られるので、
とても有意義な時間を過ごしてきました。

さて、神戸のご当地グルメ神戸牛です!
発表のあとは、消化器病センター長と神戸牛を食べました。

美味しくいただきました。
学会の準備は大変ですが、違う土地で新しいことを体験する、
新しい知見を得る、様々な病院、職種の取り組みを知る、
これからも、
そこから得られたことを、ひとつひとつ丁寧に、
患者さん、ご家族へ看護の力で還元できればと思います。

B6病棟(総合内科・感染症科)です

今日は、B6病棟の日頃の様子をお伝えします。

総合内科は、急な発症で緊急入院になる患者さんが多い病棟です。
患者さんやご家族が、安心して治療を受けられるように、
日頃から多職種と協力してチーム医療を行っています。

「退院後も元のように生活できるだろうか…」と不安に思う方も
多くいるため、社会サービスや療養先の検討など・・
退院支援に力を入れています。

 

多職種カンファレンスの様子

日頃から医師やリハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカーと
密に連絡を取り合っており、
「患者さんのご意向」や
「もとの生活までが送れるようになるまでどれくらいかかるのか」
「日常生活に取り入れられる活動はあるか」
「ご家族がどんなことを気にかけているか」
などの情報をタイムリーに共有し、お互いに声をかけ合っています。

患者さんご家族が、どのように生活したいと思っているのか、
急性期治療後も、
その思いを地域に繋げられるよう、
スタッフ全員で患者さんを支援しています。

 

様々な分野を経験したスタッフが集まっているので、
それぞれの得意分野を教え合って仕事に励んでいます!

  

4月から入職となった1年生2人も頑張って日々、
患者さんと向き合っています。

 
 

これからも患者さんのためにみんなで力を合わせて頑張ります!

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